テレビに雑誌にSNS。
毎日様々なグルメ情報が流れてくる中依然高い人気で私たちを魅了する「映える」料理たち。
派手な見た目やインパクトのある料理の数々はとても魅力的で食欲をそそられますよね。
コロナも少しずつ落ち着きが見え始め、興味を持った料理をお目当てに実際にお店に来店される方も多いのではないでしょうか。
そんな中、私たちの生活に身近な食べ物で一見映えとは無関係なある食べ物に、今密かなブームが来ていることをご存じでしょうか。
その食べ物はずばり「おにぎり」!お弁当やちょっとした軽食で気軽に食べるイメージがあるおにぎりですが、実は今専門店も増えていて人気店には連日行列ができる程なんです。
今回は、今後さらにブームが予想されるおにぎりについて紹介していきます。
目次
おにぎりの歴史
日本のソウルフードともいえるおにぎり。一体いつ頃から食べられていたのでしょうか。
現在のおにぎりの起源とされるのは平安時代に貴族が宴の際、蒸したもち米を握り固めて従者に振る舞った「屯食(とんじき)」と呼ばれるものとされています。この頃の「屯食」は大型の楕円形で1合半程のお米を固めたものだったそうです。
鎌倉時代末期頃からは、うるち米が使われるようになりました。
その後江戸時代後期頃には現在の形状に近い海苔を巻いたおにぎりが作られるようになり、海苔には栄養があることや米粒が手につかず携帯しやすくなったことで戦場への携行食(兵糧)としても活用されました。
また第二次世界大戦後の復興期を経て高度経済成長期へ突入してゆく日本社会において、1952年(昭和27年)にスーパーマーケット、次いで1971年(昭和46年)にコンビニエンスストアが登場したことによりおにぎりは家庭で作るだけではなく買うものとしての認識が広く伝わり、種類も増えたことからより私たちにとって身近で愛される存在となってきました。
みんなの好きなおにぎりは?おにぎりの具人気ランキング!
定番から変わり種まで、いまや本当にたくさんの種類のおにぎりが販売されています。その中からみんなが好きなおにぎりの具トップ5をご紹介します。
あなたの好きな具はランクインしているでしょうか。
第5位
「昆布」
地味だけど、あるとやっぱり嬉しい。懐かしい安定の味、との意見が多く昆布が5位にランクインしました。
佃煮にされているので味が濃く、昆布のうまみと塩気が絶妙にごはんに合う、毎日食べても飽きが来ないと高い評価が集まりました。
第4位
「梅干し」
おにぎりの具の大定番、梅干しが第4位にランクイン。
日本の味、王道で飽きない美味しさと評価されたことに加え、塩分補給ができる、疲労回復やお弁当として持参する場合の傷み防止効果など梅干しがもたらす効果が高い評価を得た理由となりました。
第3位
「明太子(たらこ)」
プチプチした食感、絶妙な辛さと旨味でごはんが進む!と高評価を得た明太子(たらこ)が第3位。ごはんが進みすぎることから「赤い悪魔」と呼ばれることもあるのだとか。
辛味があるので大人からの支持が高い明太子(たらこ)ですが、昆布や梅干しといった安心感のある具に対して、少し高級感があり贅沢な気分になれるのも人気の理由です。
第2位
「ツナマヨ」
コンビニおにぎりの大定番!みんな大好きツナマヨが惜しくも第2位!
安くてボリューミー、マヨネーズとツナが奏でる絶妙なハーモニーが最高!など、子どもから大人まで幅広い層で強い人気を誇りました。間違いなく美味しい、納得の一品です。
第1位
「鮭」
定番、安定、栄養の3拍子揃った鮭が第1位を獲得!
塩鮭とごはんの組み合わせは日本の食卓を連想させ、鮭の絶妙な塩加減とごはんとの相性は言うまでもなく、それだけでご馳走になります。
また栄養も豊富で、たんぱく質やビタミンなどを摂取できるのも嬉しいですよね。
海苔との相性も抜群でシンプルながら完成された味わいで根強い人気となりました。
ランキングを見てみると、やはり定番の食材が今も変わらぬ人気を誇っていることが分かります。おにぎりには派手さやインパクトではなく、安心感や懐かしさを求めている人が多いのでしょう。
おにぎりを美味しく作るコツ
専門店やコンビニのおにぎりはもちろん美味しい。
しかしおにぎりのいいところは自分でも簡単に作ることができるところにもあります。
せっかくなので美味しく作るコツを覚えて、普段のおにぎりを格上げしてみましょう。
コツはごはんの炊き方と握り方それぞれにあります。
【炊き方】
・とぎ時間は2分以内ですばやく
・吸水時間は短すぎず長すぎず。30分~1時間半が理想
・水加減は少し硬め。普段の5%程少ない水量が理想
・炊き上がったら全体をしっかり混ぜて空気にふれさせる
【握り方】
ポイントはとことん軽く!
・ごはんの半量を手のひらに乗せる
・具をできるだけ全体に広げるように置く
・残りのごはんをふんわり乗せる
・2~3回、形を整える程度にごく軽く握る
お好みの塩加減(すぐに食べる時は控えめ、時間をおいてから食べる時はしっかりめ)で完成です。
たったこれだけで専門店のような極上のおにぎりが味わえますよ。
まとめ
いかがでしたか?たかがおにぎり、されどおにぎり。
古くから日本人に愛され、今なお私たちを魅了し続けるおにぎりは、これからも変わらず私たちの生活に欠かせない存在となるでしょう。
ぜひ、お好みの具材でお店の味、ご家庭の味を楽しんでくださいね。
またテンポスドットコムではおにぎりを美味しく楽しく作るための調理道具なども多数取り揃えております。
楽しいおにぎりライフにぜひご活用ください。