飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
季節を感じられる食材を使用した「せいろご飯」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
せいろご飯とは、蒸気で加熱する蒸し料理のことを指します。せいろ(蒸籠)を使った加熱法では、蒸気で水分を補いながら食材を温めるため、ふっくらとおいしく仕上がります。
今回は、蒸すだけで美味しくなる!蒸し器を使った「せいろご飯」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
せいろとは?
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せいろ(蒸籠)は、蒸し料理に使用されている日本の伝統的な調理器具です。主に、竹や木で作られており、重ねられる構造が特徴です。
蒸気を通すための、細かい編み目や穴があり、食材を「ふんわり」と蒸し上げるのに適しています。
せいろは、日本だけではなく中国や、東南アジアでも広く使われています。
用途
せいろは野菜、魚、お肉、点心(シュウマイや餃子など)を蒸す際によく使われています。
蒸すことで、食材のうまみや栄養素を損なわず、ヘルシーな調理が可能です。また、ご飯やそばを提供する際に、せいろに盛り付ける「せいろそば」などの料理もあります。
せいろ蒸しはなぜ美味しいのか?
せいろ蒸しがおいしい理由は、調理法そのものが食材の持つ自然なおいしさを最大限に引き出すためです。
その秘密は、蒸気を使った調理方法とせいろの素材にあります。
ここでは、せいろ蒸しがなぜおいしいのかについて紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・食材本来のうまみを引き出す
・ふっくらとした仕上がり
・香りが引き立つ
・余分な油分を落としつつ栄養を保持
・視覚的な美しさと温かみ
それぞれ詳しくみていきましょう。
食材本来のうまみを引き出す
一つ目は、食材本来のうまみを引き出すことです。蒸すことで、食材に均一に熱が加わり、素材本来のうまみや香りが凝縮されます。
煮たり、焼いたりする方法では、うまみや栄養素が、煮汁や油に流れ出てしまうことがあるものの、蒸し料理では防ぐことができます。
そのため、野菜の甘みや魚の風味、お肉の「ジューシーさ」がダイレクトに楽しめるでしょう。
ふっくらとした仕上がり
二つ目は、ふっくらとした仕上がりです。せいろは、蒸気を効率よく循環させる構造を持っており、食材をふんわりと均一に蒸し上げます。
これにより、ムラなく柔らかい食感が実現します。特にお肉や魚は、余分な脂が落ちつつも、中が「ジューシー」に仕上がり、ヘルシーでありながら満足感のある食べ応えを楽しめます。
香りが引き立つ
三つ目は、香りが引き立つことです。せいろは、竹や木で作られており、蒸し料理の際に、これらの素材の自然な香りが食材に移ります。
この、ほのかな香りが料理全体の風味を豊かにし、食欲をそそります。特に、和食や中華料理では、香りの効果がおいしさに直結しているのです。
余分な油分を落としつつ栄養を保持
四つ目は、余分な油分を落としつつ栄養を保持することです。蒸し料理は、油を使わずに調理が可能なため、ヘルシーで消化にも優れています。
また、ビタミンやミネラルなどの水溶性栄養素が流出しにくいのも特徴で、健康的でおいしい料理を楽しめます。
視覚的な美しさと温かみ
四つ目は、視覚的な美しさと温かみです。せいろは、見た目にも食欲をそそります。竹のナチュラルな色合いや、蒸し上がった際に広がる湯気は、視覚的にも「温かみ」や「出来立て感」を演出し、味覚以外の部分でもおいしさを引き立てています。
これらの理由から、せいろ蒸しはシンプルでありながら、奥深いおいしさを持つ調理法として、多くの人に愛されています。
せいろご飯作り方
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ここでは、自宅でせいろを使った「せいろご飯」について紹介していきます。
せいろを使うことで、「ふっくら」としたご飯が楽しめるだけではなく、香りや見た目も上品に仕上がります。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料と道具
材料(2~3人分)
・白米:2合
・水:適量(炊飯用)
・出汁や具材(アレンジする場合)
道具
・せいろ(2段または3段が便利)
・鍋またはフライパン(蒸し器の代わり)
・クッキングシートまたは布巾
せいろご飯の作り方
お米を研ぐ
白米をボウルに入れ、やさしく水で研ぎます。透明になるまで、2〜3回水を替えながら研ぎ、最後にたっぷりの水に浸けて、30分〜1時間置きます。
浸水することで、米がしっかり吸水し、ふっくらと炊き上がります。
せいろの準備
せいろに、クッキングシートを敷く。もしくは、濡らして絞った布巾を敷きます。これにより、ご飯がせいろにくっつかず、蒸しやすくなります。
蒸し鍋の準備
鍋や、フライパンに水を1/3〜1/2程度入れ、強火で沸騰させます。せいろがしっかりと蒸気に包まれるように、鍋やフライパンの大きさを調整してください。
お米をせいろにセット
浸水させたお米をザルに上げ、水気を切ります。その後、せいろに平らに広げ、均等に蒸気が通るようにします。
蒸す
鍋に、せいろをセットし、強火で蒸します。蒸し時間は、約25〜30分が目安です。途中で水がなくならないように、鍋の水を追加しながら調理します。
蒸し上がりを確認
お米がふっくらと炊けているか確認します。芯が残っている場合は、さらに5分ほど蒸してください。
アレンジ方法
炊き込みご飯風せいろご飯
具材例:鶏肉、にんじん、しいたけ、こんにゃく
作り方:浸水したお米にしょうゆ、みりん、お酒、出汁を加え、具材と一緒にせいろで蒸します。
調味料が染み込んだ香ばしいご飯が楽しめます。
季節のせいろご飯
・春:筍や菜の花
・夏:とうもろこし
・秋:栗やさつまいも
・冬:牡蠣や大根
具材を切って米のうえにのせ、一緒に蒸すだけで季節感あふれるご飯が完成します。
酢飯を使ったせいろご飯
せいろで蒸したご飯を、酢飯にしてちらし寿司やおにぎりにするのもおすすめです。せいろの香りが酢飯の風味を引き立てます。
コツと注意点
ここでは、コツと注意点について紹介していきます。
蒸気の量に注意
蒸し中に水がなくなると焦げてしまうため、適宜水を足してください。
せいろの保管方法
使用後は、すぐに乾燥させ、湿気を防ぐことでカビや臭いを防げます。
多段せいろの活用
多段のせいろを使うと、上段でご飯を蒸し、下段で野菜や魚を同時に調理できます。忙しい日にも便利です。
自宅で作るせいろご飯は、シンプルながらぜいたくな一品です。せいろ特有の香りや、蒸しの柔らかさを楽しみながら、好みのアレンジでいろいろなバリエーションを試してみてください。
せいろご飯に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、せいろご飯を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
電気蒸器
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耐熱蒸しセイロ 白木 蓋
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まとめ
今回は、蒸すだけで美味しくなる!蒸し器を使った「せいろご飯」について紹介してきました。
せいろとは、蒸し料理に使用されている日本の伝統的な調理器具です。そのせいろを使用して、おいしいご飯が作れます。
せいろご飯は、食材本来のうまみを引き出しや、ふっくらとした仕上がりなどの要因からおいしく感じられます。
自宅でも手軽に作れるため、ぜひ試してみてください。
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