飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。飲食店ではもちろんのこと、料理のトレンドをおさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
秋の季節を感じられる食材を使用した「大学芋」をご存じの方がいるのではないでしょうか。
「大学芋」とは、油で揚げたサツマイモに糖蜜を絡めたお菓子です。たっぷりとからめられた甘い蜜と、外は「カリッ」と中は「ホクホク」とした食感がたまりません。
さつまスイーツの中でも人気が高く、大好物という方も多いでしょう。
今回は、外は「カリッ」と中は「ホクホク」!!はちみつを使用した「大学芋」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
「大学芋」と呼ばれている理由とは?
大学芋という名前の由来には、いくつかの説があります。最も有力なのは、1920〜1930年代にかけて、東京の大学生たちの間で人気が高まったことに関連しています。
当時、大学生は限られた収入の中で、手軽に食べられるおやつや、軽食を好んでおり、さつまいもを油で揚げ、蜜を絡めた「大学芋」はその要求に応えるものでした。
特に学問の神様とされる「湯島天神(ゆしまてんまんぐう)」近くの学生街で広まり、その名がついたのではないかといわれています。
また、別の説としては、「大学芋」の誕生に貢献したお店の名前が由来であるともいわれます。
東京にある「大学屋」というお店がさつまいもを使ったお菓子を販売し、その商品名が「大学芋」として定着したというものです。
いずれの説にしても、さつまいもは当時の市民にとって手軽に入手できる食材であり、油と砂糖を使った調理法が新しく、大学生を中心に広まったことで「大学芋」という名前が付けられたといわれているのです。
さらに、名前の背景には、大学生の象徴的な存在である「知識」と「知恵」の結びつきがあるという見方もあります。
「芋」というシンプルな素材を使いながらも、油で揚げて蜜を絡めるという知恵の働いた調理法が、知識を追求する大学生にふさわしいものとされたという解釈もあります。
このように「大学芋」という名前には、当時の時代背景や学生文化が反映されており、特に学生街での人気がその名を広めた大きな要因になっています。
伝統的な大学芋は今でも広く愛されており、さつまいも特有の甘みと蜜のコクが多くの人々を魅了し続けています。
「大学芋」を食べるとどのような効果がある?
「大学芋」を食べることで、得られる効果はいくつか存在しています。まず、さつまいも自体が栄養豊富で、特に食物繊維・ビタミンC・カリウムが豊富に含まれています。
さつまいもに含まれている食物繊維は、消化を促進し、腸内環境を整える働きがあるため、便秘の予防や改善に効果的です。
また、ビタミンCは免疫力を高め、肌の健康を保つ役割を果たしています。さつまいものビタミンCは、加熱しても比較的壊れにくいため、揚げて作る大学芋でも摂取できます。
さらに、大学芋にはカリウムが含まれており、体内の塩分バランスを整えることで、高血圧の予防に役立つといわれています。
また、さつまいもはエネルギー源として炭水化物を多く含んでおり、疲労回復に貢献しているのです。
特に、黒蜜や砂糖を使った大学芋はエネルギー補給に適しており、甘さが脳を活性化させ、集中力を高める効果も期待できるでしょう。
一方で、大学芋は砂糖や油を使用しているため、カロリーが高めです。食べ過ぎてしまうと、カロリー過多になる可能性があるため、適量を心がけることが大切です。
適度な量であれば、栄養バランスのよいおやつとして楽しめるため、健康にもよい効果をもたらします。
「大学芋」をおいしく食べるには?
大学芋をおいしく食べるには、どうしたらよいのでしょうか。
ここでは、大学芋をおいしく食べるポイントについて、紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・さつまいもの選び方
・揚げ方のコツ
・蜜の絡め方
それぞれ詳しくみていきましょう。
さつまいもの選び方
一つ目は、さつまいもの選び方です。大学芋のおいしさの鍵は、さつまいもの質にあります。
「ねっとり」とした甘みのある「紅はるか」や「安納芋」などの、品種がおすすめです。
これらのさつまいもは、加熱することで、自然な甘さが引き出され、揚げた後の「ホクホク感」や蜜との相性が抜群です。
また、さつまいものサイズは中くらいのものを選び、均等にカットすることで、火が通りやすく、食感も統一されるでしょう。
揚げ方のコツ
二つ目は、揚げ方のコツです。大学芋を「カリっ」と揚げるためには、低温から中温でじっくりと揚げることがポイントです。
最初に、低温(160度程度)で揚げて火を通し、その後高温(180度程度)で表面を「カリッ」と仕上げることで、外は「カリッ」と、中は「ホクホク」の理想的な食感になります。
また、揚げた後はしっかり油を切ることで、べたつかず食べやすくなるでしょう。
蜜の絡め方
三つ目は、蜜の絡め方です。蜜は砂糖や黒蜜・みりん・少量の水で作っており、この際、蜜を絡めるタイミングが重要です。
揚げたてのさつまいもを、熱いうちに蜜に絡めることで、蜜がしっかりと絡んで艶やかに仕上がります。
蜜の温度が冷めすぎてしまうと固まりやすいため、調理の際はタイミングに注意が必要です。
また、好みでゴマやナッツを加えることで、食感と風味がより豊かになります。
これらの工夫を取り入れることで、外は「カリっ」と、中は「ホクホク」。甘みと香ばしさが絶妙に融合したおいしい大学芋を楽しめるでしょう。
はちみつを使用した「大学芋」作り方
はちみつを使った「大学芋」は、通常の砂糖を使ったレシピと比較して自然な甘さが引き立ち、風味豊かに仕上がります。
ここでは、自宅で簡単に作れる「大学芋」のレシピについて紹介していきます。
材料(2~3人分)
・さつまいも:中1本(300g程度)
・はちみつ:大さじ2
・みりん:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1
・サラダ油:適量(揚げ用)
・黒ゴマ:適量(お好みで)
作り方
さつまいもの準備
まず、さつまいもの準備をします。さつまいもをよく洗い、皮付きのまま1.5cm〜2cmの輪切りか乱切りにしておきます。
10分ほど水にさらしてアクを抜き、その後水気をよく拭き取ります。これにより、さつまいもが揚げたときに、「カリッ」と仕上がりやすくなります。
さつまいもを揚げる
フライパンや、鍋にサラダ油を約1〜2cmの深さまで加え、160度程度に温めます。さつまいもを入れて、弱火から中火でじっくり揚げます。
およそ10〜15分かけて、外は「カリっ」と、中は柔らかくなるまで揚げましょう。
揚がったさつまいもは油を切り、キッチンペーパーの上に置いておきます。
はちみつの蜜を作る
別のフライパンに、はちみつ・みりん・しょうゆを入れて中火で加熱します。軽く混ぜながら、蜜がふつふつと泡立ってくるまで加熱します。
蜜が少しとろみを帯びてきたら火を弱め、揚げたさつまいもを加えて全体に蜜を絡めていきます。
仕上げ
最後に、仕上げです。蜜が均一に絡んだら、火を止めて器に盛り付けましょう。
お好みで黒ゴマを振りかけて、完成です。
ポイント
はちみつは、熱を加えると焦げやすくなるため、蜜を作る際は火加減に注意しましょう。
揚げた後すぐに蜜に絡めることで、さつまいもがしっかりと蜜を吸収しておいしく仕上がります。
これで、外は「カリっ」と中は「ホクホク」。そして、優しいはちみつの甘さが引き立つ大学芋が完成します。
大学芋に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、大学芋を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
キャストスタイルライト フライパン 20cm
ミニココ 平鍋(小) ブラック/業務用/新品
まとめ
今回は、外は「カリッ」と中は「ホクホク」!!はちみつを使用した「大学芋」について紹介してきました。
「大学芋」は、1920〜1930年代にかけて、東京の大学生たちの間で人気が高まり、発祥したのではないかといわれています。
はちみつを使用した「大学芋」は、自宅でも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
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