現在、飲食店の宣伝の手段として、SNSの活用、チラシの配布、グルメサイトへの登録、ホームページの運用など様々な方法があります。飲食店を訪れるお客さんもこれらの情報をもとにお店探しをすることが、もはや当たり前になってきています。とはいえ、写真やレビューのみでは、飲食店の魅力が伝えきれないこともあるのではないでしょうか?
「もっと集客を増やしたい」「もっとお店の魅力を伝えたい」と考えられている方におすすめなのが、動画でのお店のPRです。近年、SNSや動画配信サイトでも動画を利用した宣伝が目立ってきました。
この記事では、飲食店だからこそ取り組むべき動画広告のメリットや作成のコツについて解説していきます!
目次
なぜ今動画広告を行うべきなのか
なぜ今飲食店は動画広告を行っていくべきなのでしょうか?その理由には次のようなものがあります。
飲食店は動画を使ったアピールに向いている
動画には多くの情報がギュッと詰め込まれています。なんと、動画1分間当たりWEBサイト3600ページ分もの情報量があると言われています。
飲食店の魅力は、料理はもちろん、調理工程や接客、食器、店内の雰囲気など多岐にわたりますよね。動画であれば、そういった情報を瞬時に伝えることができます。
また、料理を映像は人の興味を引きやすいそうです。食欲をそそるような映像が流れると思わず注目してしまう人も多くいるのではないでしょうか?実際、グルメ系Youtuberや、テレビのグルメ番組、グルメ企画などは、多くの人気を博しています。
動画を見る人は増加している
InstagramやTikTokなどのSNSやYoutubeのような動画配信サイトのユーザー数は若い世代を中心に増加しています。特に近年は、コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間も増えたこともあって、どの世代でも動画配信サービスの利用者が増加傾向にあるそうです。
SNSでは、ユーザーが情報を拡散させることができるため、全くお店のことを知らなかった人にも情報を発信することができます。見込み客を増やすきっかけにもなるので、より多くの人にお店の情報を知ってもらうためにも是非活用したいツールです。
SNSで公式アカウントを作っている飲食店も増えていますし、実際にそういった拡散の効果で売り上げを伸ばしているお店も増えています。
もしも予算の都合が合うのなら、広告として情報発信を行っていくことも可能です。この手段だと、興味を持ってもらいやすそうなユーザーに公告が表示されます。そのため、広告も活用することで、より実際の来店につなげやすくなるでしょう。
動画広告を行うメリット
では、動画広告を行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか?
思わず食べたくなる!料理の魅力を伝えられる
飲食店が動画を活用してお店をアピールする最大の強味は、見た人が思わず食べたい!と思うような表現ができる点です。
ジュージューと焼けるステーキの音や、熱々のおでんから湯気が上がる様子、みずみずしいフルーツなどの映像は食欲をそそりますよね。こういった臨場感のある表現をシズル感といいいます。シズル感を出すことで、料理の魅力をよりリアルに伝えることができます。
美味しそうと思わせることができるため、自然とこのお店に行きたいと思わせることができます。
このような料理の映像は、視覚に加えて聴覚も刺激するため、注目を集めやすく、記憶にも残りやすいというメリットもあります。
ブランディング効果がある
料理の魅力に加えて、店内の雰囲気や接客の様子、調理の様子などをリアルに紹介できるのも動画のメリットです。スタッフの紹介などもどのようなお店なのかを伝えるのに有効でしょう。どんなお店なのかをより魅力的にアピールすることができるため、動画を通してお店のブランディングを行うことができます。
お店選びの時に、どんな雰囲気のお店なのかは大事な要素になってきますよね。例えばデートに利用したいとなると、落ち着いたオシャレな雰囲気のお店を探すでしょうし、みんなでわいわい楽しみたい場合は、盛り上がっても大丈夫な大衆的な雰囲気のお店を探すでしょう。このようにお店の雰囲気は店選びの重要なポイントになります。
どんな雰囲気のお店かをきちんとアピールして、来店してもらいやすいお店にしていくことができます。
安心感を与えることができる
安心して食事を楽しめる環境かどうかも、お店選びの重要な視点になります。動画だと、店内の様子を発信できるため、このお店ならゆっくりくつろぎながら食事を楽しめそうだと感じてもらうことができます。
食材選びやキッチンの様子など、実際に来店しただけでは見えづらいお店の取り組みについても発信することも、安心感や信頼感を感じてもらうのに有効です。文章だとお店のこだわりは読んでもらいにくいですが、動画だと自然と注目してもらえるため、よりお店について知ってもらいやすくなるでしょう。
また、お店の場所が奥まった場所やビルの2階などのような、分かりにくいい場所にある場合、お店までの道順を示した動画を配信することで、どうやってお店に行ったらいいのかが分かりやすく伝わるため、安心して来店してもらうことができます。
最近だと衛生対策がしっかり行われているのかも、お客様が気になるポイントになります。手指のアルコール消毒や客席の空間を開けていることなど清潔感のあるお店であることもしっかりとアピールし、安心感を感じてもらえるようにしましょう。
動画作成のコツをご紹介!
では実際に飲食店の動画を作成するためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?
ポイントは5つあります。
ターゲットは誰か?何の目的で動画を作るのか?を明確にする
まずは、誰に見てもらいたいのか、見た人に何を知ってほしいのか、どう感じてほしいのかを明確にしましょう。ここが定まっていないと、情報を盛り込みすぎてしまい、結局誰にも何も伝えられなかったなんてことになりかねません。
ファミリー層向けなのか、女子会向けなのか、大人数で楽しむ飲み会向けなのか、一人で気軽に訪れたい人向けなのかなど、普段のお店の客層やコンセプトをもとにターゲットを設定しましょう。
何を伝えたいかは1動画当たり、1テーマに絞りましょう。おすすめメニューの紹介、スタッフの紹介、こだわりの食材の紹介などテーマを絞った動画を作成することで、分かりやすい動画にすることができます。
動画の質に注意する
映像がぶれたり、画質が悪い、暗い、雑音が多いなど、動画の質が悪くなってしまうと、せっかく作った動画も見てもらえなくなってしまいます。場合によっては、お店のイメージがマイナスになってしまうことも。
そんなことにならないためにも、映りと音にも注意しましょう。これらは上手く活用することで、お店の魅力をしっかりと引き出すことができます。
例えば、映りで言うと、きちんと照明をつけて店内を明るくすることで、料理やスタッフの表情が良く見え明るい印象にすることができます。特に自然光を活用すると、料理を美味しそうに見せることができるのでおススメです。天気の良い日に撮影するとよいでしょう。あまり日が差さない店内の場合、スポットライトやレフ版を活用することも有効でしょう。
調理中の音や、料理の解説など聞かせたい音がある場合は、ガヤガヤとした雑音が入らないよう静かなタイミングで撮影を行うようにしましょう。マイクなどを活用してクリアな音を拾うことも一つの手です。
公開したいメディアに合わせた作成をする
Instagramのストーリーズやリール、TikTokなどのSNSに動画を投稿する場合は、縦向きの動画、Youtubeのような動画配信サイトに投稿する場合は横長の動画といったように、公開したいメディアに合わせた動画を作成しましょう。
ここを気をつけないとせっかく作った動画のサイズが合わなかったということになってしまいます。
お店のこだわりポイントはしっかりとアピールする
今、動画公告を行うお店は増加しています。つまり競合との差別化をしっかりと行っていかないと、動画を見ても、来店してもらいにくくなってしまいます。
お店ならではの魅力やこだわりはしっかりとアピールしていきましょう。
他のお店にはないメニューや、こだわりの調理法、どんなコンセプトのお店なのかなど、自分のお店のこだわりポイントはしっかりとアピールしていきましょう。
基本情報も忘れずに掲載する
最後に忘れてはいけないのが、お店の基本情報です。せっかくこのお店に行きたい!と思ってもらえても、お店の基本情報がないと来店することができません。
お店の定休日と営業時間、場所、アクセス、連絡先は必ず掲載しましょう。
予約サイトへのリンクの掲載があるとスムーズに来店してもらいやすくなります。
お店の名前の読み方が分かりにくい場合は、読み仮名も記すようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?これからは、ますます動画の人気が伸びて、動画での宣伝が当たり前の時代になっていくことが予想されます。お店の紹介に加え、レシピの紹介でお客様との親密度を上げるなど、動画の活用方法も多様化していくでしょう。
この機会にぜひ、お店のPR用の動画を作成してみてはいかがでしょうか?
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