用語集

ヨード臭

ヨード臭とは、ブラジルのコーヒーでたまに起こる、コーヒー豆の臭いのひとつである。リオ臭とも呼ばれる薬品のようなこの臭いは、土壌の影響で発生する。コーヒー豆の臭いは未加工の見た目だけで判断することは不可能であり、コーヒーとして使うことで発生する香りから、初めておいしいコーヒー豆か否かが分かる。そのため、コーヒー鑑定士の感応テストが重要で、日本の焙煎会社も、少しでも混ざっていると鑑定士が判断したコーヒーは買わないよう努力している。その結果、日本ではヨード臭のあるコーヒー豆はあまり市場に出回らない。またブラジル国内でも、品質の向上に伴い、強烈なヨード臭のするコーヒーは、少なくなってきている。