用語集

セイロン

セイロンとは、スリランカ産紅茶の総称。1972年までスリランカはセイロンと呼ばれていたため、スリランカ産の紅茶を「セイロンティー」と呼ぶ。スリランカは現在、紅茶大国として知られており、紅茶の輸出量も世界有数である。セイロンティーには栽培、収穫される土地の標高に応じて、「ハイグロウン(高地)」「ミディアムグロウン(中地)」「ローグロウン(低地)」の3種類がある。ハイグロウンに属する「ウバ」は世界三大紅茶のひとつ。標高によって茶葉にも違いが現れ、例えば高地で栽培された茶葉は個性が強く、深いコクや渋み、強い香りが特徴。中地産はバランスが良い紅茶で、癖が少ないため飲みやすい。低地産はコクや甘みがあり、濃厚ではあるが飲みやすいなどの特徴がある。