キッチンカーの開業にオススメの設備・厨房機器を一挙ご紹介!

経営ノウハウ

よく街で見かけるキッチンカーの中には、実はさまざまな厨房機器が活躍しています。その中でもよく使用する厨房機器ベスト3をご紹介します。キッチンカーの開業をお考えの方は是非参考にしてみてください。

① 炊飯ジャー

丼ものやカレーを出すキッチンカーも多いですが、その場合には必ずご飯が必要ですよね。
そのため炊飯ジャーはさまざまなキッチンカーで活躍しています。

オフィス街などに出店する場合は、ランチタイムにお客さんが一気に集中することも多いため、家庭用の炊飯器よりも大容量、かつスピーディーな業務用の炊飯ジャーがおすすめです。

業務用の炊飯ジャーと一口に言っても、様々な種類があります。

購入を検討する際にはまず一番大事なのが、ガス式か電気式かという問題です。

キッチンカーでガスを使用する場合は、プロパンガスを使っているため、購入する場合は必ずプロパンガス(LP)専用の商品を選ぶようにしてください。

電気式の業務用炊飯ジャーを購入する場合は、電圧の違いがあるので注意してください。一般的に家庭で使用する100Vとは別に、200V専用の炊飯ジャーもあります。キッチンカーでは200Vは基本使えませんので、100Vの商品を選んでください。電圧は性能や容量によって異なるので、購入する際は必ず確認してください。

② 卓上フライヤー

キッチンカーといえば唐揚げやポテトなどのラインナップはお馴染みですよね。その際には必ずフライヤーが必要になります。

安全性や容量を考えると、家庭用のものよりは、業務用フライヤーがおすすめです。その中でも、コールドテーブルや作業台の上にもおけるような、卓上のタイプは、狭いキッチンカーの中でも空間を有効活用できるでしょう。

こちらも炊飯器と同様、電気式かガス式かの違いがあるので、導入の際には注意が必要です。ガス式と電気式の違いですが、ガス式の方が油の温度が上がるのが早く、火力も強いため美味しく仕上がります。電気式は火力はガス式には劣りますが、その分安全性には優れていたり、温度調節機能やタイマー機能がついたものもあります。

キッチンカーのような、狭い厨房で一人で切り盛りしなければならないところでは、素早くあげてくれるだけではなく、タイマーで揚がったことを教えてくれるというのは嬉しいポイントではないでしょうか。

③電子レンジ

キッチンカーのどの業態にも共通して使用頻度が高い厨房機器といえば、こちらの電子レンジです。業務用電子レンジは100Vと200Vの2種類がありますので、こちらも購入時には電圧の確認が必要です。

業務用電子レンジは家庭用の電子レンジよりも高額ですが、その分頑丈に作られており、30~40万回の開け閉めにも耐えられる設計になっています。家庭用に比べて温めにかかる時間も格段にスピーディーです。

メモリー機能がついており、番号にメニューのラベルなどを貼り付けておけば、毎回食材によって時間を設定する手間が省けます。

また、家庭用の電子レンジに慣れている人からすれば、常識を覆すような発想ですが、2段積みでの調理も可能です。

キッチンカー開業のために厨房機器を中古で購入する際のポイント

開業してから1店舗目のキッチンカーであれば、厨房備品がある程度揃っている中古のキッチンカーで割安物件を購入するなど、なるべく初期投資を少なくすることが成功への第一歩です。
その中で足りないものを足していくという考え方がおすすめです。

厨房機器を全て新品で揃えるとなると、かなり高額になってしまいます。
とはいえ、比較的安価な家庭用の機器で揃えると、安全面の問題や、注文を受けてから提供までのスピード感が欠けてしまうケースもあります。

そこで中古の業務用で揃えるという選択肢があると、厨房選びの幅が広がります。

中古で購入する場合には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
3つに絞ってご紹介します。

付属品が揃っているかどうかを確認する

卓上の機器であれば、最近ではフリマアプリや通販で購入する機会も多いでしょう。その際には、なるべく付属品が揃っているものを選ぶようにしましょう。

付属品が欠けていると、使い勝手が悪かったり、そもそも使えないこともあります。

かといって、後から単品で付属品のみを購入すること自体が難しいケースもあります。

まず炊飯ジャーですが、これには底に敷くための炊飯シートが付属しています。これがないと底の部分が焦げやすくなってしまい品質が落ちてしまいます。

次にフライヤーですが、これには多くの付属品があります。仕切り網、フライカゴ、前カゴなど商品によって異なるので、メーカーの公式サイトで商品の詳細をよく確認してから購入するようにしてください。

最後に電子レンジですが、付属品はメニューシート、メニューラベルがあります。これは新品ではついてくるのですが、中古の場合は既にないケースが多いです。こちらはあまり気にしなくても良いと思います。

どんなお店で使用していたかを確認する

前にどんな業態のお店で使用していた商品なのかを知ることは、難易度が高いかもしれませんが、もし知れる状況であれば確認しておくと良いかもしれません。

なぜならば、「どんな業態のどんなお店で使用されていたか」ということから、「どれくらいの頻度で使用されていたか」「お手入れはしっかりされていたか」などを推測することができるからです。

極端な話で言えば、庶民的な居酒屋チェーンで使用されていた厨房機器と、高級店で使用されていた厨房機器では、使用年数が同じでも回転数が違います。またメンテナンスにかけられる費用や労力などの違いで、高級店の方が状態が良いことが多いのです。

年式を確認する

年式の確認の仕方はいくつかあります。

製造番号から年式を割り出すことができるのですが、これはメーカーによって異なるので、主要なメーカーであるホシザキのみ紹介します。

ホシザキであれば、製造番号の桁数が7桁であれば、製造されてから10年以内のものになります。6桁であれば10年以上前に製造されたものになります。(現在2022年度)

そして製造番号の頭文字が必ずアルファベットになっています。

これはA=1,B=2,C=3という法則になっており、これは製造年数の西暦下一桁を表しています。

製造年数の頭文字がAから始まる7桁の製造番号であれば2021年に製造されたものと判断できます。

ここで注意しなければならないのは、「アルファベットのIとOは数字に類似するためカウントしない」ということです。そのため頭文字Jの7桁のは2019年製となります。

この他に、電源コードで確認する方法があります。
これはあくまでも、正確に年数を知るというよりも、おおよそ年式を知りたい方向けです。

電源コードの種類にもよりますが、コードをよく見ると西暦でコード自体の製造年数が記載されていることがあります。

コードが製造された年数は、その製品の製造年数と同じか、1年前の年数であることが多いです。

コードのみ新しく変えていたりすることもあるので100%ではありませんが、年式を割り出す一つの方法として覚えていただければと思います。

最後に

キッチンカーについて、オーナーさんに取材したり、調べていく中で、1日に200食売るようなお店もあるということを聞きました。

一昔前では、キッチンカーといえばスーパーの駐車場に出店している焼き鳥屋さんや、ショッピングモール内に出店しているクレープ屋さんのイメージがありましたが、最近では都内のオフィス街やビルの空きスペースで出店しているおしゃれなキッチンカーに人だかりができている様子も多く見られます。

働き方が変わっていく中で、世の中のランチ事情も少しずつ変わっていくんだということが、肌で感じられる良い機会になりました。

キッチンカーの開業をお考えの場合は、下記サイトより詳しい情報が確認できますので是非ご覧ください。

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キッチンカー・フードトラックに関する記事はこちら

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