・上期の各利益は8月発表予想を上回る。通期の利益予想を上方修正。
・生成AIの本格活用に向けた新たなプロジェクトを始動。
・11月より、楽天会員向け “ロイヤリティプログラム” を本格スタート。
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目次
■上期(2Q累計)業績
売上高については、主力の飲食店向けストック型サービスにおいて、順調なARPU(1店舗当たり契約高)の上昇に加え、店舗数が僅かながらも増加したことなどにより、飲食店支援事業が前年同期より11.3%増加しました。こうした中核事業の順調な拡大を背景に、売上全体では59億7千万円と概ね計画どおりの進捗となりました。
そして、費用については、業務の効率化や人員配置の最適化などに努めたことにより計画より縮小し、この結果、各利益は前回発表予想を上回りました。
(参考:2024年8月2日発表予想)売上高/60億円、営業利益/1千万円、中間純利益/△5千万円
2024年度上期における飲食業界の平均月給について、東京都は293,283円で2023年度下期から4,027円上昇(前半期比101.4%)、大阪府は281,291円で同比+5,951円(前半期比102.2%)。また、愛知県は272,593円で同比+7,340円(前半期比102.8%)、福岡県は同比+1,669円で、261,267円(前半期比100.6%)という結果になりました。
平均時給については、東京都は2023年度下期から15円上昇して1,278円(前半期比101.2%)、大阪府では同比+15円で1,175円(前半期比101.3%)。愛知県では同比+16円の1,108円(前半期比101.5%)、福岡県では同比+18円の1,064円(前半期比101.7%)という結果になりました。
2023年度下期に大幅な最低賃金改定があったこともあり、2024年上期は時給の上昇率は鈍化、月給は愛知県と大阪府の上昇率が102%を超える高い結果となりました。
■通期利益予想を上方修正
こうした上期の実績を踏まえ、飲食店支援事業の成長力引き上げに向けた「楽天ぐるなびの強化」のための広宣・販促費や、営業体制およびサービス運用体制の強化費用を、下期において機動的に投下できるよう備えつつも、通期の各利益を上方修正しました。
なお、広宣・販促費については、その効果や効率性に留意し投下することが大切であり、また体制強化に係る人材募集については採用時期が前後することがあることから、追加投資の額は変動する可能性がありますが、当社としましては、いざという時に柔軟かつ迅速に投下できるよう備えることが重要であるとの考えです。
■生成AI活用による“ぐるなび全体”の技術革新を目指す
この度、当社は「次世代食体験の実現」および「圧倒的な業務効率化」をビジョンとし、AI技術の徹底活用により、提供サービスはもとより当社事業運営体制を含めた“ぐるなび全体”の技術革新を目指す「ぐるなびNextプロジェクト」を始動しました。
昨年9月にAI活用を目的とした部署横断組織を発足し、アプリケーション開発とデータに関連する組織を統合の上、様々なトライアルを実施してきたところ、加盟飲食店における成功事例、営業ナレッジや提案ノウハウなどの共有・活用が進展し、営業活動の効率化などにポジティブな効果が現れています。
こうした活動を通じて得た知見や成果を活かし、具体的なサービス開発や社内での本格活用のフェーズへ移行すべく、本年8月に本格プロジェクト化し、現在消費者向けサービスの企画を進めています。
生成AIを当社事業の成長ドライバーとして活かし、持続可能な外食産業の発展に貢献してまいります。
まとめ
出典:株式会社ぐるなび
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