ミミクリ
耳付け根やコメカミ辺りのことで、関西方面では牛の耳をこのように呼ぶ。関東方面では「ミミカブ」と言われており、とてもキメの細かい霜降りが入っていて、やわらかい肉質。ほほ肉のツラミにも似ているが、少し場所が違う。顔の周りの希少部位としては他に、カシラ(こめかみとほほの辺り)やビンタ(牛の頬)があって、1頭で1Kgも取れない希少部位。焼肉屋で豚の耳は「ミミカブ」や「ミミクリ」とは呼ばれないが、豚の耳が焼肉屋で提供されていることはある。しかし、耳の付け根が料理として提供されることは少ない。豚耳の付け根部分が食べられることはごく稀なこと。しかし、沖縄では豚の付け根部分が料理に入っている場合も。さらに、フランス料理にも、豚の付け根部分に香草などを加えたスープがある。