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秋の季節を感じられる食材を使用した「柿の濃厚パンナコッタ」をご存じの方がいるのではないでしょうか。
「パンナコッタ」とは、イタリア発祥の洋菓子の一種であり、イタリア語で「煮詰めたクリーム」という意味を指します。
ゼラチンでとろみをつけ、型に入れて作る「つるり」とした口当たりの甘いクリームデザートです。
クリームはコーヒーやバニラ。また、他の調味料で香り付けされています。まさに、多種多様なバリエーションが楽しめます。
今回は、秋のデザート!!イタリア発祥「柿の濃厚パンナコッタ」について紹介していきます。
レシピについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
「パンナコッタ」の歴史
パンナコッタは、イタリア北部ピエモンテ州発祥のデザートで、その名はイタリア語で「煮詰めたクリーム」という意味を持っています。
歴史的には、20世紀初頭からイタリア各地で親しまれていったといわれています。
パンナコッタの誕生には、いくつかの説があるものの、もっとも有力な説は、古代ローマ時代の乳製品を使った料理に影響を受けたということです。
当時は、生クリームや牛乳を使った料理がよく作られていました。パンナコッタにある特有の「プルプル」とした食感は、19世紀後半にゼラチンが普及したことで実現したといわれています。
もともとは、動物性のゼラチンを使用して作られており、シンプルな材料で作れることから、家庭でも広く作られるようになりました。
生クリーム・牛乳・砂糖・ゼラチンを主材料とし、バニラやフルーツソースなどをそえて提供されています。
20世紀に入り、パンナコッタはイタリアの伝統的なデザートとしてレストランや、カフェで提供されるようになりました。
シンプルでありながらも、滑らかな口当たりが多くの人に愛され、今ではイタリア料理を代表するデザートのひとつとして知られています。
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「パンナコッタ」はいつ日本に伝わった?
パンナコッタが日本に伝わった時期は明確には記録されていないものの、1980〜1990年代にかけて、イタリア料理が日本で人気を集めた頃ではないかと考えられています。
この時期、日本ではバブル経済の影響もあり、海外の文化や料理に対する関心が高まり、多くの外国料理が国内で広く紹介されました。
特に、イタリア料理は豊かな風味と美しい盛り付けが、日本人の食文化と相性がよく、パスタやピザを中心にレストランが増えていきました。
パンナコッタが広まった背景には、1980〜1990年代にかけて、日本のレストランシーンに、イタリアンレストランが増加したことがあげられます。
これらのレストランで、デザートとして提供されることが多くなり、次第に一般の人にも親しまれるようになりました。
パンナコッタは、シンプルでありながら滑らかな食感と軽い甘さが特徴であり、日本人の繊細な味覚に合ったデザートとして好評を得ています。
特に、パンナコッタは見た目の美しさと手軽さから、家庭でも作りやすいデザートとして人気が高まったのです。
日本の食材や味覚に合わせて、フルーツソースや和風のアレンジが加えられたバリエーションも登場し、レシピ本や料理教室で紹介される機会が増え、広く知られるようになりました。
また、日本ではゼリーやムースといった「プルプル」とした食感のデザートがもともと人気であったため、パンナコッタのクリーミーで柔らかな食感が受け入れられやすかったという点も普及の要因です。
特に女性を中心に「おしゃれなデザート」として好まれ、カフェやレストランのメニューに定番化していきました。
こうして、パンナコッタは1990年代以降、イタリア料理の普及とともに、日本に根付き、今では日本全国のイタリアンレストランや家庭で楽しめるデザートの一つになっています。
「柿」と「パンナコッタ」の相性は?
柿とパンナコッタの相性は、よいのでしょうか。結論から言うと、柿とパンナコッタの相性は、非常によいです。
ここでは、柿とパンナコッタの相性がよい理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・甘さのバランス
・食感の対比
・季節感の演出
それぞれ詳しくみていきましょう。
甘さのバランス
一つ目は、甘さのバランスです。柿は自然な甘みが強く、特に完熟した柿は豊かな果汁と滑らかな食感を持っています。
一方で、パンナコッタは控えめな甘さとクリーミーな舌触りが特徴的です。両者を組み合わせることで、柿の甘さがパンナコッタの滑らかなベースに引き立ち、甘さのバランスが取れます。
特に、柿をソースやピューレにしてパンナコッタにかけることで、自然なフルーツの風味が加わり、甘さが程よく調和するでしょう。
食感の対比
二つ目は、食感の対比です。パンナコッタは、ゼラチンを使った滑らかで「プルプル」とした食感が魅力です。
一方で、柿は果肉がしっかりとしており、「シャキシャキ感」や「とろっ」とした柔らかさがあります。
この食感の違いが、両者を一緒に食べることでお互いの魅力を引き立て合い、食べ応えのあるデザートになるのです。
やや固めの柿をカットしてトッピングすることで、食感の多様性が楽しめるでしょう。
季節感の演出
三つ目は、季節感の演出です。柿は、秋の果物として日本では広く親しまれています。
パンナコッタは、季節を問わず楽しめるデザートです。そのため、柿と組み合わせることで、秋らしい季節感を演出できます。
柿の鮮やかなオレンジ色がパンナコッタの白いクリームに映え、見た目にも美しい一皿が完成します。
秋のデザートとして、柿の旬を感じながら味わえ、季節感豊かなメニューとして提供できます。
柿の濃厚パンナコッタ作り方
ここでは、自宅で作れる柿の濃厚パンナコッタのレシピについて紹介していきます。主な材料やレシピは以下のとおりです。
材料(4人分)
・生クリーム:200ml
・牛乳:100ml
・砂糖:50g
・バニラエッセンス:少々
・粉ゼラチン:5g
・水:大さじ2(ゼラチン用)
・柿:2個(完熟したもの)
・レモン汁:小さじ1(お好みで)
作り方
ゼラチンの準備
まず、ゼラチンの準備をします。小さなボウルに水大さじ2を加え、粉ゼラチンを振り入れます。ゼラチンが、水を吸収してふやけるまで数分置いておきましょう。
柿のピューレを作る
柿の皮をむき、種を取り除きます。果肉をフォークや、ミキサーで滑らかにつぶしてピューレ状にしておきます。お好みでレモン汁を加え、味を引き締めます。
パンナコッタ液を作る
鍋に生クリーム・牛乳・砂糖を入れて中火にかけます。砂糖が溶けるまで軽く混ぜながら温め、沸騰直前で火を止めます。
ゼラチンを加える
ふやけたゼラチンを鍋に加え、完全に溶けるまでよく混ぜます。バニラエッセンスも加えて、風味を調えましょう。
柿ピューレを混ぜる
ゼラチンが完全に溶けたら、柿のピューレの半分を加えてよく混ぜ合わせます。滑らかになるまで混ぜたら、粗熱を取ります。
型に注ぐ
柿のピューレ入りパンナコッタ液をカップや、グラスに均等に注ぎます。粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れ、2〜3時間以上冷やし固めます。
仕上げ
最後に、仕上げです。冷やし固めたパンナコッタの上に、残りの柿ピューレをトッピングし、お好みでミントやナッツを飾ります。
ポイント
・柿は、完熟したものを使うことで、甘さが引き立ちます。
・ピューレにレモン汁を加えることで、甘みが強い柿でもさっぱりとした後味になるでしょう。
これで、柿の濃厚な風味とパンナコッタのクリーミーな食感を楽しめる秋らしいデザートが完成です。
自宅でも簡単に作れるので、ぜひ参考にしてみてください。
柿の濃厚パンナコッタに使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、柿の濃厚パンナコッタに使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
デザートスプーン
ガラス食器 雪の花 洗鉢
まとめ
今回は、秋のデザート!!イタリア発祥「柿の濃厚パンナコッタ」について紹介してきました。
「パンナコッタ」は、イタリア北部ピエモンテ州で発祥したデザートです。「柿」と「パンナコッタ」の相性は非常によく、それぞれの食感の対比が感じ取れるデザートです。
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