ピビンバ
朝鮮料理の混ぜ飯であり、「ビビンバ」、「ピビンパ」などとも表記される。丼や専用の容器に、ご飯を盛り、そのうえにナムルや肉、卵などの具を入れ、コチュジャンやごま油などの調味料をかけ、よく混ぜてから食べる料理のこと。少量のテールスープなどを振りかけると混ぜやすいことから、一緒に注文する人も多い。韓国には名物となっている「ピビンバ」があり、全羅北道(ちょるらぷっと)の「全州ピビンバ(ちょんじゅぴびんぱ)」が特に有名。「全州ピビンバ」は韓国の無形文化財にもなっていて、平壌(ぴょんやん)の冷麺、開城(けそん)のタンパンとともに朝鮮半島の三大名菜に数えられている。容器に石を用いた石焼きピビンバは、岩から切り出した専用の容器を高温で加熱し材料を入れるため、温かさが保て、おこげの香ばしさもおいしいのが魅力。