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松花堂・幕の内弁当

松花堂弁当とは

松花堂弁当とは、松花堂という名の入れ物に入った仕出し弁当のことを言います。

松花堂弁当は懐石料理(茶懐石)の流れを汲んだ、持ち運べる懐石料理です。略式の懐石料理で多く見られる形式でもあります。
十字に仕切りのある入れ物に器を入れているため美しく盛りつけることができ、煮物、焼物、造り、御飯などの料理が混ざりません。
一つ一つの料理をしっかり味わい楽しむことができる、機能と美しさをあわせ持ったお弁当といえます。
蓋が付いているため重ねて持ち運ぶこともでき、蓋を開ける瞬間の楽しみもあります。
近年では、六ツ切仕切や九ツ仕切も珍しくはなく、松花堂用サイズの和食器を入れて組み合わせて使います。

高級感のあるお弁当ですので、格式の高い行事や特別な来賓へのおもてなしに利用される方が多いようです。

幕の内弁当とは

幕の内弁当は本膳料理の流れを汲んだ料理です。

幕の内弁当にも歴史があります。役者が芝居を行っている劇場で幕の内(幕の上がっていない時間)にお弁当を食べたことから幕の内弁当と呼ばれるようになった、戦場の陣屋内の幕内で食べられていたから幕の内弁当と呼ばれるようになったなど、名前の由来には諸説あります。

松花堂弁当との違いは、盛り付けにあります。

基本的な幕の内弁当は、俵型のおにぎりとおかずです。
俵型にしたご飯の上に胡麻をふり、揚げ物・漬物・煮物、焼き魚・玉子焼き・練物(蒲鉾等)などを多品種少量組み合わせた汁気の少ないおかずが定番です。
少しずつたくさんの種類の料理の詰まったお弁当を、気軽に楽しめるのが魅力です。

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  • 販売価格:円(税込)
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