ムンドノーボ種
ムンドノーボ種とは、ブラジルを代表するコーヒー豆である。高温多湿の環境への適応性が高く、病害虫に強い特徴を持つが、その反面、成長が少し遅い。他の種と比較して樹高が高くなるため、収穫のときに剪定を必要とすることが多い。ムンドノーボ種は、ブルボン種とスマトラ種が自然交配して生まれた、アラビカ種の一種である。この2つは、両方ともティピカ種の突然変異したコーヒー豆である。そのためムンドノーボ種は、ブルボン種のコクのある甘みと、スマトラ種のスパイシーと表現されるような個性的で強いコクが重なり、酸味、甘み、苦みのすべてにおいて、バランスが良い物と言われている。また、ムンドノーボ種を含むアラビカ種は、各地で栽培されている。