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メニューブックは、お店の売上に大きく影響を与えます。 作り方次第で、売上に良くも悪くも響いてくるのです。 ご自分で作る場合、プロに依頼する場合、どちらにもメリットとデメリットがあります。
ご自分で作成をお考えの方のために、ご自分でのメニューブック作成する際のメニューブックの選び方からメニュー構成、紙面の作り方、撮影時のポイントや注意点などをまとました。 お客様のメニューブック作りの参考になれば幸いです。
メニューブックは単なる「お品書き」ではなく、注文数を左右する重要な販促ツールです。メニューブックの魅せ方次第で、お客様の客単価を上げることが十分可能です。
コンセプト作りは、5W2Hに沿って考えるのが基本です。 「なにを・だれに・どこで・いつ・いくらで・どのように・だれと・なぜ」提供するかで考えていきます。
メニューはお店の看板です。店のコンセプトに沿った商品を選ぶのが基本です。 テーブルや壁の色など、内装に合わせたもの選びぶと、店の雰囲気をしません。 色味だけではなく、材質・表面の加工などもお店の印象を左右します。
テーブルの大きさやホールでのオペレーションによって最適なメニューブックのサイズは異なりますが、食事主体の店では大きなサイズ、雰囲気重視の店では小さなサイズが一般的です。 開いた時のサイズでA3~A2位のサイズが扱いやすく、おすすめです。
メニューブックに掲載する商品が多い場合は、1ページに文字や写真を詰め込みすぎずページ数を増やすようにしましょう。 ただし、12ページ程度に収めるのがポイントです。 収まらない場合は、ドリンクメニューなどを差込メニューにして対応すると良いでしょう。
お店の大きさやオペレーション、メニューブックの加工方法により用意する部数は違ってきます。例えば、ラミネート仕上げのメニューで常時テーブルにおいて置く場合は、テーブル数×2部+予備2割を目安にすると良いでしょう。
メニューブックはお店の「顔」です。いつも清潔な状態を保つことが大切です。 水拭きできる、濡れても大丈夫な素材のメニューブックを選ぶのもおすすめです。 印刷した中紙和紙を定期的に取り替えたり、汚れた場合に取り替えたりということを見越してあらかじめ多めに印刷しておくのがおすすめです。 毎日1回はメニューブックを拭くなど、清潔な状態を心がけましょう。
カフェ業態 一枚タイプがおすすめです。コストを抑えて制作できることが魅力です。 表裏の2ページのみのためメニュー数はあまり多くは掲載できません。 ラーメン店、定食店、ファーストフード店 折りたたみタイプがおすすめです。一枚ものタイプより掲載できるメニュー数は増えますが、コストが少しあがります。 二つ折り、三つ折り、観音折りなどの種類があります。 レストラン、居酒屋、和食店、焼肉店 見開きのブックタイプがおすすめです。メニュー数に応じてページ数を選ぶことができるので、たくさんのメニューを掲載することができます。 差し替えができる綴じ方を選択しておくとメニュー変更にも楽に対応できます。
メニュー数
価格設定
メニュー見直しの必要性
メニュー見直しの方法
ファミリーレストランでは約60品目、居酒屋チェーンでは約100品目のメニューがあると言われています。 個人・中小企業が経営するカフェや居酒屋で扱うフードメニュー数は、30~50品が一般的です。 また、一般的に一人が対応できるフードメニューは40品目と言われています。 魅力的なコンセプトを薄めることがないよう、むやみにメニュー数を増やすことは避けましょう。 メニュー数を絞ることで、仕込みの手間・廃棄ロス量も抑えやすくなります。
メニュー構成を考えるにあたり、①店全体のメニュー数、②カテゴリーごとのメニュー数の2点を考慮しバランスを調整してください。
「業態」の相場 ご自身のお店の業態と立地・雰囲気・サービスなどが近い同業態の飲食店の相場を調査しましょう。
「周辺エリア」の相場 出店エリアでの周辺店舗やライバル店となりそうなお店のの数と質、量、サービス、価格帯、入店状況などをチェックしましょう。 その上で、地域に受け入れられる価格を考える必要があります。
メニュー価格を決定する際は、単品価格と併せて、総額の客単価も検討する必要があります。 トータルの客単価を考慮せず、メニュー単品の価格を決めていくだけでは、トータルの客単価がコンセプトから大きく外れてしまうこともあります。トータルの客単価が原価率30%になるように設定するのが理想的です。 メニュー価格は「目玉商品」「利益がでやすい商品」の両面から考えます。 お客様に喜んでもらえる原価率の高いメニューと、利益を生み出す原価率の低いメニュー、この両方の商品を組み合わせ、適切な原価率をはじき出しましょう。
商品価格がバラバラな場合、お客様は選ぶのに悩んで時間がかかってしまいます。悩むほどに注文点数は下がる傾向にあるといわれています。 『シンプルにわかりやすく』を念頭に、価格をそろえたり、下2ケタを統一したりと見やすくわかりやすい価格設定を心がけましょう。 ※端数価格効果の利用 端数価格効果とは消費者心理に基づいた価格設定で、末尾を「8」に揃えるテクニックです。 90円と88円、1000円と980円など末尾を「8」にすると、価格差以上に安いイメージを持ってもらう心理的効果があります。
一般的に飲食店では売上の60%はたった20%のお得意様、常連客でつくられています。この20%のお客にいかに継続して来店していただくかが売上の維持、成長のカギとなります。 料理がおいしくても、接客が気に入っていても、何回来店してもメニューが同じままではどうしても「飽き」が来てしまいます。そのため定期的なメニュー変更は必須なのです。 定期的に新しいメニューを投入することは、お店への飽きを防ぎ、『新しいメニューも試してみよう』と客単価アップや新たなお客様の来店動機にづけとなるのです。
多すぎるメニュー数は、調理の効率性を低下、労力の負担増により、お客に提供するスピードが落ちてしまうことになります。それは、お客の満足度を低下させてしまう原因となってしまいます。 そのため、新しいメニューを入れれば、当然お店の貢献度の低いメニューはやめる必要があります。 注文数の少ないメニューのをやめることは、食材ロスを減らし、原価率の悪化を防ぐことにもなります。
大手の飲食チェーン店では、年に4回は、定番メニューも含めてメニューの見直し、入れ替えを行っています。 グランドメニューが1年に1回、差し込みメニューは3カ月に1回を目安に見直すことを推奨いたします。 オープンから半年ほど経つと、注文されるメニューの傾向が掴めるようになります。
飲食店メニューの3つのカテゴリーの特性を理解したうえで、見直し方法を考えることです。
メニューの見直しにはよく使われるABC分析 ABC分析とは、在庫商品の金額、売上などの指標の中から重視する評価軸を決めて分類し、管理する方法です。 複数ある商品に対して重要度・優先度を決めることで効果的に管理できます。
ABC分析とは
ABC分析の注意点
カテゴリー別
ABC分析とは、売上の貢献度合いによってランク分けを行う分析手法です。複数ある商品に対して重要度・優先度を決めることで効果的に管理できます。
基本的な考え方としては
粗利率や注文数、調理の手間も基準にして判断する。 また売上下位であっても、既存客のリピート率が高いメニューは大事にして、改善を図ってください。 瞬間的に人気の出たメニューも数量だけでなく、リピート率を意識しておきましょう。 飲食店で長く成功するために、お客にとって常に魅力と訴求力のあるメニューに磨き上げていきましょう。 ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
メニューを入れ替える場合、売上の影響力が低いメニューで考えていきますが、『粗利率』もあわせて考えるべきです。 売上が低くても、原価が低く粗利が良いメニューは、売上は多いが原価が高いメニューより、総計で見るとお店への利益に貢献している場合もあります。 そのため、売上と粗利の両面から考えることが重要です。
注文数が多いメニューは、それだけそのメニューのファンがいるということです。 売上貢献が低くても、入れ替え対象から外すのが無難といえます。
手間がかかるメニューは、多くの人件費が発生しています。 同じような売上貢献度であった場合、手間がかかるメニューかどうかで判断することも方法の一つです。
全体としては注文数が少ないものの、既存客のリピート率が高いメニューは、既存客だけで見た場合に高い注文率があるメニューは入れ替えの対象にはしません。失くしてしまうと、既存客喪失の原因となってしまいます。
新しいメニューのなかには、爆発的に売れるものも出てきます。 中でも、テレビや雑誌で取り上げられた商品や流行の商品は、特定の期間だけ売上が急増します。 しかし売れているからといって、すぐにメニュー表の露出を増やし、強く打ち出すことは避けましょう。 メニューに強いインパクトがあり、注文したものの、リピートにはつながっていない可能性があるからです。 リピートにつながらない、もしくはリピートが減ってきたメニューには、なんらかの問題がありますのでよく考察するようにしてください。
まずは、人気のメニューはどんな特徴があるのか、何が支持されていたのかを再度分析し、その上で打ち出し方を見直していきましょう。
看板メニューは、そのお店の『顔』であり、お店のコンセプトにも直結しているため、変えることは既存客の失客にもつながりかねません。 看板メニューの場合は、オプションメニューを見直したり、細かい調整をする、など慎重に行ってください。
定番メニューとは、お店がターゲットとする客層とそのニーズにマッチしたメニューのことを指します。 定番メニューの入れ替え対象は、ABC分析等を通してお店への貢献度の低いものが対象となっていきます。 また新しく入れる定番メニューは市場の変化を取り入れること、お店のコンセプトからブレないことを意識しましょう。
これらの「旬なもの」を使った季節メニューや日替わり・週替わりメニューは、「新鮮さ」というお店の魅力となり、お客様を飽きさせません。 旬なものを利用した期間限定メニューは、『今しか食べられない』という訴求力があります。 また、その期間が限定的なためリスクも少ないですので、多少の冒険をしながら定番メニューの導入前テストをしていくこともできます。
上記の点をふまえながら、新商品、セットメニューの考案、プラスワンメニューの開発・入れ替えを定期的に行っていきましょう。
横幅
奥行
高さ
メニューブックのページ構成・レイアウトの仕方次第でお客様からの注文内容は変わっていきます。 お客様にわかりやすいページ構成を意識しましょう。 下記に記したページ構成の考え方、レイアウトのポイントをご参照ください。
ページ構成
レイアウト
カテゴリーの分け方は3つあります。お客様の動向を考え、自店に合ったものを選びましょう。
カテゴリーの分け方が決まったら、考案したメニューをカテゴリーごとに振り分けます。 全体の数からカテゴリーごとにメニュー数をチェックすることで、メニューの偏りが分かりますので、メニュー構成の調整を行いましょう。
メニューに、ただ料理を並べるだけでは売上アップにつながりません。 売上アップには色々な工夫が必要ですが、その中でも、レイアウトは非常に重要です。 こだわったレイアウトを心がけましょう。
人の視線は 横書きの場合は「Z」のように 「左上→右上→左下→右下」 縦書きの場合は「N」のように 「右上→右下→左上→左下」 の順番に目に入ります。そのため、売りたいメニューは始点に配置すると効果が上がります。 (横書きの場合は「左上」、縦書きの場合は「右上」) その際は、大きく目立たせることがポイントです。
1で説明した視線の動きの法則を活用しましょう。 売りたい商品は「始点」に、メリットの少ないメニューは「終点」にレイアウトの大きさも小さくするなど、わざと目立たないように配置するなどし、注文をコントロールすることができます。
写真入りのメニューは、文字を読むよりも負担が少なく、目から味のイメージがしやすいため、お客様がオーダーを決めるのが早くなります。 お客様が注文を早く決められることで、客席の回転率をあげることができます。 また、他のメニューも食べてみたいと思ってもらえれば、再来店にもつながります。 写真は多く大きくが基本で、特に注文して頂きたいメニューには必ず掲載しましょう。
パソコンで制作をする方も、手書きで制作する方も、基本的には下記ポイントを盛り込みましょう。
看板メニューや期間限定メニューには、メニューボードの利用も効果的です。
作成手段
メニュー名
キャッチフレーズ
ひとこと説明
写真
メリット 手書きで制作するメリットは、温かみが表現できることです。同じ言葉を書いても、プリントアウトされた文字よりも手書きのほうが圧倒的に気持ちが伝わります。 メニューの写真は、別に印刷して切り貼りするか、手書きイラストで表現するといいでしょう。
デメリット 手書きチラシのデメリットは読みにくくなりやすいことです。 作成に時間がかかることもデメリットです。 手書きする際には、長文を使わないことがポイントとなります。
日頃から練習したり、セミナーに参加したりと、研究を重ねることが重要となります。
メリット メリットは、「ちゃんとしている感」が出せることと、一度作ると転用が簡単なことです。 活字の印刷になるので、文字も読みやすいですし写真も印刷できます。 次回ちょっとメニューが変わった際にも修正しての印刷が簡単です。
デメリット 不慣れだとチープに見えてしまうことがあります。
お店の雰囲気に合わせて選んでください。 パソコンで手書き風の文字を表現したい方は、フリーフォントを使う方法もあります。手書風や毛筆体などさまざまなフォントが揃っています。 注意 フリーフォントを使用する場合は、商用利用が可能なものをダウンロードしましょう。
プラスワードとは、料理の魅力や特徴を示した言葉です。 プラスワードを使うことで、お客様に料理をより魅力的に感じてもらうことができます。 メニューの「売り」がどこか、一番伝えたいポイントは何かを考えてからプラスワードをつけましょう。 プラスワードのネーミングのコツは具体的にイメージでき、お客様の食欲を掻き立てる言葉を見つけることです。
例
マイナスをプラスに置き換える:「時間がかかります」→「オーダーをいただいてからお作りします」 「日によって食材が変わる」→「その時々の旬の食材を使用しています」など
メニューの中から人気メニューや売りたいメニューを選び、「人気」や「店長のおススメ」など、の言葉やマークを付けて強調しましょう。これがあるとお客さまが選びやすくなります。 例 ほっぺたが落ちる・黄金〇〇・今話題の〇〇・やみつき・食べだしたら止まらない・ など
どのような料理かわからなければ、注文に躊躇してしまいます。 馴染みがないメニューは補足説明をつけましょう。
メニューによっては切り分けが難しいもの、食べにくい食材もあります。カットの仕方や食べやすい食べ方を表記しておいくと、お客様は困りません。 また、「料理長おススメ」の食べ方を記載し、「美味しい」と感じてもらえれば、満足度もアップにもつながります。
写真は、訴求効果が高いです。 ただ写真を掲載するだけではなく、写真の撮り方にもこだわり、シズル感のある写真を撮りましょう。
詳しくは「撮影に関するポイント」をご覧ください。
商品が見つからない場合は、お気軽にお問い合わせ下さい
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メニューブックは、お店の売上に大きく影響を与えます。
作り方次第で、売上に良くも悪くも響いてくるのです。
ご自分で作る場合、プロに依頼する場合、どちらにもメリットとデメリットがあります。
ご自分で作成をお考えの方のために、ご自分でのメニューブック作成する際のメニューブックの選び方からメニュー構成、紙面の作り方、撮影時のポイントや注意点などをまとました。
お客様のメニューブック作りの参考になれば幸いです。
メニュー構成に関するポイント
撮影に関するポイント
メニュー構成に関するポイント
メニューブックに課す役割
メニューブックは単なる「お品書き」ではなく、注文数を左右する重要な販促ツールです。メニューブックの魅せ方次第で、お客様の客単価を上げることが十分可能です。
コンセプト
コンセプト作り
コンセプト作りは、5W2Hに沿って考えるのが基本です。
「なにを・だれに・どこで・いつ・いくらで・どのように・だれと・なぜ」提供するかで考えていきます。
お店コンセプトから逸れないようにメニュー作りをすることが重要です。
メニューブックの選び方
表紙のデザイン、色、素材
メニューはお店の看板です。店のコンセプトに沿った商品を選ぶのが基本です。
テーブルや壁の色など、内装に合わせたもの選びぶと、店の雰囲気をしません。
色味だけではなく、材質・表面の加工などもお店の印象を左右します。
サイズ
テーブルの大きさやホールでのオペレーションによって最適なメニューブックのサイズは異なりますが、食事主体の店では大きなサイズ、雰囲気重視の店では小さなサイズが一般的です。
開いた時のサイズでA3~A2位のサイズが扱いやすく、おすすめです。
ページ数
メニューブックに掲載する商品が多い場合は、1ページに文字や写真を詰め込みすぎずページ数を増やすようにしましょう。
ただし、12ページ程度に収めるのがポイントです。
収まらない場合は、ドリンクメニューなどを差込メニューにして対応すると良いでしょう。
部数
お店の大きさやオペレーション、メニューブックの加工方法により用意する部数は違ってきます。例えば、ラミネート仕上げのメニューで常時テーブルにおいて置く場合は、テーブル数×2部+予備2割を目安にすると良いでしょう。
衛生面
メニューブックはお店の「顔」です。いつも清潔な状態を保つことが大切です。
水拭きできる、濡れても大丈夫な素材のメニューブックを選ぶのもおすすめです。
印刷した中紙和紙を定期的に取り替えたり、汚れた場合に取り替えたりということを見越してあらかじめ多めに印刷しておくのがおすすめです。
毎日1回はメニューブックを拭くなど、清潔な状態を心がけましょう。
業種
カフェ業態
一枚タイプがおすすめです。コストを抑えて制作できることが魅力です。 表裏の2ページのみのためメニュー数はあまり多くは掲載できません。
ラーメン店、定食店、ファーストフード店
折りたたみタイプがおすすめです。一枚ものタイプより掲載できるメニュー数は増えますが、コストが少しあがります。
二つ折り、三つ折り、観音折りなどの種類があります。
レストラン、居酒屋、和食店、焼肉店
見開きのブックタイプがおすすめです。メニュー数に応じてページ数を選ぶことができるので、たくさんのメニューを掲載することができます。
差し替えができる綴じ方を選択しておくとメニュー変更にも楽に対応できます。
メニュー選定
メニュー数
価格設定
メニュー見直しの必要性
メニュー見直しの方法
メニュー数
メニュー数
ファミリーレストランでは約60品目、居酒屋チェーンでは約100品目のメニューがあると言われています。
個人・中小企業が経営するカフェや居酒屋で扱うフードメニュー数は、30~50品が一般的です。
また、一般的に一人が対応できるフードメニューは40品目と言われています。
魅力的なコンセプトを薄めることがないよう、むやみにメニュー数を増やすことは避けましょう。
メニュー数を絞ることで、仕込みの手間・廃棄ロス量も抑えやすくなります。
基本的なメニュー構成の目安
メニュー構成を考えるにあたり、①店全体のメニュー数、②カテゴリーごとのメニュー数の2点を考慮しバランスを調整してください。
価格設定
ポイント1
価格の設定は、「業態」の相場、「周辺エリア」の相場を元に決定
「業態」の相場
ご自身のお店の業態と立地・雰囲気・サービスなどが近い同業態の飲食店の相場を調査しましょう。
「周辺エリア」の相場
出店エリアでの周辺店舗やライバル店となりそうなお店のの数と質、量、サービス、価格帯、入店状況などをチェックしましょう。
その上で、地域に受け入れられる価格を考える必要があります。
ポイント2
トータルの客単価から考える
メニュー価格を決定する際は、単品価格と併せて、総額の客単価も検討する必要があります。
トータルの客単価を考慮せず、メニュー単品の価格を決めていくだけでは、トータルの客単価がコンセプトから大きく外れてしまうこともあります。トータルの客単価が原価率30%になるように設定するのが理想的です。
メニュー価格は「目玉商品」「利益がでやすい商品」の両面から考えます。
お客様に喜んでもらえる原価率の高いメニューと、利益を生み出す原価率の低いメニュー、この両方の商品を組み合わせ、適切な原価率をはじき出しましょう。
ポイント3
価格はそろえてわかりやすく
商品価格がバラバラな場合、お客様は選ぶのに悩んで時間がかかってしまいます。悩むほどに注文点数は下がる傾向にあるといわれています。
『シンプルにわかりやすく』を念頭に、価格をそろえたり、下2ケタを統一したりと見やすくわかりやすい価格設定を心がけましょう。
※端数価格効果の利用
端数価格効果とは消費者心理に基づいた価格設定で、末尾を「8」に揃えるテクニックです。
90円と88円、1000円と980円など末尾を「8」にすると、価格差以上に安いイメージを持ってもらう心理的効果があります。
メニュー見直しの必要性
一般的に飲食店では売上の60%はたった20%のお得意様、常連客でつくられています。この20%のお客にいかに継続して来店していただくかが売上の維持、成長のカギとなります。
料理がおいしくても、接客が気に入っていても、何回来店してもメニューが同じままではどうしても「飽き」が来てしまいます。そのため定期的なメニュー変更は必須なのです。
定期的に新しいメニューを投入することは、お店への飽きを防ぎ、『新しいメニューも試してみよう』と客単価アップや新たなお客様の来店動機にづけとなるのです。
多すぎるメニュー数は、調理の効率性を低下、労力の負担増により、お客に提供するスピードが落ちてしまうことになります。それは、お客の満足度を低下させてしまう原因となってしまいます。
そのため、新しいメニューを入れれば、当然お店の貢献度の低いメニューはやめる必要があります。
注文数の少ないメニューのをやめることは、食材ロスを減らし、原価率の悪化を防ぐことにもなります。
大手の飲食チェーン店では、年に4回は、定番メニューも含めてメニューの見直し、入れ替えを行っています。
グランドメニューが1年に1回、差し込みメニューは3カ月に1回を目安に見直すことを推奨いたします。
オープンから半年ほど経つと、注文されるメニューの傾向が掴めるようになります。
メニュー見直しの方法
飲食店メニューの3つのカテゴリーの特性を理解したうえで、見直し方法を考えることです。
メニューの見直しにはよく使われるABC分析
ABC分析とは、在庫商品の金額、売上などの指標の中から重視する評価軸を決めて分類し、管理する方法です。
複数ある商品に対して重要度・優先度を決めることで効果的に管理できます。
ABC分析とは
ABC分析の注意点
カテゴリー別
ABC分析
ABC分析とは、売上の貢献度合いによってランク分けを行う分析手法です。複数ある商品に対して重要度・優先度を決めることで効果的に管理できます。
基本的な考え方としては
粗利率や注文数、調理の手間も基準にして判断する。
また売上下位であっても、既存客のリピート率が高いメニューは大事にして、改善を図ってください。
瞬間的に人気の出たメニューも数量だけでなく、リピート率を意識しておきましょう。
飲食店で長く成功するために、お客にとって常に魅力と訴求力のあるメニューに磨き上げていきましょう。
ここに、お店を繁盛させるヒントがあります。
ABC分析の注意点
『粗利』
メニューを入れ替える場合、売上の影響力が低いメニューで考えていきますが、『粗利率』もあわせて考えるべきです。
売上が低くても、原価が低く粗利が良いメニューは、売上は多いが原価が高いメニューより、総計で見るとお店への利益に貢献している場合もあります。
そのため、売上と粗利の両面から考えることが重要です。
『注文数』
注文数が多いメニューは、それだけそのメニューのファンがいるということです。
売上貢献が低くても、入れ替え対象から外すのが無難といえます。
『手間』
手間がかかるメニューは、多くの人件費が発生しています。
同じような売上貢献度であった場合、手間がかかるメニューかどうかで判断することも方法の一つです。
リピーターに支持されているメニューは大事にする
全体としては注文数が少ないものの、既存客のリピート率が高いメニューは、既存客だけで見た場合に高い注文率があるメニューは入れ替えの対象にはしません。失くしてしまうと、既存客喪失の原因となってしまいます。
「一過性」のメニューには注意する
新しいメニューのなかには、爆発的に売れるものも出てきます。
中でも、テレビや雑誌で取り上げられた商品や流行の商品は、特定の期間だけ売上が急増します。
しかし売れているからといって、すぐにメニュー表の露出を増やし、強く打ち出すことは避けましょう。
メニューに強いインパクトがあり、注文したものの、リピートにはつながっていない可能性があるからです。
リピートにつながらない、もしくはリピートが減ってきたメニューには、なんらかの問題がありますのでよく考察するようにしてください。
まずは、人気のメニューはどんな特徴があるのか、何が支持されていたのかを再度分析し、その上で打ち出し方を見直していきましょう。
メニューカテゴリーから考える
看板メニュー
看板メニューは、そのお店の『顔』であり、お店のコンセプトにも直結しているため、変えることは既存客の失客にもつながりかねません。
看板メニューの場合は、オプションメニューを見直したり、細かい調整をする、など慎重に行ってください。
定番メニュー
定番メニューとは、お店がターゲットとする客層とそのニーズにマッチしたメニューのことを指します。
定番メニューの入れ替え対象は、ABC分析等を通してお店への貢献度の低いものが対象となっていきます。
また新しく入れる定番メニューは市場の変化を取り入れること、お店のコンセプトからブレないことを意識しましょう。
期間メニュー(季節メニューや日替わりメニューなど)
これらの「旬なもの」を使った季節メニューや日替わり・週替わりメニューは、「新鮮さ」というお店の魅力となり、お客様を飽きさせません。
旬なものを利用した期間限定メニューは、『今しか食べられない』という訴求力があります。
また、その期間が限定的なためリスクも少ないですので、多少の冒険をしながら定番メニューの導入前テストをしていくこともできます。
上記の点をふまえながら、新商品、セットメニューの考案、プラスワンメニューの開発・入れ替えを定期的に行っていきましょう。
ページ構成
メニューブックのページ構成・レイアウトの仕方次第でお客様からの注文内容は変わっていきます。
お客様にわかりやすいページ構成を意識しましょう。
下記に記したページ構成の考え方、レイアウトのポイントをご参照ください。
ページ構成
レイアウト
ページ構成
バランス良く構成する
カテゴリーの分け方は3つあります。お客様の動向を考え、自店に合ったものを選びましょう。
「煮物」「揚げ物」「焼き物」など
「サラダ」「肉料理」「パスタ」など
「ランチ」「すぐ出る」「グランドメニュー」など
カテゴリーの分け方が決まったら、考案したメニューをカテゴリーごとに振り分けます。
全体の数からカテゴリーごとにメニュー数をチェックすることで、メニューの偏りが分かりますので、メニュー構成の調整を行いましょう。
レイアウト
メニューに、ただ料理を並べるだけでは売上アップにつながりません。
売上アップには色々な工夫が必要ですが、その中でも、レイアウトは非常に重要です。
こだわったレイアウトを心がけましょう。
1.人の視線の動きの法則を利用
人の視線は
横書きの場合は「Z」のように 「左上→右上→左下→右下」
縦書きの場合は「N」のように 「右上→右下→左上→左下」
の順番に目に入ります。そのため、売りたいメニューは始点に配置すると効果が上がります。
(横書きの場合は「左上」、縦書きの場合は「右上」)
その際は、大きく目立たせることがポイントです。
2.レイアウトで注文をコントロール
1で説明した視線の動きの法則を活用しましょう。
売りたい商品は「始点」に、メリットの少ないメニューは「終点」にレイアウトの大きさも小さくするなど、わざと目立たないように配置するなどし、注文をコントロールすることができます。
3.メニューに写真を使用する
写真入りのメニューは、文字を読むよりも負担が少なく、目から味のイメージがしやすいため、お客様がオーダーを決めるのが早くなります。
お客様が注文を早く決められることで、客席の回転率をあげることができます。
また、他のメニューも食べてみたいと思ってもらえれば、再来店にもつながります。
写真は多く大きくが基本で、特に注文して頂きたいメニューには必ず掲載しましょう。
紙面作り
パソコンで制作をする方も、手書きで制作する方も、基本的には下記ポイントを盛り込みましょう。
メニューブック5項目
看板メニューや期間限定メニューには、メニューボードの利用も効果的です。
作成手段
メニュー名
キャッチフレーズ
ひとこと説明
写真
作成手段
手書き
メリット
手書きで制作するメリットは、温かみが表現できることです。同じ言葉を書いても、プリントアウトされた文字よりも手書きのほうが圧倒的に気持ちが伝わります。
メニューの写真は、別に印刷して切り貼りするか、手書きイラストで表現するといいでしょう。
デメリット
手書きチラシのデメリットは読みにくくなりやすいことです。
作成に時間がかかることもデメリットです。
手書きする際には、長文を使わないことがポイントとなります。
日頃から練習したり、セミナーに参加したりと、研究を重ねることが重要となります。
パソコン
メリット
メリットは、「ちゃんとしている感」が出せることと、一度作ると転用が簡単なことです。
活字の印刷になるので、文字も読みやすいですし写真も印刷できます。
次回ちょっとメニューが変わった際にも修正しての印刷が簡単です。
デメリット
不慣れだとチープに見えてしまうことがあります。
お店の雰囲気に合わせて選んでください。
パソコンで手書き風の文字を表現したい方は、フリーフォントを使う方法もあります。手書風や毛筆体などさまざまなフォントが揃っています。
注意 フリーフォントを使用する場合は、商用利用が可能なものをダウンロードしましょう。
メニュー名
プラスワードを使う
プラスワードとは、料理の魅力や特徴を示した言葉です。
プラスワードを使うことで、お客様に料理をより魅力的に感じてもらうことができます。
メニューの「売り」がどこか、一番伝えたいポイントは何かを考えてからプラスワードをつけましょう。
プラスワードのネーミングのコツは具体的にイメージでき、お客様の食欲を掻き立てる言葉を見つけることです。
例
マイナスをプラスに置き換える:「時間がかかります」→「オーダーをいただいてからお作りします」
「日によって食材が変わる」→「その時々の旬の食材を使用しています」など
マイナスをプラスに置き換える:「時間がかかります」→「オーダーをいただいてからお作りします」
「日によって食材が変わる」→「その時々の旬の食材を使用しています」など
キャッチフレーズ
お客様の目を引くようなキャッチフレーズ
メニューの中から人気メニューや売りたいメニューを選び、「人気」や「店長のおススメ」など、の言葉やマークを付けて強調しましょう。これがあるとお客さまが選びやすくなります。
例
ほっぺたが落ちる・黄金〇〇・今話題の〇〇・やみつき・食べだしたら止まらない・ など
ひとこと説明
1.あまり馴染みの無いメニュー名の補足
どのような料理かわからなければ、注文に躊躇してしまいます。
馴染みがないメニューは補足説明をつけましょう。
例
2.オススメの食べ方の補足
メニューによっては切り分けが難しいもの、食べにくい食材もあります。カットの仕方や食べやすい食べ方を表記しておいくと、お客様は困りません。
また、「料理長おススメ」の食べ方を記載し、「美味しい」と感じてもらえれば、満足度もアップにもつながります。
例
写真
写真の掲載
写真は、訴求効果が高いです。
ただ写真を掲載するだけではなく、写真の撮り方にもこだわり、シズル感のある写真を撮りましょう。
詳しくは「撮影に関するポイント」をご覧ください。
商品が見つからない場合は、
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050-3159-8463
受付時間 平日 9:00~17:00
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