POSレジ・セルフオーダー・券売機
POSレジやセルフオーダー、券売機などの会計システムの導入は、粉もん屋の経営を成功させるうえで非常に重要なポイントです。しかし、POSレジなどの会計システムの種類は豊富で、どのような会計システムを導入するかをいきなり選ぶのはむずかしいでしょう。
自分の店舗に合っていない会計システムを導入してしまうと、思ったようなメリットを感じられない場合や、必要以上の機能が付いており、高額な導入費がかかってしまう可能性もあります。
適切な会計システムを導入するために、POSレジの選び方や機能を把握しておくべきです。本ページでは、ラーメン店向けのPOSレジ・セルフオーダーの選び方や運営において便利な機能、おすすめの店舗などをご紹介します。
開業スケジュール
前準備 | 物件申し込みから引き渡し 約1〜2か月 | 内装・外装工事期間 約2、3週間〜2か月 | 工事引き渡し後 約1週間 | オープン後 | |
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POSレジ・セルフオーダーの選び方
価格
キャッシュレス決済
セキュリティ
後から機能追加ができるか
補助金対応か
業態に合わせる
便利なPOSレジ、セルフオーダーの機能
売上を管理する機能
POSレジの機能を利用すれば、売上をデータ化し、一括で管理することが可能です。
日次、週次、月次の売上高をすぐに把握できるので、長期的な戦略を考えるうえでも非常に役立つ機能といえます。
ハンディオーダー
片手で持てるハンディサイズの端末を利用したシステムです。注文データをキッチンへ即座に送信できるので、注文処理の時間が短縮され、顧客の待ち時間を減らしサービスの質が向上します。
伝票を紙で書く場合と比べ人為的なミスも減り、大幅な業務効率化が見込めるでしょう。
テーブルオーダー
顧客自身がテーブルに設置されたタブレットや専用デバイスを使用して、直接注文するシステムです。店員が注文を取る必要がないので、労働コストの削減につながります。
顧客にとっては好きなタイミングで注文ができる、提供までの時間が短縮されるといったメリットが上げられます。
言語を選択できる機能もあり、海外からの旅行客なども取り入れていきたい粉もん屋にとっては必須のシステムといえるでしょう。
モバイルオーダー
顧客持参のスマートフォンやタブレットなど、モバイルデバイスを使用して直接注文を行うシステムです。非接触型のセルフオーダーシステムは、テーブルオーダーと同様に需要が高まっています。
テーブルオーダーと比較して、導入コストの安さや端末の管理が不要な点は魅力です。メニューを置く必要がないので、飲食スペースの確保にもつながります。
おすすめのPOSレジ/セルフオーダー/券売機5選
テーブルオーダー
情報館
メリット
- 店舗ごとにカスタマイズしやすい
- 注文促進の機能が充実
- IT導入補助金可能
デメリット
- 初期費用、ランニングコストが必ずかかる
- デジタル機器の操作が不慣れな高齢者などには不向き
- システムトラブルのリスク
テンポス情報館が提供するテーブルオーダーシステムは、レイアウトが自由にでき、メニュー表をそのままオーダー画面に適用も可能。おすすめランキングシステムなど、顧客が思わず注文したくなるような機能が多い点も特徴です。
注意点としては初期費用やランニングコストなど、導入するには必ず費用がかかる点が挙げられます。IT導入補助金などを上手く活用して、コストを抑えるといった対策をしていくとよいでしょう。
モバイルオーダー
ファンフォ
メリット
- 導入費用が無料
- 手軽に導入が可能
- IT導入補助金利用可能
デメリット
- 顧客自身のスマホ利用が必要
- スマホの操作が不慣れな高齢者などには不向き
- システムトラブルのリスク
iPadさえ持っていれば、すぐに始められる決済サービスです。導入費用が無料で、IT導入補助金も利用できるので、決済サービスの導入コストでお悩みの方にはおすすめのモバイルオーダーサービスです。
顧客のスマホ利用が必要なので、客層などを考慮して導入を検討してください。
ハンディタイプ
USEN
メリット
- 注文・会計を無人化でき、大幅な人員コストの削減が可能
- 機能やサイズの選択肢が豊富
- メニュー表の更新が容易
デメリット
- 高価格なため予算がかかる
- デジタル機器の操作が不慣れな高齢者などには不向き
- システムトラブルのリスク
注文・会計を無人化できるので、人員コストの大幅な削減が可能なオーダーシステムです。3種類のサイズ展開、運用に合わせた機能の選択など、自分の店舗に合わせたシステムを導入できます。
そのほかのオーダーシステムと比較しても高価格なため、予算がないと導入は厳しいでしょう。
POSレジ(ハンディタイプ)
情報館
- 従業員へのレクチャーが必要
- 対面での接客に抵抗がある人もいる
対面での接客になるので、顧客の質問に答えたり、追加の注文を促したりできます。顧客満足度の高めつつ、業務の効率化を実現可能です。
一方で対面での接客に抵抗のある顧客もいることは把握しておきましょう。作業は効率化するものの、従業員がオーダーを取るので、テーブルオーダーと比較すると作業コストの削減率は低いです。
POSレジ
Airレジ
メリット
- 基本的なレジ機能は0円
- 手持ちのiPhoneで実装ができる
- 売上集計・分析も可能
デメリット
- iPadの導入が必要
- iosのみ対応のため、Apple社のiPhone・iPadしか使用できない
- ネット環境が必要
他の業種に比べて客単価が低いため、なるべく経費を抑えたい粉もん屋にぴったりのAirレジ。 ただ、Androidを普段使いしている方でiPhoneの操作に慣れていないと、覚えるのに少し時間がかかってしまう可能性があります。
POSレジで利用できる補助金
POSレジ導入により補助金を取得できる場合がありますが、補助金にはいくつか種類があり、取得するための条件が異なります。申請した場合は必ず審査があり、条件を満たしていなかった場合には補助金はもらえないので注意が必要です。
補助金制度を把握し、自分が開業するそば・うどん店でPOSレジを利用する際の運用方法や購入予定のPOSレジが補助金の対象なのか確認しておきましょう。
使える補助金一覧(2023年11月時点)