15秒から1分ほどの短尺動画を投稿できるTikTok。音楽に合わせて踊る動画がたくさん投稿されており、若者に人気があるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
実は今、TikTokは飲食店の集客方法として注目されているんです!TikTokでお店の情報を発信してみたいけど、使い方が分からないという飲食店オーナー様に向けて、今回は、効果的にTikTokを運用する方法をご紹介します。
これを読んで、ぜひお店のTikTokを始めてみてください。
目次
なぜ飲食店の集客にTikTokがおすすめなのか?
TikTokとはいったい何なのか。どのように使うのか。その前に、まずは若者に人気のあるイメージのTikTokがなぜ飲食店の集客におすすめなのかをご説明します。
TikTokの動画投稿時に「食べログ」へのリンク設定が可能に
2021年4月から、TikTokの動画投稿時に「食べログ」へのリンク設定が可能になりました。これにより、動画から店舗ページに直接アクセスし、詳細情報を確認できるようになったのです。当初は、グルメ系インフルエンサーなどの一部のユーザーを対象に提供が始まったサービスですが、今後提供対象となるユーザーを順次拡大していくそうです。
食べログを運営する株式会社カカクコムは、飲食店を紹介するグルメジャンル動画の人気が高まってることから、TikTokとの連携を開始しました。動画を見て気になった飲食店の情報をすぐに確認して、そのまま予約まで進むという流れが一般的になる日も近いのではないでしょうか。
TikTokのユーザーは若者だけではない!
TikTokは10代から20代のユーザーが過半数というイメージありますが、現在は30代から40代のミドル世代のユーザーも圧倒的に増加しています。なんと、性別・年代ごとのユーザー数を見てみると、40代男性のユーザーが最も多いのです。
今やTikTokは、幅広い世代に低コストで認知してもらうことができるツールとなっています。
TikTokとは?
TikTokが幅広い世代に利用されるようになったことを説明しましたが、まだTikTokを詳しく知らないという方もいらっしゃるかと思います。そんな方のために、そもそもTikTokとはどんなものなのかをご説明していきます。
中国製の動画型SNS
TikTokとは、中国製の動画型SNSで、15秒から1分ほどの短い動画を作成・投稿できる、短尺動画プラットフォームです。動画を撮影する際に、「0.5倍速」や「2倍速」と速さを調節しながら撮影したり、アプリ内に実装されている特殊効果を活用したりして、ユニークな動画を誰でも簡単に撮影できるようになっています。こうした動画にBGMを付けることができるのも特徴で、何年も前に発売された曲が、TikTokをきっかけに大流行するという現象も起きています。
また、「中国製のものは安全上不安だ」としてトランプ元大統領が使用を禁止したこともまだ記憶に新しいのではないでしょうか。中国がTikTokの権利を手放さない可能性があるとして、新たに生まれたのがInstagramのリールです。
リールとの違いは?
リールは、Instagramが2020年8月に追加した15秒の短尺動画を作成できる機能です。これはInstagram上で見ることができ、アプリなどをインストールする必要はありません。
前述の通り、TikTokやリールなどの動画系SNSは、現在幅広い層に利用されています。情報系、面白系、ホラー系など配信されている内容は様々です。そんな中でも特に注目を集めているのがグルメ系の投稿です。
「#tiktokグルメマップ」がTikTok内のトレンドに
TikTok内のトレンドでも「#tiktokグルメマップ」などのグルメ系ハッシュタグが注目を集めています。さらに、多くのグルメ系インフルエンサーがTikTokに移行し始めているという現状もあり、これからの集客にはTikTokが欠かせない存在になっていくことがわかります。
動画型集客が向いている業態
飲食店にはTikTok集客がおすすめだという説明をしてきましたが、全ての業態に効果のあるツールとは言えないのです。現在、TikTokでバズっているお店のほとんどが、やはりInstagramで人気のお店やインフルエンサーに注目されているお店です。
しかし、ポイントを抑えれば、TikTokはあなたのお店の認知拡大につながる貴重なツールとなるはずです!
TikTok集客の特徴
TikTokはSNSの中でも、ユーザーの反応率が高い傾向にあります。TikTokユーザーの2割ほどが、動画視聴後に検索などの何らかのアクションを起こしているそうです。
また、TikTokはフォローしているユーザー以外にもリーチしやすいという特徴があります。AIがユーザーの閲覧動画や閲覧後の行動を読み取って、ユーザーの好みに合わせて選んだ動画がおすすめとして表示されます。広告などを出さなくても、興味がありそうなユーザーに動画を見てもらえる機会が増えるのです。
しかし、割引クーポンや商品購入を促すようなコンテンツが不向きであるという特徴もあります。TikTokユーザーが求めているコンテンツは、「面白いクリエイティブな動画」です。そのため、お店の好感度を上げるためのツールや顧客とのコミュニケーションツールとして活用することが大切です。
動画集客をする際のポイント
TikTokユーザーが求める「面白いクリエイティブ」な動画を投稿するために、動画販促を始めるにあたって抑えておきたいポイントをご紹介します。
①驚き:料理にエンターテイメント性を持たせる
②個性:他では体験できない料理
③意外性:動きのあるサービス
④外見:絵面のいい商品や独特な盛り付け
動画販促を始める際は、この4つを意識してメニューを考える必要があります。SNSが普及した今、味以外の部分で差別化をしていくことが重要です。「行かなくてもその場で体験できる」という動画の強みを活かして、「実際に体験したい」と思わせることができるよう、改めてお店をプロデュースしてみてはいかがでしょうか?
ユーザーフローを意識しよう!
TikTokの投稿は再生時間が15秒から1分以内と限られているため、詳しい情報をInstagramやYouTubeに掲載していることがほとんどです。飲食店でTikTokを運用して来客につなげるためには、ユーザーフローを意識しなければなりません。
TikTokのユーザーフロー
TikTokのユーザーフローで意識するべきは、「指名検索」「プロフィールからのInstagramへのリンク」の2つです。ユーザーは、TikTokで動画を閲覧した後、他のツールを利用して情報を検索するのです。つまり、TikTokを始めるのであれば、ユーザーが動画閲覧後に見ることのできる情報を用意しておかなければなりません。
TikTokがバズればGoogleマイビジネスの指名検索数が伸びる
ユーザーが検索エンジンを用いて情報を検索した場合、指名検索で上位表示されるのが「Googleマイビジネス」です。プロフィールにリンクを付けられるよう、Instagramのアカウントを用意することももちろん大切ですが、Googleマイビジネスを用意しているかどうかでその後の来客につながるかどうかが変わると言えます。
Googleマイビジネスは各予約サイトのリンクを貼ることもできるので、TikTokがバズればGoogleマイビジネスの指名検索数が伸びるということが既に検証されています。
TikTokの運用方法
TikTokでは、「まだお店を使っとことのないユーザーが行ったつもりになれる体験」ができる動画を投稿することが大切です。そのためには、店舗アカウントとしてTikTokを始めるより、「お店のアンバサダー」としてアカウントを運用することをおすすめします。アンバサダーとは「コアなファン」のことです。自分のお店を一消費者として体験して、魅力が伝わる動画を作成してみてください。
さらに効果をあげたいのであれば、「顔出し」もおすすめです。「動画に出ているお店のスタッフに会える」というのもユーザーから魅力的に捉えられやすくなります。
また、センスのある動画はやはり見られやすく、人気も出ます。しかし、うまく動画を作る自信がないという方も多いと思います。テンポスには、動画作成サービスもございます!TikTok運用の第一歩として、テンポスで動画を作成してみてください。
【人気の記事】飲食店の集客アップにはこれが効く!~チラシからSNSまでコストや強みを紹介
※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。
まとめ
いかがでしたか?
TikTokは集客の新常識となってきています。この波に乗り遅れないよう、今のうちに動画型集客を始めておきましょう!