マラゴジペ(マラゴジッペ)
ニカラグア原産の品種の一つ。突然変異で生まれたとされ、コーヒーチェリーや生豆の状態でそれとわかるほど大きなサイズが特徴。そのため、様々な品種が交じり合って存在し、ほとんど品種ごとの分類をせずに処理されるニカラグアのコーヒー豆のうち、ほぼ唯一品種を特定した状態で商品化される。やや大味ではあるものの香味に優れ、比較的病害に強いため他の国や地域でも栽培が始まっている。また、マラゴジペと他品種の交配種も現れ始めており、中には近年香り高い高級コーヒーとして人気の出始めている「ゲイシャ」を思わせる香りや、キャラメルなどの豊かな甘みを持つものもあり、交配元の品種としての可能性も注目されている。