夫婦でカフェを開業したい人必見!夫婦で開業するメリット・デメリットとは?

開業・出店

近年では、カフェにおける「インスタ映え」など若者の間に人気があります。カフェを、仕事やプライベートでよく利用する人がいるのではないでしょうか。

カフェの経営に憧れて、一度は夫婦揃ってカフェを開業してみたいと考えたことがある人もいるはずです。

実際、「夫婦で開業は厳しい」「カフェを開業したいけれど、なにをすればよいのかわからない」等の不安や悩みはつきものです。

開業に向けて取得しなくてはいけない資格や考えるべき店のコンセプト。さらに、資金繰り等、正確に取り組む必要があるでしょう。

今回は夫婦でカフェを開業したい人必見。夫婦で開業するメリット・デメリットについて紹介していきます。

夫婦で開業しようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

開業時はなにをすればいい?

夫婦でカフェを開業する際は、なにから取り掛かればよいのでしょうか。カフェを開業するにあたってまず、資格を取得しなくてはいけません。

その際に、調理師免許や栄養士が必要になってきます。調理師免許や栄養士免許は、開業時に必ずしも取得しなくてはいけない資格ではありません。

しかし、所有していることにより、お客様はお店に信頼を持てるのではないでしょうか。

ここではカフェ開業の際に取得しなくてはいけない資格にどのようなものがあるのか紹介していきます。主に以下の資格があります。

・食品衛生責任者
・防火管理者

それぞれ詳しくみていきましょう。

食品衛生責任者

一つ目は、食品衛生責任者の資格です。カフェを開業する際は、食品衛生責任者の資格は必ず取得しておかなくてはいけません。カフェに限らずお店ごとに資格保持者を置く必要があります。

また、食品衛生責任者の資格は、飲食店営業許可を保健所に申請する際にも必要です。

食品衛生責任者の資格は、各都道府県の食品衛生協会が開催している講習を受けることで取得できます。

受講料は1万2,000円で時間は6時間かかり、講義では衛生法規・公衆衛生学・食品衛生学を学べます。

また、調理師免許や栄養士免許を所有していれば、食品衛生管理者の講習は免除です。(出典元:一般社団法人東京都食品衛生協会)

防火管理者

二つ目は、防火管理者の資格です。収容人数30名以上の飲食店を開業する際は、防火管理者の資格が必要です。

資格を取得するためには、日本防火・防災協会が開催している講習を受講しなくてはいけません。

カフェに限らず収容人数30名以上での飲食店を開業する際は、300平方メートル以上の延べ面積の場合甲種講習を受講します。また、300平方メートル未満の延べ面積は乙種または甲種講習を受講する必要があります。

(出典元:一般社団法人日本防火・防災協会)

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開業までの必要な準備とは?

カフェを開業するまでに必要な準備とはなにがあるのでしょうか。ここでは開業までに必要な準備を紹介していきます。主に以下の必要な準備があげられます。

・カフェか喫茶店かを決める
・お店のコンセプト

それぞれ詳しくみていきましょう。

カフェか喫茶店かを決める

一つ目の必要な準備は、カフェか喫茶店かを決めることです。初めに、カフェか喫茶店のどちらの形態で開業するのかを決めておきましょう。

カフェと喫茶店は似たような意味合いで使われていますが、実は明確に区別されているのです。

カフェは、飲食店営業に分類されており、店内で調理した食品やアルコール飲料等も提供できます。しかし、冷蔵や洗浄設備といった設備には要件が定められていることが多くあります。


喫茶店は、喫茶店営業に分類されており、飲み物や調理済みのお菓子等の提供ができます。一方で、カフェとは異なり店内で調理した食べ物やアルコールの提供はできません。

カフェと喫茶店は、コーヒーや紅茶をメインにした店舗という意味では似ていることから、料理メニューやアルコール類を充実させたい場合はカフェ営業。ドリンクメニューをメインにしたい場合は喫茶店を選びましょう。

お店のコンセプト

二つ目は、お店のコンセプトです。自営店のカフェを開業したい場合は、お店のコンセプト作りが非常に大切になります。

カフェはお店の数が多いため、ちょっとした空き時間やリラックスしたい場合で利用すると、良い場所にあるチェーン店の方が利便性に優れています。

独自性のない自営店の場合、顧客は集まらないでしょう。一方で、「自家製焙煎のコーヒーやおいしい料理が楽しめるお店」。

さらに、「静かな空間でリラックスして過ごせるお店」と明確なコンセプトを定めておくことで特定のニーズを持った顧客を惹きつけられます。

ターゲットにしたい客層や開業時の立地等と、店舗の内外装などにも大きくかかわるため事前にお店のコンセプトを決めておくことでお店づくりをスムーズに進められるでしょう。

夫婦で開業するメリット・デメリット

夫婦で開業するメリット・デメリットはなにがあるのでしょうか。夫婦で開業するメリット・デメリットについて紹介していきます。

まず、メリットについてです。メリットは以下のとおりです。

・夫婦関係が良くなる
・家事を分担できる

それぞれ詳しくみていきましょう。

夫婦関係が良くなる

一つ目のメリットは、夫婦関係が良くなることです。夫婦で開業する場合、同じ目標や夢に向かって仕事をしていくことになるため、夫婦での絆がより一層深まります。

開業は、必ずしも初めからうまくいくとは限りません。お互い、一緒にいる時間が長くなり、ケンカや不満を感じるときもあるでしょう。

たとえ、喧嘩や不満をぶつけたとしてもしっかり話し合うことが大切です。苦難を一緒に乗り越えることで、より一層夫婦関係が良くなるでしょう。

家事を分担できる

二つ目のメリットは、家事を分担できることです。家事を分担することで、パートナーに不満を感じず過ごせます。

家庭内の家事について、パートナーに不満を感じたことのある人は多いのではないでしょうか。

家事を分担することで、生活と仕事にメリハリをつけられます。夫婦で開業を考えている人は、話し合ったうえで家事の分担を行いましょう。

次にデメリットです。デメリットは以下のとおりです。

・仕事とプライベートが曖昧になる
・収入が不安定になる

それぞれ詳しくみていきましょう。

仕事とプライベートが曖昧になる

一つ目のデメリットは、仕事とプライベートが曖昧になることです。夫婦で開業すると常に仕事ばかりを考えているため、オンとオフの切り替えが曖昧になってしまいます。

サラリーマン時代は、会社に着いたら仕事が始まり就業時間になれば帰宅できるため、オンとオフの切り替えがハッキリしています。しかし、夫婦で起業すると2人とも仕事ばかり考えるようになってしまうのでしょう。

そのため、仕事とプライベートの区切りがつけづらくなります。仕事とプライベートをバランスよく取りたい場合は、あらかじめ決まり事や働く時間を決めておきましょう。

収入が不安定になる

二つ目のデメリットは、収入が不安定になることです。夫婦で開業すると、収入はカフェの利益から得られる売上のみになります。

万が一、事業が失敗した場合は、収入が0円になる可能性があります。開業する際は、夫婦の収入がなくなり共倒れするリスクもあるため、万が一に備え対策をしておきましょう。

まとめ

今回は夫婦でカフェを開業したい人必見。夫婦で開業するメリット・デメリットについて紹介してきました。

夫婦で開業していくうえで、夫婦関係が良くなることや家事を分担できるメリットがある一方で、仕事とプライベートが曖昧になることや収入が不安定になるといったデメリットがあります。

お互いが同じ目標や夢に向かって進むためにも、お互いを尊重して開業する必要があります。

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