ブルボンポワントゥ
「ブルボンポワントゥ」とは、レユニオン(旧ブルボン島)で栽培されている希少価値の大変高いコーヒーのこと。「ポワントゥ」とは「とがった」を意味するフランス語で、豆の形状がやや細長くとがっていることからこのような名称となった。レユニオン島におけるコーヒー栽培は1700年代に始まり、ブルボンポワントゥの栽培も同時期に開始された。しかし、1800年代に起きたサイクロンによる大規模被害や労働力不足、ナポレオン戦争の影響などにより生産量は次第に減少していき、1940年前半にはコーヒーの輸出は完全に途絶えた。長く失われていたブルボンポワントゥであったが、1999年に再生事業が着手され、約8年後の2007年に復活。「香りのブーケ」と呼ばれる程重層的で華やかなアロマが特徴的である。