飲食店を経営されている皆様、日々の業務お疲れ様です。
さて、皆様は「鍋」と聞いて、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?
冬の定番である鍋料理、ラーメンなどの麺類、煮物など、さまざまな料理に鍋は欠かせません。
しかし、鍋には多種多様な種類があり、それぞれに適した用途や素材があります。
今回は、飲食店で使用する調理用鍋の種類についてご紹介します。
鍋の種類を知り、用途に応じて適切な鍋を選ぶことで、より効率的に、そして美味しく調理することができるでしょう。
今回は、形状に焦点を当て、飲食店で使用される代表的な鍋の種類と、それぞれの使用例について詳しく解説していきます。
テンポスで購入できる商品も併せてご紹介いたします。
(※掲載商品は2025年3月時点の情報です。ご了承ください)

※記事制作20年以上の担当者が、あなたのお店の良さをインタビューで聞き出して記事を作成します!あなたのお店を記事にして毎月6桁のユーザーが訪問する、全国の飲食店を応援するフードメディア「テンポスフードメディア」に掲載しませんか?上記ボタンをクリックし、詳細をぜひご覧ください。
また、不明点などお気軽に下記ボタンからお問合せください!
目次
鍋の種類
調理用鍋は、素材、形状、機能などによって、大きく以下の種類に分けられます。
素材による分類
ステンレス鍋
耐久性、耐食性に優れ、幅広い用途に使用可能
アルミ鍋
熱伝導率が高く、短時間で調理可能
銅鍋
熱伝導率が非常に高く、繊細な温度調節が可能
鉄鍋
蓄熱性が高く、炒め物や揚げ物に適している
土鍋
保温性が高く、煮込み料理や鍋料理に最適
形状による分類
両手鍋
煮込み料理やスープなど、幅広い用途に使用可能
片手鍋
ソース作りや少量の調理に便利
寸胴鍋
大量のスープや煮込み料理に適している
雪平鍋
熱伝導率が高く、麺類や煮物などに使用される
圧力鍋
普通の鍋より早く調理可能
機能による分類
IH対応鍋
IHクッキングヒーターで使用可能
多層鍋
異なる素材を重ね合わせ、熱効率を高めた鍋
無水鍋
食材の水分を利用し、少ない水分で調理可能
鍋の特徴やメリットデメリットをご紹介
形状による分類
両手鍋

両手鍋は、左右に取っ手が付いた鍋の総称で、安定感があり、多用途に使えるのが特徴です。
煮込み料理、スープ、カレー、パスタなど、幅広い料理に対応できます。
両手鍋のメリット
安定性:左右に取っ手が付いているため、重たい料理を入れても安定して持ち運ぶことができます。
多用途性:煮る、茹でる、炒める、揚げるなど、さまざまな調理法に対応できます。
大容量:比較的大容量のものが多く、大人数の料理を作るのに適しています。
保温性:素材や構造によっては、高い保温性を発揮し、煮込み料理などに最適です。
両手鍋のデメリット
収納性:片手鍋に比べてかさばるため、収納スペースが必要です。
重量:大容量のものは重くなるため、扱いづらい場合があります。
片手での扱い:両手で持つ必要があるため、片手での調理には不向きです。
両手鍋を選ぶ際のポイント
サイズ用途に合わせて、適切なサイズを選びましょう。
素材:ステンレス、アルミ、銅、ホーローなど、素材によって特徴が異なります。
形状:深型、浅型、寸胴型など、形状によって得意な料理が異なります。
IH対応:IHクッキングヒーターで使用する場合は、IH対応の製品を選びましょう。
蓋:密閉性の高い蓋は、煮込み料理などに最適です。
取っ手:持ちやすく、熱くなりにくい取っ手を選びましょう。
両手鍋の素材と特徴
ステンレス:耐久性、耐食性に優れ、手入れが簡単です。幅広い料理に対応できます。
アルミ:熱伝導率が高く、短時間で調理できます。軽量で扱いやすいです。
銅:熱伝導率が非常に高く、繊細な温度調節が可能です。プロの料理人に愛用されています。
ホーロー:保温性が高く、煮込み料理などに最適です。カラフルでおしゃれなデザインが多いです。
鋳鉄:蓄熱性が高く、じっくりと火を通す料理に適しています。重厚感があり、耐久性に優れています。
両手鍋のお手入れ方法
・使用後は、中性洗剤とスポンジで洗い、水気を拭き取ります。
・焦げ付きがひどい場合は、重曹水で煮沸すると、汚れが落ちやすくなります。
・素材によっては、専用のクリーナーを使用すると、美しい状態を保てます。
NW-10 NIRWAKA -ニルワーカ- IH対応 ステンレス製両手鍋 22cm/業務用/新品/小物送料対象商品

片手鍋
片手鍋は、片側に取っ手が付いた鍋の総称で、軽量で扱いやすく、少量の調理に便利なのが特徴です。
ソース作り、ミルクの温め、少量の茹で物など、日常のさまざまなシーンで活躍します。
片手鍋のメリット
軽量で扱いやすい:片手で持ち上げられるので、調理や盛り付けが楽に行えます。
省スペース:コンパクトなものが多く、収納場所に困りません。
少量の調理に最適:一人分の料理や、ちょっとしたおかずを作るのに便利です。
注ぎやすい:注ぎ口が付いているものが多く、ソースやスープを注ぎやすいです。
片手鍋のデメリット
容量が小さい:大量の料理を作るのには不向きです。
安定性:両手鍋に比べて安定性に欠けるため、重たいものを入れると不安定になる場合があります。
高温調理:鍋の形状によっては、高温での調理には向かない物もあります。
片手鍋を選ぶ際のポイント
サイズ:用途に合わせて、適切なサイズを選びましょう。
素材:ステンレス、アルミ、ホーローなど、素材によって特徴が異なります。
形状:ソースパン、ミルクパン、雪平鍋など、形状によって得意な料理が異なります。
IH対応:IHクッキングヒーターで使用する場合は、IH対応の製品を選びましょう。
取っ手:握りやすく、熱くなりにくい取っ手を選びましょう。
注ぎ口:ソースやスープを注ぐ場合は、注ぎ口が付いていると便利です。
片手鍋の素材と特徴
ステンレス:耐久性、耐食性に優れ、手入れが簡単です。幅広い料理に対応できます。
アルミ:熱伝導率が高く、短時間で調理できます。軽量で扱いやすいです。
ホーロー:保温性が高く、ミルクの温めなどに最適です。カラフルでおしゃれなデザインが多いです。
銅:熱伝導率が非常に高く、繊細な温度調節が可能です。プロの料理人に愛用されています。
片手鍋のお手入れ方法
・使用後は、中性洗剤とスポンジで洗い、水気を拭き取ります。
・焦げ付きがひどい場合は、重曹水で煮沸すると、汚れが落ちやすくなります。
・素材によっては、専用のクリーナーを使用すると、美しい状態を保てます。
【即納可】TB アルミ浅型 片手鍋 30cm/テンポスオリジナル/業務用/新品

寸胴鍋

寸胴鍋は、底面から側面にかけてまっすぐな筒状の形状をした、大容量の鍋です。
主に業務用として、大量のスープや煮込み料理を作る際に使用されます。
その形状から、熱効率が良く、均一に加熱できるのが特徴です。
寸胴鍋のメリット
大容量:大量の食材を一度に調理できるため、業務用や大家族での調理に最適です。
高い熱効率:底面から側面にかけて均一に熱が伝わるため、食材を効率的に加熱できます。
均一な加熱:鍋全体が均一に加熱されるため、煮込み料理などで食材にムラなく火を通すことができます。
高い保温性:厚手の素材で作られているものが多く、保温性が高いため、長時間煮込む料理に適しています。
寸胴鍋のデメリット
重量:大容量のため、重量があり、扱いづらい場合があります。
収納性:サイズが大きいため、収納スペースが必要です。
家庭用には不向き:容量が大きすぎるため、家庭用としては使いにくい場合があります。
寸胴鍋を選ぶ際のポイント
サイズ:使用する人数や用途に合わせて、適切なサイズを選びましょう。
素材:ステンレス、アルミなど、素材によって特徴が異なります。
厚み:厚みのある鍋は、熱伝導率や保温性が高く、焦げ付きにくいのが特徴です。
IH対応:IHクッキングヒーターで使用する場合は、IH対応の製品を選びましょう。
蓋:密閉性の高い蓋は、煮込み料理などに最適です。
寸胴鍋の素材と特徴
ステンレス:耐久性、耐食性に優れ、手入れが簡単です。幅広い料理に対応できます。
アルミ:熱伝導率が高く、短時間で調理できます。軽量で扱いやすいです。
寸胴鍋のお手入れ方法
・使用後は、中性洗剤とスポンジで洗い、水気を拭き取ります。
・焦げ付きがひどい場合は、重曹水で煮沸すると、汚れが落ちやすくなります。
・素材によっては、専用のクリーナーを使用すると、美しい状態を保てます。
即納可能!テンポスオリジナル商品 TB ステンレス寸胴鍋 蓋付 26cm 直径260×高さ260 /即納可/業務用/新品/送料無料

雪平鍋
雪平鍋は、日本で古くから親しまれている片手鍋の一種です。
独特の形状と素材から、熱伝導率が高く、短時間で調理できるのが特徴です。
また、軽量で扱いやすく、さまざまな料理に使える万能鍋として、プロの料理人から一般家庭まで幅広く愛用されています。
雪平鍋のメリット
優れた熱伝導性:アルミや銅などの熱伝導率の高い素材で作られているものが多く、鍋全体に素早く均一に熱が伝わります。そのため、短時間で調理でき、温度調節も容易です。
軽量で扱いやすい:片手で持ち上げられるので、調理や盛り付けが楽に行えます。
多様な用途:煮物、汁物、麺類、揚げ物など、さまざまな料理に使えます。
注ぎやすい:両側に注ぎ口が付いているものが多く、汁物などを注ぎやすいです。
手入れが簡単:凹凸のある形状ですが、洗いやすく、手入れが簡単です。
雪平鍋のデメリット
IH非対応:アルミ製のものは、基本的にIHクッキングヒーターでは使用できません。IH対応の製品を選ぶ必要があります。
焦げ付きやすい:熱伝導率が高いゆえに、火加減が難しいと焦げ付きやすいです。
耐久性:素材によっては、傷やへこみがつきやすい場合があります。
雪平鍋を選ぶ際のポイント
素材:アルミ、銅、ステンレスなど、素材によって特徴が異なります。
サイズ:用途に合わせて、適切なサイズを選びましょう。
IH対応:IHクッキングヒーターで使用する場合は、IH対応の製品を選びましょう。
厚み:厚みのある鍋は、熱が均一に伝わりやすく、焦げ付きにくいのが特徴です。
表面加工:アルマイト加工やフッ素樹脂加工が施された製品は、耐食性や焦げ付き防止効果が高まります。
雪平鍋のお手入れ方法
中性洗剤を使用:酸性やアルカリ性の洗剤は避け、中性洗剤を使用しましょう。
柔らかいスポンジを使用:傷つきやすいので、柔らかいスポンジで優しく洗いましょう。
水気を拭き取る:洗い終わったら、水気をよく拭き取り、乾燥させてください。
黒ずみ対策:アルミ製のものは黒ずみやすいので、レモンやリンゴの皮などを煮ると黒ずみが取れます。
ものやさし 電磁打出雪平鍋 18cm /業務用/新品/小物送料対象商品

圧力鍋

圧力鍋は、密閉された鍋の中で圧力をかけ、通常の鍋よりも高い温度で調理できる鍋です。
食材を短時間で柔らかく煮込んだり、加圧時間によっては骨まで柔らかく調理できるのが特徴です。
圧力鍋のメリット
時短調理:通常の鍋に比べて、調理時間を大幅に短縮できます。
食材が柔らかくなる:高い圧力と温度で調理するため、硬い食材も柔らかく仕上がります。
栄養を逃さない:短時間で調理するため、食材の栄養素が壊れにくいです。
省エネ:調理時間が短いため、光熱費の節約になります。
多様な料理に対応:煮込み料理、スープ、ご飯、デザートなど、さまざまな料理を作ることができます。
圧力鍋のデメリット
扱いが難しい:圧力を扱うため、使い方を間違えると危険な場合があります。
音が大きい:加圧時や減圧時に、音が鳴ることがあります。
構造が複雑:部品が多く、手入れに手間がかかる場合があります。
サイズが大きい:一般的な鍋に比べてサイズが大きく、収納スペースが必要です。
圧力鍋を選ぶ際のポイント
サイズ:用途に合わせて、適切なサイズを選びましょう。
圧力:圧力の高さによって、調理できる料理や時間が異なります。
素材:ステンレス、アルミなど、素材によって特徴が異なります。
安全機能:安全弁やロック機能など、安全機能が充実しているものを選びましょう。
IH対応:IHクッキングヒーターで使用する場合は、IH対応の製品を選びましょう。
手入れのしやすさ:部品の取り外しや洗浄がしやすいものを選びましょう。
圧力鍋のお手入れ方法
使用後すぐに洗う:汚れがひどくなる前に、中性洗剤とスポンジで洗いましょう。
部品を分解して洗う:パッキンや安全弁など、部品を分解して丁寧に洗いましょう。
十分に乾燥させる:洗い終わったら、風通しの良い場所で十分に乾燥させましょう。
パッキンの交換:パッキンは消耗品なので、定期的に交換しましょう。
圧力鍋の種類
ガス式圧力鍋:ガス火で使用する圧力鍋です。
電気圧力鍋:電気で加熱する圧力鍋です。タイマー機能や自動調理機能など、便利な機能が搭載されています。
ヘイワ アルミ 片手圧力鍋 PC-28A/業務用/新品/送料無料

まとめ
鍋の種類は非常に多く、それぞれに特徴があります。
用途や素材、サイズなどを考慮し、最適な鍋を選ぶことで、日々の調理をより快適に、そして美味しくすることができます。
今回の記事を参考に、皆様の飲食店にぴったりの鍋を見つけてください。
テンポスでは上記で紹介した以外にも多数の業務用鍋をご用意しております。
また、鍋以外にも、業務用厨房機器、調理用具、食器、家具など多数取り揃えておりますので是非ご覧になって下さい。
#鍋 #寸胴 #圧力鍋 #鍋の種類に迷ったら