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おせちについて

お重特集

お重といえば「おせち」ですが、お重を年に一度のお正月にしか使わないのはもったいない!
お重は運動会お花見秋の行楽にも活用できます。
また、お祝い事特別な日のおひとりさま弁当など、非日常を感じる“ちょっと豪華なお弁当”に、お重は欠かせないアイテムです。サイズや段数、仕切りや盛り付けを変え、様々なシーンでお重を活用してみませんか?

※サイズ違い・段数違いの商品をご希望の際は、お調べいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

カタログ注文承ります

おせちについて

おせちの販売元は、飲食店のほか百貨店やスーパー、ネット通販などさまざまです。
近年ではおせちも多様化し、イタリアンやフレンチ、スイーツだけのお重なども存在します。
また、「クリスマス向けおせち」や、好きな物や理想の物だけが入った「〇〇だけおせち」、1段のみの「お一人様用おせち」、仕事始めの新年会などでの利用を見越した「オフィスおせち」など、おせち料理の概念が変わってきています。
おせちの豆知識、用意する際のポイントや必要品などと共に、お重についてご紹介いたします。

おせちの豆知識

おせちの由来

おせちとは

『おせち』は漢字では『御節』と書きます。
もともとは、節といわれる季節の変わり目の「節供(せっく)料理」の一つで、神様に感謝しお供えたり食べたりしたご馳走のことです。縄文時代の終わり頃に中国から日本に伝わり、受け継がれる間に様々に形を変え、江戸時代に庶民の間にも浸透し現代の形に近くなりました。そして、節句(節供)の中でも一番目にあたる大切な元日のご馳走として正月の料理をさすようになりました。

おせち料理が保存の効く食材が中心なのは、「お正月の三が日に家事を休めるように」とも言われていますが、本来は「神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはならない」という平安後期からの風習が起因しています。
おせち料理は年神様へのお供え料理であり、また家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあります。1年間の五穀豊穣、子孫繁栄、家族の安全と健康などの祈りや願いを込め、縁起を担いだ山海の幸を盛り込みます。

現代では伝統的なものだけではなく、洋風・中華風・和洋折衷バラエティ豊かな料理が盛り込まれるようになりました。

重箱とは

お重箱とは、二段から五段に積み重ね、最上段に蓋をしたお祝いの日などの料理を入れる箱の事です。
江戸時代の後期からおせちが重箱に詰められるようになったといわれています。
重箱に詰め、重ねるのは「福が重なるように」という縁起を担いだ意味のほか、蓋付きのお重は料理の保存に適していたからだという理由があります。また、積み重ねることができるため、たくさんの料理をコンパクトに収めることできるという利便性があります。

四季を表す四段重ねが正式な段数とされていますが、地方や家庭によって、五段重が基本の場合もあります。
最近では世帯構成人数の減少などにより三段重を用意する家庭が多いようです。
五段の重箱は、上から「一の重」「二の重」「三の重」「与の重」「五の重」と数えます。四段目は「四」が「死」を連想させることから、「与の重」と呼ばれています。

段ごとに以下のような料理が詰められます。

一の重
「祝い肴(ざかな)」黒豆、数の子、田作り(ごまめ)、たたきごぼうなど。
二の重
「口取り」伊達巻や紅白なますなどの口取りや酢の物やきんとんやかまぼこなど、甘いもの。
三の重
「焼き物」海の幸が中心の海の幸など。
与の重
「煮物」山の幸が中心の煮物など。
五の重
神様から頂いた福を詰めるために空にしておく。

おせちの詰め方1・段別

お重に料理を見た目良く綺麗に詰めていく事を「重詰め」と言います。

おせち料理は段によって詰める料理が決まっており、それぞれ、3、5、7、9など奇数の種類を詰めると良いとされています。奇数は吉数とも呼ばれ縁起が良いためです。

おせちの代表的な詰め方をご紹介いたしますので、ぜひご活用ください。

【四段重・五段重の場合】

一の重
「祝い肴(ざかな)」:黒豆、数の子、田作り(ごまめ)、紅白かまぼこなど。
祝い肴は「三種の祝い肴」とも言われます。
関東では「数の子」「田作り」「黒豆」、関西では「たたきごぼう」が加わります。
二の重
「口取り」:きんとん、伊達巻き、昆布巻きなど甘いものや、紅白なますなど酢の物。
「口取り」とは、「八寸」と呼ばれるもので、会席料理の際に最初に出される料理のことです。
三の重
「焼き物」:魚や海老の焼き物など海の幸が中心。
出世祈願の意味を込めて「ブリ(出世魚)」や「エビ」、めでたいと言われる「鯛」、イカの松笠焼きなどが代表的です。
与の重
「煮物」:野菜類の煮物などの山の幸など。
金柑甘露煮、野菜のお煮しめや筑前煮など山の幸を詰めていきます。
五の重
神様から頂いた福を詰めるために空にしておくという風習があります。

【三段重の場合】

一の重
「口取り」や「祝い肴」:「前菜」となる料理を入れます。
例:黒豆、栗きんとん、伊達巻、たたきごぼう、田作り(ごまめ)、紅白かまぼこ、昆布巻きなど甘い料理中心。
二の重
「焼き物」「酢の物」:魚や海老の焼き物などメインの料理や、酢の物など。
例:海老、鯛、サワラ、ブリ、イクラ、かずのこなどの魚介料理や、ローストビーフ、肉巻きなどのお肉料理や紅白なますなどの酢の物。
三の重
「煮物」:山の幸を中心とした煮物
例:お煮しめ、筑前煮、里芋、レンコン、くわい、こんにゃく

【祝い肴三種の場合】

「祝い肴(ざかな)」は、お屠蘇をくみかわす時に祝う肴です。正月の祝に欠かすことのできない三種類の料理で、祝い肴と餅を揃えれば最低限の正月の祝いができるといわれています。「三つ肴」「三種肴」とも言われます。関東と関西で内容が少し変わります。

関東
黒豆、田作り(ごまめ)、数の子
関西
黒豆、田作り(ごまめ)、数の子

おせちの詰め方2・仕切り方

品数は奇数

おせち料理は3、5、7、9など奇数の品数で盛り付けます。日本では、奇数は吉数とも呼ばれ縁起が良いためです。
偶数(割り切れる数)は「割れる」「別れる」を連想させ、縁起が悪いとされているため通常お祝いごとでは使われません。

仕切り方

重箱の仕切り方により様々な種類の詰め方をする事ができます。主な仕切り方をご紹介します。

段詰め(段取り)

おせちの基本的な詰め方です。上下に仕切りを入れて、縦に平行になるように仕切ります。
「三の重」で使うと、お煮しめを具材ごとに並べることができ、見た目がすっきりします。

田の字

重箱内を上下左右十字に仕切り、漢字の「田」字のように四つに分けます。
品数が少ないときに適していますが、そのままだと偶数になってしまうので、工夫が必要です。

市松

市松模様のように、縦3つ、横3つ、計9つの正方形になるように仕切ります。
品数の多い「一の重」に適しています。

手綱型(升掛け)

重箱内を斜めに仕切り、平行に詰めていく方法です。
中央が目立ちますので、「二の重」で尾頭付きの焼き物に使うと、インパクトが出ます。

隅切り(七宝詰め)

重箱内の中央がひし形になるように仕切り、五つに分けます。
中央が目立ちますので、「二の重」などで使うとよいでしょう。また、中央のひし形に仕切りを加えて田の字にすると品数を増やせるため、「一の重」でも使うのもおすすめです。

末広

中央に小鉢などで円形に仕切りを入れ、さらにその周りを対角線で区切って、「末広がり」にする方法です。
中央の仕切り方によって、真ん中を目立たせたり、四隅を目立たせることもでき、工夫次第で様々な使い方ができます。

八方詰め

中央に角型の仕切りを入れて、手前側に「八の字」となるように対角線で区切る古典的な詰め方です。
末広がりの八の字を配するおめでたい詰め方で、左右対称ですが上下は対称型ではないので意外に見栄えがします。

扇詰め

扇のように、斜めに半円形の仕切りを平行に入れていく方法です。
「三の重」で使うと煮物が豪華に見えるのでおすすめですが、円形に仕切っていくのは、少し難易度の高い仕切り方法です。

乱れ盛り

あえて仕切りを入れず、そのまま盛り付けていく方法です。お煮しめのように細かく分けることが難しいものに適しています。
盛り付ける際は、真ん中が高くなるようにすると、美しく見えます。
ニンジンや絹さやなど彩りのきれいな食材を上手く散らすこと、均等にしすぎないことが美しく見せるポイントです。

仕切りの活用

入れるものや品数に応じて見た目のバランスを考えて、どこに何を入れるかを決めます。
お重用の仕切りは重箱自体に仕切が付いている物や、使い捨てのタイプ、繰り返し使えるタイプなどがございます。
また、小さな器を使ったり、植物の葉を使ったりする方法もあります。仕切りを使うことで、区切り方のバリエーションはぐんと広がります。

おせちの詰め方3:ポイント

重箱に詰める際のポイント

  1. よく冷ましてから詰める

    冷まさず詰めると傷みの原因ですので、よく冷ましてから詰めるようにしましょう。

  2. 奥から手前に詰める

    重箱の奥のほうから手前に向かって詰めていくようにすると、きれいに仕上がります。

  3. 形の崩れにくいものから詰める

    硬さのあるものを先に詰め、やわらかいものはあとから詰めるほうが、型崩れを防ぐことができ、隙間もなく詰めることができます。

  4. 大きなものから詰める

    エビなどは大きさがあるものは、全体のバランスを見て配置をイメージしてから詰めましょう。

  5. 高さをそろえて詰める

    高さが足りないものは重ねるなどしてなるべく全体の高さがそろうように詰めていくと、見た目にも美しくなります。
    厚みのないものなどは重ねて並べます。

  6. 器や仕切りを使って詰める

    煮物や酢の物など汁の出るものや、きんとんのような柔らかいもの、田作りや黒豆など味の濃いものなどは味・香り・色が移らないように、カップや器に入れるようにしましょう。
    「笹の葉」を仕切りにしたり、お正月らしく「竹筒」や「ゆず釜」を使うのもおすすめです。

  7. 配色に気を付ける

    近い色の料理を近くに置かないようにすると美しい配色にできます。色味が地味な場合は、にんじんや絹さやなど色の濃い食材や飾り麩、飾り用の松の葉や南天、水引飾りや飾り串を使用すると華やかに仕上がります。

食材の向き

  1. 頭は左に向くようにする

    尾頭付きの魚や海老などを詰める際は、頭の向きが左側になるように詰めます。
    これは、日本では伝統的に左が上位とされてきたことに由来しますが、見た目にも頭が左側にあるほうが美しく見えます。
    また田作りも、小さいですが尾頭付きですので面倒でも頭を左にして並べます。

  2. 向かって右側を華やかなものを据える

    古くより日本には、「右紅左白」という「向かって右側を華やかなものを据える」というならわしがあります。
    紅白かまぼこなど、紅白に分かれた料理を詰めるときには右側に紅色の食材を置きましょう。
    また、伊達巻を盛り付けるときは「の」の字になるように詰めます。

  3. 同系色のものは離し、縦長の食材は立てて入れる

    色の似ているものは、固まらないように離して並べると、広がりが出て美しく見えます。
    えびや数の子、たけのこなど縦長の食材は立てて並べると、立体感が出て見栄えがよくなります。
    また詰める際は、なるべく隙間ができないようにします。隙間なくきっちり詰められていると、型崩れしにくく、見た目も豪華になります。

正月ならではの飾りを添える

  1. 飾り葉を添える

    葉らん、裏白、南天、松葉、笹の葉など緑の葉は使いやすく、様々な形のものがあります。
    抗菌効果のある笹の葉や丈夫な葉らんなどは、料理の仕切りや下敷きとしても使えます。
    縁起の良い意味を持つものも多く、南天は「難を転じる」と言わる縁起物であり、裏白は「潔白」「共に白髪が生えるまで」を表すと言われています。常緑で樹齢が長い松の木の松葉は長寿の象徴とされ、料理の上に乗せる飾りやぎんなんや黒豆に刺すなどして使います。
    樹脂製や造花の商品もございますので、ご自店に合ったものを選んでください。

  2. 仕切り・小分けアイテム

    井桁状の仕切りや小分けカップなど、お重の各サイズに合わせたものを販売してます。
    使い捨てタイプと繰り返し使えるタイプ、井桁状の仕切りのみのもの、汁漏れ防止もかねたカップタイプのものなどさまざまな形状・色のものがあります。
    材質も樹脂製・紙製・木製などさまざまです。

  3. 飾り串、水引など飾り

    おせち料理用の飾り串を使うととても華やかになります。
    扇、羽子板、凧、コマ、水引などお正月に向けのさまざまな飾りがあります。

  4. 器として使える「竹筒」「ゆず釜」

    竹筒やゆず釜は、黒豆やなますなど汁気のあるものや、きんとん、いくらなど柔らかい食材を入れるのにおすすめです。
    ゆずの中身をくり抜いて作ったゆず釜は、酢の物の器に向いています。ゆずの香りが料理に移りやすいことを念頭において、入れる料理を選びましょう。
    実際の竹や柚子を使用するほか、樹脂製や陶磁器製のものもあります。

  5. レモンやすだちの利用

    レモンやすだちなど色鮮やかな果実を、焼き物などの薬味として添えると、アクセントとなりメインの料理を引き立てます。
    隙間が空いているときや、品数が奇数にならないときも、これらをうまく使いましょう。

  6. 一気に豪華になる「金箔」

    金箔は、お料理に少量ふりかけるだけで一気に豪華になります。黒豆や伊勢海老など一色の料理と相性が良く、ふりかけるだけで煌びやかになります。

  7. 赤の差し色

    赤は昔から魔除けの色とされ、おせち料理の飾りつけにもよく使われています。
    赤の差し色としては「ちょろぎ」「南天の実」「切り唐辛子」があります。ちょろぎは「長老喜」、「丁呂木」、「千代呂木」など様々な書き方があり、長寿に効果のある縁起の良い食べ物として、おせち料理に使われています。「まめ(達者)に長生きできますように」という願いを込めて、黒豆に添えられます。
    南天の実や切り唐辛子なども、料理の差し色としておすすめです。

  8. 飾り切り

    紅白かまぼこの「紅白結び」やきゅうりやゆずの「松葉」飾り切りは、おせち料理のワンポイントとしておすすめです。

おせち料理に込められた意味

  • 数の子(関東・関西の肴三種の1つ)

    数の子は鰊(にしん)の卵で、卵の数が多いことから「子孫繁栄」を願う縁起物とされています。

  • 黒豆(関東・関西の肴三種の1つ)

    黒には魔除けの力が有るとされており、「まめ(まじめ)に働きまめ(健康的)に暮らせるように」との願いが込められています。
    長寿を願うちょろぎを添えて、「まめ(達者)に長生きできますように」という意味を込めることもあります。

  • 田作り(関東の肴三種の1つ)

    田畑の肥料に片口イワシを使って豊作になったことから、ごまめ(五万米)とも呼ばれています。片口イワシの稚魚を干したものを飴炊きしたもので、「五穀豊穣」 の願いが込められています。

  • たたきごぼう(関西の肴三種の1つ)

    1.豊作のときに飛んでくると伝えられている黒い瑞鳥に、形や色が似ていることから「豊作」を願って食べられました。
    2.たたきごぼうは、たたいて開くことから「開運」の願いが込められています。
    3.ごぼうは地中深くにまっすぐ根を張ることから、「安泰」「繁栄」の願いを込められています。
    主に関西地方で使われ、関東などほかの地域ではあまり使われません。

  • 昆布巻き

    「よろこぶ」 の語呂合わせや、喜ぶを「養老昆布(ようろうこぶ)」として「不老長寿」を願う気持ちが込められており、古くから縁起物とされてきました。

  • きんとん

    漢字で「金団」と書きます。栗は、「勝ち栗」として古くから縁起物とされてきました。
    その黄金色が財宝を連想させることから「金運」、勝ち栗から「勝負運」の願いが込められています。

  • きんかん

    きんかんは「金冠」という字を当てることができ、「豊かさ」や「金運」を願う気持ちが込められています。

  • 伊達巻

    形が「巻物」に似ていることから「学業成就」の願いが込められています。
    また、卵が使われていることから「子孫繁栄」、丸い形から「家庭円満」を願う気持ちも込められています。伊達巻を盛り付けるときは「の」の字になるように詰めます。

  • 紅白なます

    大根とにんじんの紅白がおめでたい色は水引を表しています。紅白の組み合わせは「平和を願う」縁起物です。
    大根やにんじんは、「大地にしっかり根を張る」ことから、「安泰」や「繁栄」の願いが込められています。

  • 菊花かぶ

    かぶを日本を象徴する菊の花に見立てて飾り切りして、華やかさとおめでたさを表現しています。
    菊は「邪気を払う」とされており、「長寿」を願う気持ちが込められています。

  • 紅白かまぼこ

    かまぼこは半円形は、「日の出」を象徴する縁起ものです。
    また、紅白の紅は「魔除け」「めでたさ」、白は「神聖」「清浄」を表わしています。

  • 錦玉子

    黄身が「金」、白身が「銀」を表した縁起物のおせち料理です。
    金銀の糸で錦の布が織れることから、「財宝」や「豪華」の意味があります。錦卵は、2段重ねや市松模様、渦巻状に仕上げる場合もあります。

  • ぶり

    ぶりは成長とともに名前が変わる「出世魚」の代表格であることから、「立身出世」を願いが込められています。

  • 鯛(たい)

    名称が「めでたい」につながることから、お祝いごとには欠かせない縁起物です。
    色鮮やかで、姿も美しく、味も良い優れた食材です。

  • 海老

    その長いひげや腰の曲がったような姿から、「腰が曲がるまで、長いひげを蓄えるまで、長生きできますように」という長寿の願いが込められています。
    また、海老は脱皮を繰り返すことから「生まれ変わる」という意味も持ち、海老の赤色は魔除けの色ともされています。
    海老は一尾まるごと、焼き物や煮物にするのが一般的です。

  • こはだ

    ぶりと同じく出世魚の一種で、「成長」や「出世」を願う気持ちが込められています。
    おせちでは、「粟漬け」など酢の物として、よく使われています。粟をクチナシの黄色の天然色素で着色したものをふりかけ、「五穀豊穣」を願っています。

  • ごぼう、にんじん

    「大地にしっかり根を張る」ということから、ごぼうやにんじんには「安泰」や「繁栄」の意味が込められています。
    また、にんじんは、梅の花に見立てた飾り切り「ねじり梅」がよく使われます。

  • れんこん

    たくさんの穴があいているため先がよく見えるということから、「先の見通しが良い(明るい)ように」という願いが込められています。

  • 里芋、八つ頭

    里芋は、一つの親芋にたくさんの小さな芋が付くことから、「子宝」や「子孫繁栄」を願う気持ちが込められています。
    また、里芋の一種である八つ頭は、「八」が「末広がり」で縁起がよく、「頭=頂点」になるようとの願いを込めておせちではよく使われます。

  • こんにゃく

    おせちには、中央に切れ目を入れてねじった形の「手綱こんにゃく」がよく使われます。
    従来は、戦に向けて手綱を締めるように、「心を引き締めて己を戒める」という意味でしたが、近年では、「結ぶ」とこから「良縁」「夫婦円満」を願う気持ちも込められるようになりました。

  • しいたけ

    しいたけは、昔は高級品だったため縁起物とされてきました。
    おせちでは、長寿の象徴である亀の甲羅を模した「亀甲切り」と呼ばれる飾り切りで「長寿」の願いを込めています。

  • たけのこ

    たけのこは、成長が速く、真っすぐ伸びるため「子どもの健やかな成長」や「立身出世」「家運の向上」を祈願しています。

  • ふき

    ふきは「富貴」と当てることができるため、「豊かに暮らせますように」という願いが込められています。

  • くわい

    くわいは冬野菜の一つで、「畑の栗」とも呼ばれています。
    小さい球から大きな芽が出ることから、「芽が出る=めでたい」という意味と、「立身出世」を願う気持ちが込められています。また、小株がたくさんつくことから「子孫繁栄」の意味もあります。

冷蔵おせちと冷凍おせち

市販のおせちには、「冷蔵おせち(生おせち)」と「冷凍おせち」があります。
冷蔵おせちは、作りたてをそのまま冷蔵の状態でお客様にお渡しし、「生おせち」とも呼ばれます。冷凍おせちは、作りたてを急速冷凍したものです。 おせち販売のシェアが拡大している通販では、冷凍おせちが主流となっているようです。
冷蔵おせちと冷凍おせち双方のメリット、デメリットをご紹介いたしますので、ご活用ください。

冷蔵おせち(生おせち)

冷蔵の真空パックおせちは、盛り付け済みの冷蔵おせちより賞味期限を延ばすことができます。

冷蔵おせちのメリット

  • 届いてすぐに食べることができる
  • 風味が高く、できたてのおいしさを提供できる
  • 真空パックの場合、賞味期限を延ばすことができる
  • 真空パックの場合、お客様が好きなように盛り付けるなどアレンジができる

デメリット

  • 賞味期限が短い
  • 引き渡し日が限られる
  • 保存性を高めるため濃い味付けになりがち
  • 真空パックの場合は、盛り付けの手間がかかる

冷凍おせち

冷凍おせちは、作り立てのおせちを急速冷凍したものです。-18℃で保管することで細菌の繁殖が抑えられます。
盛りつけた状態でお重ごと急速冷凍するタイプと、メニューの一つ一つをパックして急速冷凍し、後で盛りつけるタイプのものがあります。

通常の冷凍庫は「緩慢凍結」といって、食品が凍る-1℃~-5℃になるのに2時間ぐらいかかります。
凍結までに時間がかかると、食品内に占める7~8割の水分の体積が膨張し食品の細胞を破壊してしまい、その破壊された細胞からうまみ成分が流れ出し、味と食感の劣化につながります。
「急速凍結」では短時間で凍結するため食品内の水分が小さいまま氷の結晶になり、細胞を破壊することがありません。そのため風味も栄養も損なわれることがありません。

冷凍おせちのメリット

  • 防腐剤や保存料などの添加物を使わず長期保存が可能(1~2か月)
  • 薄味の味付けが可能
  • 急速冷凍した料理は、作りたての味を保つことができる

デメリット

  • 解凍に時間がかかる(すぐに食べることができない)
  • 保存や解凍で冷蔵庫・冷凍庫にスペースを確保する必要がある
  • 解凍に失敗すると品質が落ちる
  • 食材によっては冷凍により風味や食感が落ちるものがある
  • 一度解凍したら再冷凍による保存はできない
  • 真空パックのタイプは、盛り付けの手間がかかる

重箱の選び方

時期

おせち商戦は秋には始まります

おせち重は早いところでは9月、遅くとも10月に入れば予約受け付けが始まりますが、実際に注文が入るのは11月~12月が多いようです。

木製重、紙製重の商品は人気商品のため、早い時期(早ければ10月、11月)に売り切れとなる可能性がございます。
ご希望のお重箱がお決まりでしたらお早目のご購入をお勧めいたします。

お重の納期について

商品はメーカー直送でのお届けになりますので、納期はメーカーの在庫状況により異なります。
通常(在庫がある場合)は、ご入金確認後1~2日程度で出荷いたします。但し土日祝日やメーカー定休日をはさむ場合もありますので、予めご了承ください。

お重箱は年末にかけて毎年品薄となります。お早目のご注文をお願いいたします。
納期や在庫確認につきましては、お気軽にお問い合わせ下さい。

※商品の出荷は、お客様からのご入金確認後となります。ご注文後ではありませんのでご注意下さい。
※配送日の指定も可能ですので、日程や商品がお決まりの際はお早めにご連絡、ご注文下さい。

材質

重箱の素材には、以前からある天然木+漆素材のものや合成樹脂製のものに加え、白木の木製のものや紙製、磁器製があります。従来おせちの重箱の多くは漆器でしたが、最近では木製や紙製の重箱が需要が高まっています。
素材別の特徴をご紹介いたしますので、用途に合った重箱選びにぜひご活用ください。

木製重

昨今、お重箱としては一番人気の材質です。
天然白木を使用しているため、香りが良く通気性にも優れています。天然木ならではの高級感が演出できます。

使用後は、一般ごみとして廃棄することは可能です。また、軽く汚れを拭って小物入れとして再利用も可能です。

※耐水・耐油処理はなされていないため、木製重をお選びの場合は、必ず敷紙、仕切・容器をご利用の上お料理をお詰めください。
※蓋や足の形状が商品によって違いますのでご注意ください。

木製重
材質

合成樹脂製

安価で手軽に使え、お手入れも簡単です。
伝統的なデザインからモダンなデザインまで、デザインバリエーションが豊富なことも大きな魅力です。
厚みのある樹脂製重は、程よく高級感もございます。最近では透明のアクリル製のお重も登場し、「お料理が盛り映えする」と話題を呼んでいます。 パッキン付きの商品は、汁もれを気にすることなくご利用できます。

ご使用後は、食器用中性洗剤を使いスポンジで優しく洗ってください。
ご家庭用食器重として、お花見や運動会などのお弁当入れやホームパーティーにてご利用していただくことができます。

合成樹脂製

紙製

木製重箱と同様、近年人気の商品です。軽量で扱いやすく、廃棄しやすいのが特徴です。
落ち着きのある木目調、華やかな和紙を使った和柄などバリエーションも豊富です。使用後は、一般ごみとして廃棄が可能です。
また、汚れをふき取り小物入れとして再利用していただくことも可能です。

※耐水・耐油性は弱いため、汁気や油分の多い料理は仕切や容器に入れてお詰めください。

漆塗り

従来からあるおせち料理の重箱といえば、木製で漆塗りの重箱です。高級感は圧倒的です。
漆塗りは外の温度を伝えにくく乾燥も防ぎ、天然漆には殺菌作用もあるため、おせち料理など保存する料理を盛りつけるのに最適です。

※【注意点】 漆塗りは、長時間水に浸けることができず、摩擦、乾燥に弱い性質があります。長時間の冷蔵保存にもご注意ください。

【お手入れ方法】

漆塗りのお手入れは、洗うときは柔らかくキメの細かいスポンジで、やさしく洗って下さい。ご飯粒がこびりついたときは、ぬるま湯をはってしばらく置いておきます(長時間にならないように)。
油汚れは薄めた食器用中性洗剤をご利用ください。洗い終わったら、水滴の跡が残らないようにすぐに柔らかい綿の布巾で拭いてください。
食器洗い乾燥機のご利用は避けて下さい。収納は柔らかい紙か布に包んで、買ってきたときの箱にしまいます。漆塗りは紫外線と乾燥に弱いため、日の当たらない場所に保管してください。
新しい漆器の匂いが気になる場合は、米びつの中に数日間入れておくと匂いが抜けます。
また、漆器に盛り付ける料理は80℃以下にすると、漆塗りの色と艶を長持ちさせることができます。

漆塗り

陶製

従来からあるおせち料理の重箱といえば、木製で漆塗りの重箱です。高級感は圧倒的です。
漆塗りは外の温度を伝えにくく乾燥も防ぎ、天然漆には殺菌作用もあるため、おせち料理など保存する料理を盛りつけるのに最適です。

磁器製の重箱は高級感があります。臭い移りの心配もなく、手入れも普通の磁器と変わらず簡単です。電子レンジ対応のものもあります。
陶製重箱は、衝撃に弱いことと、重いことから持ち運びには向いていません。

サイズ・形

重箱のサイズは、「大きさ」「形」「段数」の3つに注目して選びましょう。
一般的に、重箱のサイズは3~4人向けの「6.5寸・3段重」の人気が高いようです。蓋のみ、親のみの注文も可能です。
4段重以上をご希望の場合は、親のみ追加でご注文ください。

サイズ

重箱のサイズは「寸」(1寸=約3cm)で表示されます。
内寸で表示されているか外寸で表示されているかはメーカーごとに異なります。お重の材質によって外寸と内寸の差が大きく違いますのでご注意ください。
薄い樹脂製などの場合は内寸と外寸の差が少ないですが、木製や厚手の樹脂製の商品は内寸と外寸の差が1~3cm程ありますので、「商品情報欄」のサイズ表記を必ずご確認ください。

近年は、「お一人様用おせち」として4寸の小さな重箱や1段重、「好きな物だけおせち」として少し小さめの5寸重箱も人気です。オードブルや幕の内弁当の器として8.5寸や尺0寸(1尺=約30cm)のような大きなサイズの1段重や2段重も売れています。

重箱のサイズ早見表(目安)

寸/cm 人数(目安)
5寸/15cm 2人向け
6寸/18cm 2~3人向け
6.5寸/19.5cm 3~4人向け(定番サイズ)
7寸/21cm 4~6人向け
8寸/24cm 5~6人向け

段数

正式なお重は4段重(5段重)ですが、近年では3段重が主流となっています。
一方で、「お一人様用おせち」や「オードブル」として1段重のご利用も増えています。内容量はもちろん段数によっても変わります。8.5寸の3段重は、6.5寸の2段重とほぼ同じ内容量になります。
蓋のみ、親のみの注文も可能です。4段重以上をご希望の場合は、親のみ追加でご注文ください。
ご希望の段数での掲載商品がない場合は、ご希望の段数での販売も可能です。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

お正月用の重箱としては、正方形、胴張(正方形の側面を少しふくらませたような形)、隅切(正方形の隅を少し切った形)が主流です。他にも丸や多角形、花形のお重などもございます。

必要な物

おせち販売時に必要な物

  1. 重箱・仕切・容器・料理飾り

  2. 紅白ゴム紐、風呂敷や巾着袋

  3. お持ち帰り用の袋もしくは配送用の箱

  4. 【その他】保冷剤、祝い箸、金箔

カタログ注文承ります

カタログからのご注文も承ります。商品のお探し、お見積り、納期、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。

カタログ注文の流れ

  1. 【ステップ1】

    カタログより商品を選ばれる際は、お問い合わせにて以下の項目をお伝えください。

    1. カタログ名
    2. カタログ商品番号
    3. 商品名
    4. 必要個数
  2. 【ステップ2】

    お見積り、納期を確認の上ご連絡差し上げます。

  3. 【ステップ3】

    ご入金確認後、商品のお手配となります。

  4. 【ステップ4】

    商品が届きましたら、すぐに確認をお願いします。
    万が一破損等がございましたら、運送会社もしくは当社へご連絡ください。
    なお、破損した商品は運送会社ドライバーへとお渡しいただくため、破棄などなさいませんようお願いいたします。

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