キームンティー
世界三大紅茶のひとつで、中華人民共和国・安徽省祁門県(あんきしょうきもんけん)で作られている紅茶のこと。周辺他県で作られている紅茶は「安徽紅茶(あんきこうちゃ)」と呼ばれ、キームンティー(祁門紅茶)とは明確に区別される。日本では「キーモン」、「キーマン」、「キームン」などと呼ばれている。細く整った形状の茶葉で、艶のある黒色であることが特徴。良く締まった茶葉は簡単に開かず、それが高品質を証明する。したがって、蒸らし時間に5分以上の時間を要する。軟らかい味わいでほのかな甘みと、果物の香りや甘い糖蜜の香りをも漂わせる。新茶よりも、半年から1年程経過した方が、香り成分が高まり、味わい深いものとなる。