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秋の季節を感じられる食材を使用した「ぶどうのミルフィーユ」をご存じの方がいるのではないでしょうか。
ミルフィーユは、フランス発祥のスイーツであり、パイ生地とクリームを交互に重ねたお菓子です。
フランス語で「mille(ミル)」は「1000」、「feuille(フイユ)」は「葉」を意味しており、パイ生地とクリームの層が千枚の葉のように重なっていることから名付けられたといわれています。
サクサクで濃厚な味わいがするミルフィーユは、スイーツ好きな方に親しまれています。
今回は、サクサクでジューシー!!ぶどうを使用した「ぶどうミルフィーユ」について紹介していきます。
レシピについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
「ミルフィーユ」の歴史
ミルフィーユは、フランスの伝統的なデザートであり、その名前は「千枚の葉」という意味を持っています。
名前の通り、パイ生地が何層にも重なった構造が特徴的です。
ミルフィーユの起源は明確にはなっておらず、17世紀フランスのパティシエ、「アントナン・カレーム」が現在の形に近いものを、作り上げたのではないかといわれています。
カレームは、パイ生地(パート・フィユテ)を薄く伸ばして何層にも折り重ねることで、軽く「サクサク」した食感を生み出す技術を完成させたのです。
当初、ミルフィーユはシンプルにジャムやクリームを挟んだものでしたが、時代とともに改良され、カスタードクリームや生クリーム。さらに、フルーツを挟むようになりました。
19世紀には、フランス国内外で広く知られるようになり、特にナポレオン・ケーキとしてロシアでも人気を集めたのです。
日本では、洋菓子文化が発展する明治時代以降に広まり、今ではいろいろなアレンジが加えられたミルフィーユが楽しめます。
季節のフルーツや抹茶、チョコレートなどを使ったバリエーションも人気です。
「ミルフィーユ」はカフェで提供されている?
ミルフィーユは、カフェでも提供されているのでしょうか。ミルフィーユは、多くのカフェで提供されている人気のデザートです。
その軽やかなパイ生地の層と、滑らかなクリームの組み合わせは、カフェでのひとときをさらに特別なものにしてくれます。
特に、フランス菓子を専門にするカフェや、パティスリーでは、伝統的なカスタードクリームを挟んだクラシックなミルフィーユが提供されていることが多いです。
また、カフェでは季節限定のフルーツを使ったミルフィーユや、抹茶やチョコレート風味にアレンジされたものも見受けられます。
これにより、定番のデザートとしてだけではなく、季節感を楽しめる特別な一品として愛されています。
クリームとパイ生地のバランスや、上にかけられる粉砂糖やチョコレートソースの飾り付けも、視覚的に魅力的で、カフェでのデザートタイムにぴったりです。
日本国内のカフェ文化でも、ミルフィーユはティータイムや、軽食の時間にぴったりなデザートとして、多くの人に親しまれています。
その美しい層が見た目にも華やかで、味も見た目も楽しめるデザートとして、特に特別な時間を過ごしたい時にドリンクと一緒に注文されています。
「ぶどう」と「ミルフィーユ」の相性は?
「ぶどう」と「ミルフィーユ」の組み合わせは、フルーツのさっぱりとした甘さとクリームの濃厚さ、パイ生地のサクサク感が絶妙に調和し、特に季節のフルーツデザートとして人気を集めています。
ここでは、この組み合わせがどのようにして、おいしさを引き出しているのかについて紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・フルーツのフレッシュ感とクリームの相性
・季節感と見た目の美しさ
それぞれ詳しくみていきましょう。
フルーツのフレッシュ感とクリームの相性
一つ目は、フルーツのフレッシュ感とクリームの相性です。ミルフィーユに使われているぶどうは、酸味と甘みのバランスが取れた品種が多く選ばれています。
特にシャインマスカットや巨峰など、日本でも人気のあるぶどうは、みずみずしくて「ジューシーな」味わいが特徴的です。
このようなぶどうのフレッシュ感は、カスタードクリームや生クリームの滑らかで甘い風味とよく合っています。
クリームのまろやかさがぶどうの酸味を引き立て、デザート全体の味わいがより豊かになります。
また、ぶどうの爽やかな後味がクリームの甘さを軽やかにし、さっぱりとした印象を与えてくれるため、食後のデザートとしても好まれるのです。
季節感と見た目の美しさ
二つ目は、季節感と見た目の美しさです。ぶどうは、秋を代表する果物であり、ミルフィーユとの組み合わせは、季節感を楽しめます。
特に、旬のぶどうを使ったミルフィーユは、季節限定メニューとしてカフェや、パティスリーで提供されることが多く、秋のデザートとして高い人気を集めています。
また、ぶどうの鮮やかな緑や紫の色合いは、ミルフィーユの上にトッピングされた際に、見た目にも華やかさを与え、特別感を演出しています。
デザートとしての完成度が高く、食卓やカフェでのビジュアルインパクトも大きいです。
このように、「ぶどう」と「ミルフィーユ」の組み合わせは、味覚だけでなく、食感や季節感。そして、視覚的な楽しさも兼ね備えた絶妙なデザートです。
秋のぶどうシーズンには、ぜひ一度ごちそうしてみたいお菓子です。
ぶどうミルフィーユの作り方
自宅でぶどうミルフィーユを作るには、シンプルな材料を使って、パイ生地・カスタードクリーム。そして、フレッシュなぶどうを組み合わせて作れます。
ここでは、自宅で作れる簡単なレシピについて紹介していきます。
材料(4〜6人分)
・冷凍パイシート:3〜4枚
・ぶどう(シャインマスカット、巨峰など):20〜30粒
・粉砂糖:適量
カスタードクリーム
・卵黄:3個
・砂糖:60g
・薄力粉:20g
・牛乳:300ml
・バニラエッセンス:少々
作り方
パイ生地を焼く
まず、パイ生地を準備します。オーブンを200℃に予熱しておきます。冷凍パイシートを室温に戻し、フォークで全体に穴をあけて膨らみを防ぎます。
予熱が終わったら、オーブンでパイシートを15〜20分ほど焼き、しっかりときつね色になるまで焼きます。焼き上がったら、冷ましておきましょう。
カスタードクリームを作る
ボウルに卵黄と砂糖を入れ、白っぽくなるまでよく混ぜます。そこに薄力粉をふるい入れ、さらに混ぜましょう。
別の鍋で牛乳を中火で温め、「ふつふつ」と沸騰する直前で火を止めます。温めた牛乳を少しずつ卵黄の混合物に加え、ダマができないように混ぜます。
その後、鍋に戻し中火で加熱し、絶えずかき混ぜながらとろみがつくまで、火を通します。とろみがついたら火を止め、バニラエッセンスを加えて冷ましておきます。
ぶどうの準備
シャインマスカットや、巨峰などのぶどうは、半分にカットし、必要であれば種を取り除きます。
ミルフィーユを組み立てる
冷ましたパイ生地を、適当な大きさにカットします。1枚のパイ生地を3つ。もしくは、4つの長方形に切り分けると、ミルフィーユが作りやすいでしょう。
カットしたパイ生地に、冷めたカスタードクリームをたっぷりと塗り、その上にカットしたぶどうを並べます。
さらに、パイ生地を重ね、その上に再びクリームとぶどうを乗せ、これを2〜3層繰り返します。最上部のパイ生地には、軽く粉砂糖を振りかけてデコレーションします。
仕上げ
最後に、仕上げです。全体を冷蔵庫で少し冷やしてから提供します。冷たいカスタードクリームとフレッシュなぶどうがよく合うでしょう。
アドバイス
市販の冷凍パイシートを使うことで、手軽に作れるものの、自家製のパイ生地に挑戦することで、さらに香ばしい風味が楽しめます。
シャインマスカットは、甘くジューシーでカスタードクリームとの相性が抜群です。また、酸味のあるぶどうを使うことで、さっぱりとした味わいも楽しめるでしょう。
このレシピを活用することで、自宅でも簡単に季節のフルーツを楽しむぶどうミルフィーユを作れます。
ぜひ、自宅で試してみてください。
ぶどうミルフィーユに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、ぶどうミルフィーユを作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
コンベクションオーブン
ケーキ型 FK ブリキ ケーキ型(中)
まとめ
今回は、サクサクでジューシー!!ぶどうを使用した「ぶどうミルフィーユ」について紹介してきました。
「ミルフィーユ」は、フランスのパティシエである、「アントナン・カレーム」によって、発祥したお菓子ではないかといわれています。
「ぶどうミルフィーユ」は、カフェで楽しめる他に、自宅でも簡単に作れるため、秋の季節にぜひ自宅で作ってみてください。
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