用語集

トラジャ

インドネシアのスラウェシ島にあるトラジャ地方で栽培されているコーヒー。「トラジャアラビカ」と呼ばれ、アラビカ種の中で最も良質なコーヒーである。スラウェシ島の中部に位置するトラジャは、標高1200mの高地で栽培されており、日中には強い日差しが照り付け、昼夜の寒暖差が15℃以上にもなる過酷な環境下で育つ。この山間地帯に住んでいる農民がそれぞれ小規模な農園を所有しており、そのほとんどが栽培から収穫まで手作業で行なっている。トラジャコーヒーの特徴は、独特な香りと甘み、またまろやかな苦みである。滑らかな口当たりで、強いコクもあるバランスの取れたコーヒーである。トラジャコーヒー本来の味を楽しみたいなら、ブレンドせずに中煎りから深煎りでストレートで飲むのが良いとされている。