ラテアート
カフェラテを作る際に表面に描く模様などのアート。エスプレッソにフォームドミルクを注ぐと、その部分に茶色く縁取られた白い跡が残る。これを利用して、ジグザグに注いだり強弱をつけることで複雑な模様を作り出す。古典的なものとしては「ハート」「木」「チューリップ」などがあり、これらを組み合わせて複雑化したものも。さらに近年では、注ぎ終わった後にピックを利用してキャラクターや文字を書いたり、ココアパウダーなどを利用してシルクスクリーンのように型をプリントしたり、固く泡立てたミルクフォームを盛って立体化したりといった様々な技術も生まれ、一気に多様化している。飲み物の表面に作り出す、本来その場限りのお遊びだったが、SNSの発達によって記録と発信が日常化したことも複雑化と流行の一因と言えるだろう。