皆さんは、飲食店を探すときにどのようなツールで探しますか?口コミサイトを見る、ホームページで検索する、周りの人から教えてもらう、SNSで見つける、等々さまざまな方法があります。中でも、近年はスマートフォンの普及に伴い、Googleマップで飲食店を探す方が増えています。利用したことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、このGoogleマップからお店を見つけてもらいやすくするためのコツがあるのです。この記事では、そのコツでもある【MEO対策】について解説してきます。
目次
MEOとは?
MEOという言葉を聞いたことはありますか?MEOとは、”Map Engine Optimization”の略称で、日本語に訳すと「マップエンジン最適化」となります。SEO(”Search Engine Optimization” 「検索エンジン最適化」)と比較してよく使われています。
具体的には、Googleで「地域名 飲食店」と検索した際に、検索結果として表示されるサイトの一覧や、Googleマップで検索した際に表示される店舗情報一覧のことを指します。
MEO対策が注目されている理由
近年注目を集めているMEOですが、なぜ注目されるようになったのでしょうか?
Googleマップと連動し、実店舗が上部に表示されるようになった
Googleで「地名 居酒屋」などで検索すると、検索結果の一番上にGoogleマップの情報が掲載されるようになりました。このことによって、大手の飲食店でなくても検索結果の上位表示を狙えるようになりました。
現在地近くの店舗が検索結果に表示されるようになった
飲食店を探す際、以前はGoogleマップを開いて「地名 レストラン」のように検索しなければ、その地域のお店の情報が表示されませんでした。
しかし、現在は「レストラン」と検索すると、すぐに現在地周辺のレストラン情報が表示されるようになっています。家の近所の飲食店、勤務先の近くの飲食店、旅行先の飲食店、などなど現在地から周辺の飲食店を探す方も多くいるようです。
ユーザーの半数近くがGoogleマップでお店を検索
Googleユーザーの内、4割近くがGoogleマップを使ってお店探しをしており、その中のさらに4割のユーザーは、実際の来店につながっているそうです。このように高い集客効果が見込めることも、MEOが注目を集めていることに関係しています。
MEO対策とSEO対策何が違うの?
「SEO」という言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?SEOとは、Search Engine Optimization の略で、日本語に訳すと、「検索エンジン最適化」となります。ウェブサイトをGoogleやYahooで検索した時に、検索結果の上位に表示させることをSEOと言います。
SEOとMEO、言葉が似ているので、混同されてしまうこともありますが、この2つは全く別物です。違う点は大きく分けて5つあります。
目的
SEOはWEB集客が主な目的になります。一方でMEOは実店舗への集客が主な目的となります。
施策対象
SEOはWEBが施策対象となっていますが、MEOはGoogleビジネスプロフィールの情報が施策対象となります。
表示場所、掲載位置
SEOはインターネットで検索した際に、オーガニック検索枠(広告やGoogleマップ以外の検索結果)で検索上位に表示されることを目指します。一方で、MEOはGoogleマップ内での検索や、地域名を含んだ検索での上位表示を目指します。
効果が出るまでの時間と費用
SEOではサイト全体が評価の対象となるため、その分、対策しなければならない点も多くあります。そのため、対策に要する人員や時間、費用が掛かってしまいます。また、対策を打って効果が出るまでに時間もかかります。SEO対策の業務委託をすると月額10万~100万円ほどのコストが必要になります。
MEOでは、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることが重要となってきますので、SEOと比較して対策すべき範囲が狭く、対策にかける時間と費用を抑えることができます。MEOを業務委託する場合は、月額数万円で委託できる場合が多いです。
評価されるポイントと対策方法
SEOでは、ウェブサイトの内容の質や利便性、サイト内のウェブページの関連性が評価の対象となります。そのため、掲載するコンテンツの有用性はもちろん、適正なキーワードやメタディスクリプションの設定やURLの正規化など、ページ全体の質を高くする必要があります。
MEOでは、Googleビジネスプロフィールに登録した情報が評価の対象になります。そのため、正しい情報をできるだけ多く掲載したり写真や動画を多く掲載する、口コミやレビューを集めるなどGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させることが重要になります。
SEOとMEOのそれぞれのメリットとデメリット
SEOとMEO、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
SEOのメリットとデメリット
メリット
・対策できるワードが豊富なため、細かいキーワードで、よりターゲットを絞った集客ができる。
・立地条件に左右されないため、全国、世界中の人にも情報を発信できる。
・検索上位に表示される=信頼性が高いとユーザーから判断されやすくなるため、ブランディング効果が見込める。
・検索結果上位になると、閲覧数も増加するため、中長期的に集客効果が見込める
デメリット
・施策としてすべきことが多いため、労力が大きく、委託費用もかかる
・成果が出るまでに数か月以上の時間がかかる
・競合サイトが多いため、成果を出しにくい
MEOのメリットとデメリット
メリット
・SEOより上位に表示され、目立つため、ユーザーに注目してもらいやすい
・施策対象が狭いため、SEOよりかかる費用、労力が少ない
・ユーザーの現在地をもとに検索結果が表示されるため、実際の来店につながりやすい
・1週間程度から成果が出るケースもあり、SEOよりも効果が出るまでの時間が短い
・SEOと比べて競合が少なく成果を出しやすい
デメリット
・実際の来店につなげることを目的としているため、通販のみの場合など、対策できないサービスもある
・様々なワードで対策できない
・ネガティブな口コミリスクがある
・現在地周辺の集客に重点を置いているため、集客効果が見込めるエリアが限定される
MEO対策をしよう
それでは、MEO対策をするには、どういったことに取り組んでいけば良いのでしょうか?
取り組むべきポイントは3つあります。
Googleビジネスプロフィールにお店の情報を載せる
まずは、マップ上にお店の情報を載せるためにも、Googleビジネスプロフィールに登録しましょう。
お店の情報を情報を全て、正しく埋める
Googleビジネスプロフィールを登録しただけでは、検索結果の上位に表示されることはありません。Googleビジネスプロフィールの登録情報を充実させることで、Googleからの評価も高くなり、検索結果の上位に表示されやすくなります。
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させるためにも、情報の掲載漏れが無いよう、全ての情報を掲載させることが重要となります。また、常に正しい情報が掲載されていることも評価の対象になります。営業時間やメニューが変わる場合は、その都度、最新の情報に更新し続ける必要があります。
他のグルメサイトや公式ホームページを持っている場合は、お店の住所や電話番号、店舗名の表記もすべて統一するようにしましょう。公式ホームページやグルメサイトの情報をきちんと掲載することもMEO対策に繋がります。
また、写真や動画等の掲載量が多いほうが、よりユーザーに注目されやすくなるため、これらの掲載も忘れないようにしましょう。
認知度を上げる
口コミやレビューもGoogleから有益な情報と見なされるため、MEOの評価の対象となります。グルメサイトと同様に良い口コミは、お店の信頼につながりますので、集客にもつながります。口コミへの返信などでお客様とコミュニケーションをとれる場所にもなるので、是非活用してみてください。
結局、SEOとMEOどちらに力を入れればいいの?
飲食店の場合は、MEOのほうが費用が抑えられ、実際の来店にもつながりやすいため、まずはMEO対策から行ってみることをおすすめします。
ただ、MEOにもデメリットはあるため、中長期的な集客や、お店のブランディングという観点からSEO対策もしっかり行っていくのが理想的です。
まとめ
近年はスマートフォンの普及により、Googleによるお店の検索はもちろん、Googleマップで現在地周辺のお店を探す方も増えてきました。集客を増やすためにも、まずはMEO対策に取り組んでみるのはいかがでしょうか?
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