用語集

ナンナンコツ

名前の通り軟骨よりもやわらかくピンク色をしているあっさり系のホルモンで、喉元の弁のことを言う。1頭から1個しか取れない希少部位であるため、焼肉屋で提供されているところは少ない。歯ざわりがシコシコしていて噛み応えがある食感が特徴である。軟骨と言えば、豚の耳やアバラ、ニワトリの胸やひざの軟骨、イカの軟骨なども含まれ、「ナンナンコツ」と同様に、いずれもコリコリとした食感が特徴の、酒のつまみに好まれる人気の部位である。軟骨にはコラーゲンが多く含まれていて、固く強い圧力に耐えることができ弾力があるのが特徴。「ナンナンコツ」は噛み応えがあるものの、鹿児島の郷土料理「とんこつ」のように、煮込んでやわらかくしたものが食べられることもある。