飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
季節を感じられる食材を使用した「いちごのタルト」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
タルトとは、小麦粉やバターで作った生地の器に、クリームやフルーツなどを加えた洋菓子です。
ラテン語で、「丸い皿のお菓子」を意味する “Tourte(トゥールト)” が語源とされており、フランス発祥のスイーツとして知られています。
今回は、サクサク食感が楽しめる!!旬の食材を使用した「いちごのタルト」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
いちごは12月が旬のフルーツ?
いちごは一般的に冬から春にかけて旬を迎える果物ですが、特に12月が旬だといわれているのは、日本特有の事情によるものです。
本来、いちごの自然な旬は春(3〜5月頃)であるものの、日本ではクリスマスケーキや、冬のデザートとしての需要が高まり、12月には市場に多く出回ります。
この背景には、ハウス栽培技術の進歩があります。温度や光の管理により、収穫時期を調整できるため、冬場でも甘くて鮮やかな赤いいちごが提供されているのです。
特に、「とちおとめ」「あまおう」などの品種は、甘みと酸味のバランスがよく、クリスマスシーズンに多く利用されています。
また、12月は寒暖差が大きく、いちごが甘く育つ条件が整いやすい時期でもあります。
これにより、見た目も味もよい品質のいちごが出荷されるのです。
ただし、いちごの本来の旬は春であることを考えると、12月のいちごは人の手で管理された「作られた旬」ともいえます。
お客様にとっては、人工的な旬がむしろ喜ばれ、クリスマスや年末年始の華やかなシーズンを彩るフルーツとして定着しています。
こうした季節の特性を理解することで、いちごの魅力をより深く味わえるでしょう。
いちごにタルトは合うのか?
いちごは、タルトと非常に相性がよいスイーツの組み合わせです。理由として、いちごの甘酸っぱさがタルト生地や、クリームの甘みと見事に調和する点にあります。
タルトの土台となる生地は、「サクサク」とした食感が特徴的で、バターの豊かな風味がいちごのフレッシュな味わいを引き立てます。
一方で、タルトに使われるカスタードクリームや生クリームは、なめらかでコクがあり、いちごの酸味を包み込むような役割を果たしています。
このバランスにより、一口食べると甘さと酸味、食感のハーモニーが楽しめるのです。
さらに、いちごの鮮やかな赤色は見た目にも華やかで、タルト全体の美しさを際立たせます。
そのため、いちごタルトは特別なイベントやお祝いの場でも人気のデザートとして選ばれます。
また、いちごのサイズや切り方を工夫することで、デザインのバリエーションが広がり、より個性的なタルトが作れる点も魅力です。
一方で、いちごの水分が多いため、タルト生地が湿気やすいという課題もあります。
これを防ぐためには、タルト生地に薄くチョコレートを塗るなどの工夫が施されるでしょう。
このような調整を加えることで、よりおいしいいちごタルトを楽しめます。
いちごを活用したスイーツ
いちごは甘酸っぱい味わいと鮮やかな赤色で、多くのスイーツに利用される人気のフルーツです。
ここでは、いちごを活用した代表的なスイーツについて紹介していきます。
主に以下のスイーツがあげられます。
いちごショートケーキ
いちごショートケーキは、日本の定番スイーツで、「ふわふわ」のスポンジケーキに軽い生クリームと新鮮ないちごを重ねたスイーツです。
いちごの甘酸っぱさがクリームの甘みを引き立て、スポンジの軽い食感と相まって絶妙なバランスを生み出しています。
特にクリスマスや、誕生日などのお祝いに人気です。
いちごパフェ
いちごパフェは、透明なグラスに、生クリームやアイスクリーム・スポンジケーキ。そして、新鮮ないちごを層状に盛り付けたデザートです。
いちごの酸味と甘さが他の素材と絡み合い、食べ進めるごとに違った味わいを楽しめます。特に、季節限定のいちごパフェは多くのカフェで人気メニューです。
いちご大福
いちご大福は、和と洋の融合を感じさせるスイーツで、柔らかい餅生地の中にあんこといちごを包み込んだデザートです。
いちごのジューシーさと甘いあんこの相性が抜群で、手軽に食べられることからお土産としても人気があります。
季節限定で販売されることが多く、春先に特に注目される和菓子です。
これらのスイーツは、それぞれいちごの魅力を最大限に活かし、異なる食感や風味を楽しめます。
季節を問わず、いちごのおいしさを堪能できる工夫が凝らされている点が共通しているでしょう。
いちごのタルト作り方
ここでは、自宅で作れる簡単ないちごタルトのレシピについて紹介していきます。
基本のタルト生地とカスタードクリームを作り、いちごを飾るだけで見た目も味も満足できるタルトが完成します。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料(18cmタルト型)
「タルト生地」
・薄力粉:150g
・無塩バター:70g(冷たいもの)
・砂糖:40g
・卵黄:1個分
・冷水:大さじ1
「カスタードクリーム」
・牛乳:250ml
・卵黄:2個分
・砂糖:50g
・薄力粉:20g
・バニラエッセンス:少々
「仕上げ」
・いちご:200~300g
・ナパージュ(またはジャムを水で伸ばしたもの):適量
作り方
タルト生地を作る
まず、タルト生地を作ります。ボウルに薄力粉をふるい入れ、冷たいバターを加えて手でそぼろ状に混ぜます。
砂糖を加えて混ぜ、卵黄と冷水を加えてひとまとまりにします。ラップで包み、冷蔵庫で30分以上休ませましょう。
生地を焼く
生地を型に合わせて伸ばし、型に敷き詰めます。フォークで底に穴を開け、重石を乗せます。
180℃に予熱したオーブンで15分焼き、重石を外してさらに5分焼きます。
その後、冷ましておきましょう。
カスタードクリームを作る
鍋に牛乳を入れ、弱火で温めます。別のボウルで卵黄、砂糖、薄力粉を混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えます。
混ぜた液を鍋に戻し、中火でとろみがつくまで混ぜる。火を止め、バニラエッセンスを加えて冷やします。
組み立てる
焼き上がったタルト生地にカスタードクリームを均一に広げます。洗ってヘタを取ったいちごを上に並べます。
ナパージュをハケで塗り、いちごにツヤを出して完成です。
ポイント
生地を冷やす時間をしっかり取ることで、「サクサク」に仕上がります。
カスタードクリームは焦げやすいため、弱火で絶えず混ぜてください。
これで自宅でもプロ顔負けのいちごタルトが作れます。ぜひ、クリスマスや年末年始にごちそうしてみましょう。
いちごタルトに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、いちごタルトを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
デコレーション型共底18cm
スチームコンベクションオーブン
まとめ
今回は、サクサク食感が楽しめる!!旬の食材を使用した「いちごのタルト」について紹介してきました。
いちごはクリスマスにぴったりなスイーツであり、12月頃を目処に日本では作られています。
いちごは、タルト以外にもショートケーキやパフェとして活用できるため、ぜひ自宅でアレンジしたスイーツを作ってみましょう。
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