近年では、カフェにおける「インスタ映え」など若者の間に人気があります。カフェを、仕事やプライベートでよく利用する人がいるのではないでしょうか。
カフェの経営に憧れて、一度はカフェを開業してみたいと考えたことがある人もいるはずです。
開業しており、美味しいコーヒーやおしゃれな内装等、魅力的なカフェを提供しているのにもかかわらず、思うようにお客様が集まらないというお悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。
調査によると、経営上の問題点として第2位に「客数の減少」があがっています。
(出典元:厚生労働省)
お客様が減少する理由として、家や職場でのコーヒー需要の拡大やコーヒーを消費する人の高齢化といった、利益率の低さがあげられます。
このようなカフェ市場を踏まえたうえで、自分のお店に適した集客をしなくてはいけません。
今回はカフェを繁盛店にしたい人必見。カフェで集客するためのコツを紹介していきます。繁盛するお店にしたいという人はぜひ参考にしてみてください。
目次
繁盛店にしたいなら気をつけなくてはいけないこと
繁盛するお店にするにはどのような対策が必要なのでしょうか。ここではいくつかの対策をみていきます。以下のことがあげられます。
・店内の居心地
・コンセプトが明確になっているか
・お客様が求めていることを考える
それぞれ詳しくみていきましょう。
来店しやすいお店・店内の居心地
一つ目の対策として、店内の居心地です。清潔感や明るさ。さらに、外にいても雰囲気を感じ取れるようなお店であれば、お客様が来店しやすいお店になります。
また、お店を通りがかった人が「おしゃれなお店だな」「行ってみようかな」と何気なく足を運んでみたくなるような外観になっているかも重要なポイントです。
繁華街やテナントの多い地域では、デザイン性の高い流行に合ったお店が好まれやすい傾向があります。
一方で、テナントの数が少ない郊外等の落ち着いた地域では、「シンプルで自然な雰囲気が好き」という人は居心地よく感じる場合が多いでしょう。
お店全体の雰囲気や基本的な概念を確認することは非常に大切です。
コンセプトが明確になっているか
二つ目の対策は、コンセプトが明確になっているかどうかです。カフェでの集客を考える際、お店の魅力や必要性、ターゲット層に合ったコンセプトが明確になっているかどうかが大切です。
お店の看板メニューはなにか。また、メニューはどのような年代に合っていて、どのようなライフスタイルを持っている人が好みそうか等、コンセプトはお店の全体を決めるカギとなります。
コンセプトから外れないお店づくりができているかどうかを確認して、そのうえでなにが足りないのか考えるようにしましょう。
お客様が求めていることを考える
三つ目の対策は、お客様が求めていることを考えることです。なぜお客様は、カフェに来店してくれるのでしょうか。
コンビニやスーパーで簡単にドリンクを購入できるのにもかかわらず、なぜ人がわざわざカフェに足を運んでくれるのか動機を考えることも必要です。
動機を考えることで、お店の付加価値やアピールポイントを改めて考えられます。
たとえば、気晴らしでカフェを使いたいだけの人にとって、凝った提供よりも注文への迅速な対応や安価な価格設定等で考えると、お店の使いやすさが優先されるのではないでしょうか。
一方で、デートや仕事の合間にリラックスするためにカフェを使いたい人にとって、お店の雰囲気やサービスの質等がもっとも優先順位が高いはずです。
ネット上で人気のある「隠れ家カフェ」に需要があるのも、「落ち着いた雰囲気が好き」という付加価値をカフェに求めているからです。
カフェにはどういった要素が求められているのか。さらに、自営店にどのようなことを求めているのかや、お客様が集まりやすいのかは、お店独自の概念はもちろん、立地や社会状況等に応じて左右されてしまいます。
そのため、カフェの店主はお店の概念とお客様の求めるバランスを常に考慮する必要があります。
集客がうまくいかない原因
集客がうまくいかないと繁盛するお店には近づけません。集客がうまくいかない原因はなにがあげられるのでしょうか。
ここでは集客がうまくいかない原因を紹介していきます。以下のことがあげられます。
・マーケティングができていない
・資産運用ができていない
それぞれ詳しくみていきましょう。
マーケティングができていない
一つ目は、マーケティングができていないことです。顧客がカフェに求める役割は、いろいろあります。
たとえば、友人とたわいのない話をする場所をカフェに求めている人にとっては、カフェは落ち着いたオープンな空間であることが望ましいのです。
また、ラテアート等のインスタ映えやエンターテインメント性を意識したサービスを取り入れることで、話題作りになりお客様は喜んでくれるでしょう。
一方で、ビジネスの場所としてカフェを使用したい人にとっては、無料Wi-Fiやコンセントの有無のほうが重要かもしれません。そのため、明るくて活気のあるお店では集中できないでしょう。
カジュアルな目的でカフェを使用したい人も同じで、難しい顔をしているビジネスパーソンが仕事をしていると、気になってしまうはずです。
カフェを使用する目的は人それぞれであり、場合によっては相反してしまいます。
店主は、お店をどのような顧客層に利用してほしいのか。
さらに、コンセプトやターゲットを明確にして、コンセプトやターゲットに沿ったマーケティング戦略を実施していく必要があるでしょう。
資産運用ができていない
二つ目は、資産運用ができていないことです。カフェを開業する際に、店主が初めに考えなくてはいけないことは、「いかにして美味しいコーヒーをお客様に提供できるか」ではないでしょうか。
しかし、多くのカフェが毎年閉店に追い込まれています。要因としては、コーヒーの味等、多少は関係しているものの、特にお金の管理運用の仕方や考え方に問題があるからです。
集客するためのコツ
繁盛するお店つくりを目指していくうえで、集客するためのコツはなにがあるのでしょうか。
ここでは集客するコツを紹介していきます。以下のことがあげられます。
・日替わりメニューを作成する
・おかわり割引
それぞれ詳しくみていきましょう。
日替わりメニューを作成する
一つ目は、日替わりメニューを作成することです。日替わりメニューを作成することで、何度も来てくれるリピーターのお客様が飽きずに通ってもらえます。
日替わりメニューには、季節の商品や特産品を取り入れるとよいでしょう。日替わりメニューは、壁に貼るか、黒板等を用意して見える箇所に設置します。また、お客様に聞かれた際は答えられるようにしておくことも重要です。
おかわり割引
二つ目は、おかわり割引です。大手チェーンであるスターバックスもおかわり割引を活用しています。
ドリンク2杯目を割り引きで提供することにより、客単価が伸びるでしょう。長居するお客様が多い地域では、追加で注文してくれることがあるため有効です。
レシートに割引券を付けて期間中まで有効にすることで、リピーター獲得にもつながります。
まとめ
今回はカフェを繁盛店にしたい人必見。カフェで集客するためのコツを紹介して来ました。
繁盛するお店を作りたいのであれば、コンセプトを明確にしてお客様がなにを求めているのか日頃から模索しておく必要があるでしょう。