リベリカ種
リベリカ種とは、コーヒー豆の一種である。カフェインや香りが強いが、あと味はすっきりとしている。リベリカ種は、ロブスタ種と同じく、高温多湿の環境に適応する反面、さび病などの病害に弱いと言う難点を持っている。熱帯地帯であるマレーシアやフィリピンなどの低地で多く栽培されているが、原産地はアフリカにあるリベリアである。リベリカ種は、世界全体のコーヒー豆流通量の1%にも満たないため、消費量はとても少なく、日本ではあまりなじみがない。果実が成熟するのに時間がかかる上に、収穫が大変な程大きく成長してしまうなどの原因から収穫量も少なく、あまり流通していない。しかし、コーヒー農園では家庭用として栽培し続けられている。