飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
冬が旬の食材を使用した「ぶり大根」をご存じの方もいるのではないでしょうか。
ぶり大根は、ブリの身をとった後のアラと大根をしょうゆや砂糖、だしなどで煮込んだ料理です。
北陸の郷土食として知られているものの、近年は居酒屋などでも全国的に提供されています。
今回は、北陸の冬を代表する郷土料理!!旬の寒ぶりを使用した「ぶり大根」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
寒ぶりとは?
寒ぶり(かんぶり)とは、冬の季節に旬を迎えるぶりのことを指しています。ブリは、日本各地で広く親しまれる魚で、特に寒い時期に脂がのり、風味が増しておいしくなるため、冬のブリを「寒ぶり」と呼び、特別に珍重されています。
寒ぶりの特徴は、豊富な脂肪分と独特のコクにあります。成長段階に応じて名前が変わり、稚魚の頃は「モジャコ」、成長して「ワラサ」や「イナダ」、さらに大きくなると「ブリ」と呼ばれるようになります。
特に、寒ぶりはもっとも大きく成熟したブリで、10キログラム以上にも達するものが珍しくありません。
日本海側の富山湾や佐渡沖など、寒流が流れ込む地域で水揚げされる寒ぶりは、非常に高い評価を受けています。
富山県の「氷見ぶり」や、石川県の「能登ぶり」など、地域ブランドとしても有名で、それぞれの地域で冬の味覚として親しまれています。
調理法としては、刺身や照り焼き・ぶり大根・しゃぶしゃぶなどいろいろな料理に使われています。
寒ぶりの脂の甘みや、うまみが引き立つため、刺身は特に人気です。また、加熱すると脂が溶け出して、料理に深みを与えます。
寒ぶりは、日本の冬の風物詩の一つであり、旬の季節には多くの人々がその味わいを楽しみにしているのです。
「ぶり大根」はどこの郷土料理?
ぶり大根は、日本の郷土料理の中でも特に北陸地方。さらに、富山県や石川県を中心に親しまれてきた料理です。
この地域は、冬に旬を迎える「寒ぶり」の漁獲が盛んで、富山湾で水揚げされる「氷見ぶり」や、石川県の「能登ぶり」は全国的にも知られています。
冬になると、これらの地域では脂がのった寒ぶりが市場に多く出回り、豊富に手に入ることから、寒ぶりを活かした料理が発展してきました。
その一つが「ぶり大根」です。
ぶり大根は、脂ののったぶりと冬が旬の大根を一緒に煮込むことで、相互にうまみが染み込み、非常に深い味わいが生まれます。
特に、ぶりの脂と大根は相性がよく、大根がぶりの風味を吸い込んで柔らかく仕上がるため、家庭の味としても昔から親しまれてきました。
煮込むことで、ぶりの魚臭さが抑えられ、大根の甘みが引き立つため、シンプルながらも非常に満足感のある料理です。
また、ぶり大根は他の地域にも広がり、日本各地で作られるようになりました。
特に、北陸地方では、地元の冬の定番料理として根付いています。
この背景には、富山湾などの日本海で漁獲される寒ぶりが影響しています。北陸地方は、冬に寒流が流れ込み、寒ぶりが豊富に水揚げされるため、鮮度のよいぶりを使った料理が昔から食卓に並んでいたのです。
今では、富山県や石川県の郷土料理として認知されているだけではなく、日本全国で家庭料理や、居酒屋メニューとして提供されるなど、広く親しまれるようになりました。
その背景には、冬の味覚を楽しむための知恵と、北陸地方の豊かな食文化が根付いています。
「ぶり大根」の魅力とは?
ぶり大根の魅力とは、いったいなにがあるのでしょうか。
ここでは、ぶり大根の魅力について紹介していきます。
主に以下の魅力があげられます。
・季節感と相性のよさ
・栄養価と食べ応えのある満足感
それぞれ詳しくみていきましょう。
季節感と相性のよさ
一つ目は、季節感と相性のよさです。ぶり大根の最大の魅力は、旬の食材を組み合わせた冬ならではの季節感にあります。
寒ぶりは、冬に脂がのり、うまみが増すため、寒い季節にしか味わえない特別な風味を楽しめます。
また、大根も冬が旬で、煮込むと甘みが引き立ち、ぶりの濃厚な脂と絶妙にマッチします。
ぶりから出るうまみが大根に染み込み、大根のほのかな甘さがぶりのコクを引き立てることで、両者の味わいが一体となり、奥深いおいしさを生み出しています。
季節感あふれる食材の相性のよさこそが、ぶり大根を家庭でも親しまれる料理にしています。
栄養価と食べ応えのある満足感
二つ目は、栄養価と食べ応えのある満足感です。ぶり大根は、栄養価が高く、健康によい点も魅力の一つです。
ぶりは、良質なタンパク質やビタミンD。さらに、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸が豊富で、これらは血液を「サラサラ」にする効果があり、冬場の体調管理にも役立ちます。
また、大根には消化酵素や、食物繊維が含まれており、胃腸の働きを助ける効果が期待できます。
ぶり大根は、体を温めるだけではなく、栄養素を手軽に摂取できるため、寒い季節の健康的な食事として理想的です。
さらに、ぶりのうまみが染みた大根は食べ応えがあり、満足感を得られるため、主菜としても充分に楽しめるバランスの取れた料理です。
ぶり大根作り方
ここでは、ぶり大根の作り方について紹介していきます。
主に以下の材料や作り方があげられます。
材料(2〜3人分)
・ぶりの切り身:2〜3切れ
・大根:1/2本
・生姜:1片(薄切り)
・水:300ml
・お酒:100ml
・みりん:50ml
・しょうゆ:50ml
・砂糖:大さじ2
作り方
下準備
まず、下準備をします。ぶりの臭みを取るため、軽く塩を振って10分ほど置きます。その後、沸騰したお湯に「さっ」とくぐらせて氷水にとり、表面の汚れや余分な脂を取り除きます。
大根は皮をむき、2〜3cmの厚さの半月切りか輪切りにしておきます。厚みがあることで、味が染み込みやすくなります。
大根を下ゆで
鍋に水を加え、大根を柔らかくなるまで下ゆでします。これにより、大根のアクが抜け、味が染み込みやすくなります。下ゆで後は、水を切っておきましょう。
煮汁を作る
別の鍋に水・お酒・みりん・しょうゆ・砂糖を入れて中火にかけます。煮立ってきたら生姜を加えて、香りを引き出します。
煮込む
煮汁が温まったら、ぶりと大根を鍋に加えます。煮汁がぶりと大根にしっかりと行き渡るように、落し蓋(または、アルミホイルで作ったふた)をして中火〜弱火で20〜30分煮込みます。
時々煮汁を大根やぶりにかけながら、味が染みるようにしましょう。
仕上げ
最後に、仕上げです。大根が透き通り、ぶりに味がしっかり染み込んだら火を止めます。必要であれば生姜の千切りを飾りつけましょう。
この手順で、ぶりのうまみと大根の甘みがしっかりと染みたおいしいぶり大根が楽しめます。
自宅で簡単に作れるため、ぜひ参考にしてみてください。
ぶり大根に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、ぶり大根を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
TB 波紋小鉢 紺/10入
MTIプロガスト アルミ寸胴鍋 27cm(目盛付)
まとめ
今回は、北陸の冬を代表する郷土料理!!旬の寒ぶりを使用した「ぶり大根」について紹介してきました。
寒ぶりは、冬の季節に旬を迎えるぶりを指します。ぶり大根は、富山県や石川県を中心に親しまれてきた料理であり、今もなお郷土料理として多くの人に親しまれています。
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