世界に1万種類以上あるといわれる「ぶどう」。今、人気急上昇中のぶどうがあることをご存知ですか?
その名も「シャインマスカット」です。爽やかな香りと上品な甘さが楽しめる高級品種で「ぶどうの女王」とも呼ばれています。2022年には、「あなたが一番好きな『ぶどうの品種』は?」というアンケートで1位に輝きました。
出典:ねとらぼ「ぶどうの品種」人気ランキングTOP33! 1位は「シャインマスカット」【2022年最新投票結果】
名前は聞いたことあるけれど、実際になにが特徴なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
本日は、今人気急上昇中のシャインマスカットの魅力について、徹底解説!
目次
シャインマスカットとは?
シャインマスカットは日本生まれのぶどうです。2006年に登録された品種で、「ブドウ安芸津21号」(「スチューベン」×「マスカット・オブ・アレキサンドリア」)に「白南」を交雑して育成した大粒のぶどうです。
ヨーロッパブドウの香りや食感、皮ごと食べられる性質と、アメリカブドウの栽培のしやすさを兼ね備えた大粒品種と言われています。
味わいの特徴
上品な香りを放ち、パリッとした歯切れの良い食感とみずみずしい爽やかな甘さが特徴です。より緑に近い色濃いものはマスカットの香りが強く、黄色に近いものは甘味が強く感じられます。
種がなく、皮ごと食べられる点も人気の秘訣ですが、中には農薬が気になり抵抗のある方もいるでしょう。実際には日本で使用できる農薬は厳格な試験をクリアしたものしか登録されていません。さらにシャインマスカットに使用できる農薬も厳密に決められているため、安心して皮ごと食べてください!
癖のない味わいから、スイーツや料理などにも活用することができる万能さもシャインマスカットの魅力と言われています。
旬
一般的にシャインマスカットが楽しめる時期は8〜10月ごろと言われています。
産地ごとにも旬が異なっており、主要な産地の旬は下記の通りです。
山梨県・・・7月~10月
長野県・・・7月~12月
岡山県・・・8月~10月
山形県・・・7月~1月
長崎県・・・12月
名産地
主な産地は山梨県、長野県、岡山県、山形県です。
中でも山梨県は「日照時間の長さ」「昼夜の寒暖差」「雨量の少なさ」など果物の栽培に適した条件が揃っており、ぶどうの生産量全国1位を誇っています。
保存方法
シャインマスカットは常温で1~3日しかもちません。そのため、おいしく長持ちさせるには冷蔵保存が最適です。
表面の白い粉は取らない
シャインマスカットの表面についている白い粉は、果実自身が分泌する天然のワックス(ブルーム)です。病気や乾燥を防ぎ、鮮度を保つ働きがあるため、指で擦ったり水で洗ったりしないようにしましょう。
皮は剥かない
シャインマスカットは皮ごと食べられるので、皮は剥かずに保存します。皮を剥いてしまうと鮮度やおいしさも失われてしまいます。皮を剥いて使用したい場合は、直前に剥くようにしましょう。
ハサミで実を切り落とす
房から粒を外すときに、手でちぎってしまうと皮が切れたり実が潰れてしまい、傷みの原因につながります。 必ずハサミを使用し、粒に軸が2〜3mm残る状態で切り離しましょう。
切り離した粒はキッチンペーパーで包む
乾燥から守るために、保湿性の高い新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでおくと効果的です。
余分な水気を吸い取り、劣化を遅らせてくれます。
密閉容器や保存袋に入れて野菜室で保存する
乾燥から守るため、必ず密閉容器や保存袋にいれて保管しましょう。この保存方法だと新鮮なままおいしく、5日〜1週間ほど保存期間を伸ばすことができます。
もっと保存期間を伸ばしたい場合は、水洗いしてよく水気を切ったあと、重ならないよう密閉容器に入れて冷凍しましょう。冷凍のぶどうを食べる時は半解凍がおすすめです。
おすすめの食べ方
皮ごとそのまま食べられるのが特徴のシャインマスカットは、生はもちろん、癖のない味わいから、スイーツや料理にもよく合います。
トースト
トーストした食パンにクリームチーズを塗り、カットしたシャインマスカットをのせます。
クリームチーズの爽やかな酸味とコクがシャインマスカットの甘さを引き立てます。
サラダ
カットしたシャインマスカットとグリーンリーフ、ミニトマト、モッツァレラチーズをドレッシングと混ぜ合わせて、爽やかなサラダの完成です。
トライフル
カステラと泡立てた生クリーム、シャインマスカットを交互に重ねたら完成です。
自宅で簡単にパフェができます。
まとめ
ぶどうの女王とも言われるシャインマスカット。
収穫時期はあとわずか!この機会にぜひお召し上がりください。