飲食店にとって、最新のトレンドを知っておくことはとても重要です。カフェではもちろんのこと、デザートについておさえてお店に取り入れることで、SNSなどで注目を集めて、話題のお店にできます。
韓国のカフェで話題になっている、韓国発祥デザート「ティラミスアイスケーキ」を、ご存じの人がいるのではないでしょうか。
「ティラミスアイスケーキ」は、名前の通り「ティラミス」を「アイス」にしたデザートです。
ティラミスの、「甘い口どけるようなおいしさをアイス」にするという発想が、話題となり韓国で流行したのです。
今回は、SNSでバズり中!大人気の韓国発祥デザート「ティラミスアイスケーキ」について紹介していきます。
目次
「ティラミス」の発祥地
そもそも、ティラミスの発祥地はどの国なのでしょうか。ティラミスの発祥地は、イタリアのヴェネト州の都市トレヴィーゾと言われています。
1960年代後半から1970年代にかけて、トレヴィーゾのレストラン「レ・ベッケリー」(Le Beccherie)で初めて作られたとされています。
「ティラミス」という名前は、イタリア語で「私を引っ張り上げて」または「元気づけて」という意味です。
またティラミスには、コーヒーとリキュールが入っているため、元気が出るデザートとして親しまれてきました。
ティラミスの材料には、マスカルポーネチーズ・卵・砂糖・エスプレッソ・カカオパウダー・サボイアルディ(サヴォイアのビスケット)が含まれています。
これらの材料を層状に重ね、冷蔵して固めることで、特有のしっとりとした食感が生まれるのです。
特に、エスプレッソに浸されたサボイアルディが、クリーミーなマスカルポーネと調和して、絶妙なバランスを生み出します。
ティラミスが誕生した時期については、異なる説も存在します。一部では、18世紀にさかのぼる説や、他の地域で発明されたとする主張もありますが、広く言い伝えられているのがトレヴィーゾです。
ティラミスのレシピは、時代とともにいろいろな種類が生まれ、フルーツやリキュールの追加。さらに、クリームチーズの使用など、地域や個人の好みに応じてアレンジされています。
しかし、伝統的なレシピの持つシンプルでリッチな風味は、世界中で愛され続けています。
ティラミスはイタリアの代表的なデザートとして、今後も多くの人を魅了し続けるでしょう。
「ティラミス」が韓国に広まった時期
ティラミスが、韓国に広まった背景には国際的な交流や、食文化の多様化が深く関わっています。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、韓国は急速な経済成長とともに、海外の文化や、食べ物を積極的に取り入れるようになりました。
特にソウルなどの都市部では、グローバルな食文化への関心が高まり、イタリア料理もその一環として注目を集めたのです。
ここでは、ティラミスが韓国で広まった理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・カフェ文化の影響
・韓国のテレビやメディア
・フードブログやSNSの普及
・ティラミスの地域化
それぞれ詳しくみていきましょう。
カフェ文化の影響
一つ目の理由は、カフェ文化の急速な発展です。2000年代に入ると、ソウルを中心にカフェが次々とオープンして、コーヒーと一緒に楽しむデザートとして、ティラミスが提供されるようになりました。
韓国のカフェでは、伝統的なティラミスの他に、抹茶やフルーツを使った種類も人気を集めています。
韓国のテレビやメディア
二つ目の理由は、韓国のテレビやメディアです。韓国のテレビ番組やドラマも、ティラミスの普及に影響しました。
料理番組やバラエティショーでティラミスが取り上げられ、その作り方や楽しみ方が紹介されることで、視聴者の関心が高まりました。
また、韓国のアイドルや俳優がティラミスを楽しむシーンが登場することも、若い世代の間で人気が集まる理由でしょう。
フードブログやSNSの普及
三つ目の理由は、フードブログやSNSの普及です。韓国のインフルエンサーやブロガーが、ティラミスの写真を共有して、その魅力を発信することで、多くの人々が自宅で作ったり、カフェで試したりするようになりました。
特に美しい「SNS映え」する見た目が、SNS時代にぴったりのデザートとして支持されています。
ティラミスの地域化
四つ目の理由は、ティラミスの地域化です。ティラミスは、韓国の味覚に合わせてアレンジされることもあり、伝統的なレシピに加えて、韓国風の要素が取り入れられています。
たとえば、きなこもちや抹茶を使ったティラミスなど、韓国特有の素材を組み合わせた種類も人気です。
これらの理由により、ティラミスは韓国で広く親しまれて、カフェやレストランだけではなく、家庭でも手軽に楽しめるデザートとして定着したのです。
「ティラミスアイスケーキ」が韓国で人気な理由
ティラミスアイスケーキが韓国で人気なのは、どのような理由があげられるのでしょうか。
ここでは、ティラミスアイスケーキが韓国で人気な理由について紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
・韓国のカフェ文化の進化
・「写真映え」するビジュアル
・伝統とモダンの融合
・特別な機会にぴったり
・多様な販売経路
それぞれ詳しくみていきましょう。
韓国のカフェ文化の進化
一つ目の理由は、韓国のカフェ文化の進化です。韓国では、カフェ文化が非常に発展しており、カフェで提供されるデザートの多様性も重要視されています。
ティラミスアイスケーキは、その華やかな見た目と異なる味わいで、カフェメニューにおける定番のティラミスに新しい魅力を加えています。
特に暑い夏には、冷たいアイスケーキが好まれるため、ティラミスの風味を持ちながらも、冷たいデザートという点で多くの人に親しまれているのです。
「写真映え」するビジュアル
二つ目の理由は、「写真映え」するビジュアルです。ティラミスアイスケーキは、層になった見た目と美しい飾り付けで、SNSに投稿するのに最適な「写真映え」するデザートです。
韓国では、インスタグラムなどのSNSで食べ物の写真を共有する文化が根強く、ティラミスアイスケーキは、そのビジュアルの美しさから多くの注目を集めています。
伝統とモダンの融合
三つ目の理由は、伝統とモダンの融合です。ティラミス自体が、伝統的なイタリアのデザートです。
これをアイスケーキにすることで、モダンなアレンジが加わっています。韓国のお客様は、伝統的な要素と新しいアイデアが融合した商品に魅力を感じやすく、ティラミスアイスケーキは、その要件を満たしています。
また抹茶やきなこもちなど、韓国独自の素材を使用した種類も、人気を集めています。
特別な機会にぴったり
四つ目の理由は、特別な機会にぴったりということです。ティラミスアイスケーキは、誕生日や記念日などの、特別な機会に贈るギフトとしても人気です。
高級感がありながらも、家庭で手軽に楽しめるため、パーティーやお祝いの場でよく選ばれます。
また、ティラミスの大人っぽい風味が、贈り物としても喜ばれるポイントです。
多様な販売経路
五つ目の理由は、多様な販売経路です。ティラミスアイスケーキは、韓国の大手コンビニエンスストアやスーパーマーケット、オンラインショッピングサイトなど、いろいろな場所で手軽に購入できます。
このような多様な販売経路により、お客様が手に取りやすく、人気を支えています。
また、冷凍保存が可能なため、いつでも好きな時に楽しめる点も大きな魅力でしょう。
これらの理由から、ティラミスアイスケーキは、韓国で幅広い層に愛されるデザートとなっています。
まとめ
今回は、SNSでバズり中!大人気の韓国発祥デザート「ティラミスアイスケーキ」について紹介してきました。
「ティラミス」は、イタリアのヴェネト州の都市トレヴィーゾで発祥したデザートであり、多くの人に親しまれていました。
「ティラミスアイスケーキ」が韓国で人気な理由として、韓国のカフェ文化の進化や、「写真映え」するビジュアルなどがあげられます。
韓国のカフェで大人気な「ティラミスアイスケーキ」ですが、今後日本でもヒット間違いなしのデザートになるでしょう。
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