パスタ専門店を経営されているみなさま、これから開業を目指しているみなさまこんにちは。パスタは、シンプルながらも奥深い味わいが魅力で、多くの人々に愛されるメニューですよね。
しかし、食材費の高騰など、経営面での悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、パスタ専門店において、意外と原価率が安く提供できるメニューをランキング形式で10個ご紹介します。
これらのメニューを参考に、お客様に喜んでもらいながらも、お店の利益率向上に繋げましょう!
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目次
原価率とは?
原価率とは、売上高に対して原価が占める割合のことです。
飲食店においては、主に食材費が原価に該当します。
原価率の計算式
原価率(%) = (原価 ÷ 売上高)× 100
例えば、ある料理の売値が1,000円で、その料理を作るのにかかった食材費が300円の場合、原価率は30%となります。
なぜ原価率が重要なのか?
利益率との関係
原価率が低いほど、利益率は高くなります。
メニュー価格設定の基準
原価率を把握することで、適正なメニュー価格を設定できます。
食材の仕入れやメニュー構成の検討材料
原価率の高い食材を別の食材に置き換えるなど、メニューの改善に役立ちます。
経営状況の把握
原価率の推移を把握することで、経営状況を分析し、改善策を検討できます。
飲食店の一般的な原価率
飲食店の一般的な原価率は、業態や規模によって異なりますが、およそ30%前後と言われています。しかし、これはあくまでも目安であり、業態によっては、以下のように原価率が異なる場合があります。
例
パスタ専門店:30%~35%
ピザ屋:15~20%程度
ベトナム料理屋:30%~35%程度
アイス屋:30%~40%程度
そば屋:20%前後
アジアン料理店:30~35%程度
エスニック料理店:30%前後
中華料理店:33%~35%
和食料理店(中規模):30%~40%程度
ケーキ屋:30%~40%程度
ラーメン店: 30%前後
居酒屋: 30~35%
パスタ専門店における原価率の低い食材
パスタ専門店において、原価率を低く抑えるためには、食材選びが非常に重要です。
以下に、原価率が低い食材とその特徴を詳しくご紹介します。
パスタ
乾麺
生パスタに比べて、価格が安く、長期保存も可能です。
デュラム小麦100%のものが一般的で、アルデンテに仕上がります。
乾燥パスタ
乾麺の一種で、さらに乾燥度が高いものが一般的です。
調理時間が短く、大量調理に適しています。
自家製乾燥パスタ
自家製で乾燥させたパスタは、風味豊かで、オリジナルのメニュー展開が可能です。
ソースのベース
トマト
缶詰のトマトやトマトピューレは、価格が安定しており、大量に調理する際に便利です。
玉ねぎ
他の野菜と比べて、比較的安価で、多くの料理に使用できます。
ニンニク
少しの量で風味を大きく変化させることができるため、コストパフォーマンスが高いです。
オリーブオイル
高品質なエクストラバージンオリーブオイルは高価ですが、一般的なオリーブオイルは比較的安価に入手できます。
野菜
旬の野菜
旬の野菜は価格が安く、鮮度も良いです。
冷凍野菜
長期保存が可能で、いつでも必要な分だけ使用できます。
乾燥野菜
水に戻して使用する乾燥野菜は、軽量で収納スペースをとりません。
肉・魚介
鶏むね肉
白身肉で低カロリー、価格も安価です。
豚肉
バラ肉やロース肉など、様々な部位を使用できます。
ベーコン
パスタ料理にコクと旨味を加えることができます。
ツナ缶
お手軽にタンパク質を補給できます。
アサリ
旬の時期には比較的安価に入手できます。
チーズ
パルメザンチーズ
パスタ料理に風味を加えるために、少量で十分です。
モッツァレラチーズ
ピザやサラダなど、様々な料理に使用できます。
原価率が安く提供できるメニューランキングTOP10
第1位:ペペロンチーノ
シンプルな味付けでありながら、オリーブオイルとニンニクの香りが食欲をそそります。
材料費が安く、短時間で調理できるため、コストパフォーマンスが高いです。
辛さを調整したり、具材をプラスしたりと、バリエーションも豊富です。
第2位:ナポリタン
ケチャップベースのソースで、大衆的な人気があります。
太麺を使用することで、ボリューム感が出ます。
ピーマンや玉ねぎなどの野菜をたっぷり加えることで、栄養バランスも良くなります。
第3位:アラビアータ
唐辛子を使ったピリ辛パスタです。
シンプルな材料で、本格的な味わいが楽しめます。
辛さの調節によって、幅広いお客様に対応できます。
第4位:カルボナーラ
卵とチーズを使った濃厚なソースが特徴です。
ベーコンやパンチェッタをカリカリに焼いてトッピングすると、食感が楽しめます。
生クリームを使わずに、牛乳と卵黄で作ることで、コストを抑えられます。
第5位:ジェノベーゼ
バジルを使った爽やかな風味のパスタです。
バジルペーストを手作りすることで、より深い味わいが楽しめます。
パンやフォカッチャと一緒に提供すると、より満足度が高まります。
第6位:ボンゴレ
あさりを使った海鮮パスタです。
あさりの旨味がパスタにしっかりと絡み、上品な味わいです。
白ワインを加えることで、風味が増します。
第7位:アマトリチャーナ
パンチェッタと玉ねぎを使った、ローマ風のパスタです。
トマトソースとパンチェッタの旨味が絶妙なバランスです。
唐辛子を加えてピリ辛にアレンジすることもできます。
第8位:明太子クリームパスタ
明太子の塩気とクリームの濃厚さがマッチした、人気の高いパスタです。
大葉をトッピングすると、風味が増します。
明太子は、チューブタイプのものを使用すると便利です。
第9位:きのこクリームパスタ
さまざまな種類のきのこを使った、季節感あふれるパスタです。
生クリームの代わりに、牛乳とチーズで作ることで、コストを抑えられます。
パン粉をトッピングして焼きグラタン風に仕上げるのもおすすめです。
第10位:ペペロンチーノのアラビアータ風
ペペロンチーノに唐辛子を加えて、ピリ辛にアレンジしたものです。
シンプルながらも、奥深い味わいが楽しめます。
具材をプラスしたり、ハーブを添えたりして、バリエーションを増やしましょう。
パスタ専門店におけるメニュー別の原価率と食材構成
パスタ専門店におけるメニュー別の原価率は、使用する食材や量、調理方法によって大きく変動します。ここでは、一般的なパスタメニューを例に、食材構成と原価率について詳しくご説明します。
例1:ペペロンチーノ
食材構成: スパゲッティ100g、オリーブオイル大さじ3、ニンニク1片、赤唐辛子1/2本、塩、胡椒
原価の目安
スパゲッティ:10円
オリーブオイル:20円
ニンニク:5円
赤唐辛子:5円
塩、胡椒:5円
合計:45円
販売価格の目安: 800円
原価率の目安: 5.6%
例2:カルボナーラ
食材構成: スパゲッティ100g、卵2個、ベーコン50g、パルメザンチーズ30g、黒胡椒
原価の目安
スパゲッティ:10円
卵:20円
ベーコン:50円
パルメザンチーズ:30円
黒胡椒:5円
合計:115円
販売価格の目安: 1,200円
原価率の目安: 9.6%
例3:トマトソースパスタ
食材構成:スパゲッティ100g、トマト缶1/2缶、玉ねぎ1/2個、ニンジン1/4本、セロリ1/4本、オリーブオイル、塩、胡椒
原価の目安
スパゲッティ:10円
トマト缶:50円
玉ねぎ:20円
ニンジン:10円
セロリ:10円
オリーブオイル:20円
塩、胡椒:5円
合計:125円
販売価格の目安: 1,000円
原価率の目安: 12.5%
原価率に影響を与える要因
食材の鮮度
旬の食材や国産の食材は、価格が高くなる傾向があります。
食材の品質
高級な食材を使用すると、原価率は高くなります。
調理方法
手打ちパスタやソースの手作りなど、手間のかかる調理方法を選ぶと、原価率は高くなります。
メニューの構成
サイドメニューやドリンクとの組み合わせによって、全体の原価率が変動します。
原価率を抑えるためのポイント
大量仕入れ
定期的に大量に食材を仕入れることで、単価を下げることができます。
副菜の工夫
サラダやスープを添えることで、パスタの量を減らしつつ、満足度を高めることができます。
メニューの工夫
同じ食材でも、調理方法や組み合わせを変えることで、様々なメニューを作ることができます。
旬の食材を積極的に使う
旬の食材は、価格が安定しているだけでなく、鮮度も良く、風味も豊かです。
自家製ソースを作る
市販のソースを使うよりも、自家製ソースを作ることで、コストを抑えながら、オリジナルの味を出すことができます。
野菜をたっぷり使う
野菜は、パスタのボリュームアップに繋がり、栄養バランスも改善されます。
麺の種類を変える
スパゲッティだけでなく、リングイネやフェットチーネなど、様々な種類の麺を使うことで、メニューのバリエーションが広がります。
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まとめ
パスタ専門店の原価率は、様々な要因によって変動しますが、一般的には30%~35%と言われています。原価率を意識しながら、お客様に喜ばれるメニューを開発し、お店の経営を安定させましょう。
パスタ専門店において、原価率を低く抑えるためには、食材選びが非常に重要です。上記の食材を参考に、メニュー開発を行い、お客様に喜ばれる、コストパフォーマンスの高いお店を目指しましょう。
これらのメニューを参考に、ぜひお客様に喜ばれる、オリジナルのパスタメニューを開発してみてください。テンポスでは上記以外にもパスタに最適な調理機器や食器などを扱っております。
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