現在、労働力人口の減少や働き方改革により、人手不足や人件費の高騰に悩める企業は、少なくありません。飲食業界においても、人材の問題は同じようあります。そんな悩みを解決する手段の一つが、飲食店用ロボットや作業効率がUPする厨房機器の導入です。
ここでは、人手不足や人件費を削減するロボットや機器たちをご紹介していきます。是非最後までご覧ください。
目次
飲食店の人材
人手不足は、今やどの業界においても共通の問題となっていますが、その中でも「飲食店」は特に人材が不足しています。
帝国データバンクが2019年1月に行った、人手不足に対する企業の動向調査によると、非正社員(アルバイト、フリーターなど)について、従業員が不足していると回答した企業は84.1%と、他の業種に比べて、一番高い数値となりました。
(参照:帝国データバンク | 人手不足に対する企業の動向調査(2019年1月))
こういったことからも飲食店の人手不足は、年々深刻化していると言えるでしょう。
飲食店の人件費
飲食店の人件費は、売上の20~30%が目安と言われています。
「人件費」とは、給料のほかに、賞与、社会保険料、福利厚生費、通勤手当などが含まれています。
また、人手が足りないということは、それだけ労働力というものの希少価値は上がっていきます。そのため近年では、過去3年間で最低賃金が6%上昇しています。
飲食店は「仕事が忙しい」「長時間労働」「給料が安い」などあまり良くないイメージを持たれがちです人材を確保するためには、クリアしていかないといけない課題が様々あります。
飲食店の人件費削減
人材を確保するためには、安易に人を減らしたり、賃金を引き下げたりすることは、スタッフのモチベーション低下や、信頼関係の欠如から、店自体サービスの質が落ちてしまい、逆にお店の経営状況を悪くしてしまいます。
そのためにも、まずは業務を効率化し、人件費を節約していくことが必要となってきます。
飲食店向けおすすめロボット
さて、ここからが本題です。ここでは、そんな人材不足、人件費削減を実現する飲食店用ロボットや業務効率化を図れる厨房機器をご紹介していきます。
これらの機器は、初期投資費用としては高い傾向ありますが、機器の導入により、結果的に業務が効率化、月々の人件費削減につながります。
ここでは、そんなロボットや厨房機器をご紹介していきます。
配膳ロボット
まずご紹介するのは、飲食店用の配膳ロボットです。まだ、取り入れている企業、お店自体は少ないですが、AIロボットの技術が向上してきていることから、今後配膳ロボットが主流になっていく可能性が十分あります。
そんな配膳ロボットのメリットについてご紹介していきます。
メリット
従業員の負担軽減
飲食店のホール業務は、50%が配膳/下膳を占めています。その分従業員にも負荷がかかり、その忙しさから、高い離職率につながってしまうことも少なくありません。
配膳ロボットを取り入れることにより、配膳・下膳などはロボットが、従業員は別のサービスに手が回る為、お客様へ向けたサービスの質が向上します。
人件費削減
配膳ロボットはほとんどが月々のレンタル制です。配膳ロボットの導入時は、多少混乱することがあるかもしれませんが、うまく活用していくことにより、ホールスタッフの人数を減らし、人件費削減につながっていきます。
非接触
近年では、非接触オペレーションの重要性も高まってきています。配膳ロボットを導入することにより、接触を極力避けることが可能です。
※配膳ロボットはテンポスドットコムからリリース予定です。
ご期待ください!
人件費削減・作業効率UPの特殊厨房機器
ここでは、作業効率UP+人件費削減が実現できる特殊厨房機器をご紹介していきます。
初期投資としては、少し高額な物となりますが、長い目で見るとお店のサービス向上、調理の短縮化などかなり便利な機器たちです。
そんな厨房機器たちをいくつかご紹介していきます。
スチームコンベクションオーブン
スチームコンベクションオーブンは、オーブンにスチーム(蒸気)発生装置を取り付けた厨房機器です。これによりさまざまな調理を可能にします。
メリット
簡単調理
『焼く』『煮る』『炊く』『揚げる』『茹でる』『蒸す』など調理モード(調理温度・調理時間)を設定することで、誰でも簡単に調理ができます。調節がスチコンに任せられるので、難しい料理でも失敗がしづらいという点も挙げれます。
調理マニュアルさえ作ってしまえばパート、アルバイトの方でも同じ味の料理提供が可能になります。
調理時間の短縮
過熱に水蒸気を用いるため、熱伝導がよく、調理時間を短縮するとができます。
また、調理をスチコンに任せられるので、その調理が終わるまでは、別の作業に取り掛かることもできるため、人手不足の課題解決には活躍しています。
食材のうまみや水分を逃さない
スチームコンベクションオーブンは、熱風と蒸気の両方を使いながら調理するため、水分を保ちながら食材の加熱ができるため、うまみも逃しません。
ブラストチラー
上記で取り上げたスチームコンベクションオーブンに、セットで活用できるのがブラストチラーです。
ブラストチラーとは、調理したてで、高温状態の食品を、粗熱とり・急速冷却するための機械です。
加熱仕立ての食品を入れ、水分・香り・色などを封印し、食材の風味をジューシーに仕上げます。
ブラストチラーは給食施設や病院など大量調理場で活躍する一方、テイクアウト・宅配弁当や、冷蔵・冷凍食品の通信販売を始める方にもおすすめの機器です。
メリット
効率アップ
加熱した高温の食品をそのまま入れることができるため、仕込みの時間を大幅に短縮します。
品質アップ
スチームコンベクションオーブンなどで加熱調理した料理を熱々のまま、ブラストチラーで急速冷却することにより、食材のうまみをきゅっと閉じ込めます。
作業の効率化と同時に、食品自体の品質も高めてくれます。
安全性アップ
菌の繫殖が活発になる温度帯(35℃~40℃)を短時間で通過することができるため、菌の繫殖を防ぎ、安全性を高めてくれます。
高機能システム搭載POSレジ
最後にご紹介するのはPOSレジです。
POSレジとは、販売時点情報管理(Point of sale)のことで、商品の売上を単品単位で集計するシステムのことです。
メリット
売上管理の手間が省ける
どの商品がどれくらい売れたかが管理できるため、今までスタッフが売上計算していた時間を省くことができるため、その分人件費の削減ができます。
販売戦略が立てやすい
上記のように、売上データが簡単に取得できるようになるため、その時間を販売戦略に充てることができます。それにより、お店のサービスの充実・スタッフのモチベーション向上につながるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。人材不足や人件費高騰が問い沙汰されている中で、これらを解決する手段の一つとして、特殊機器や、配膳ロボットのご紹介をしてきました。
テンポスではこうした厨房機器についてのご相談・お見積りについても承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。