近年では、円安の影響もあり外国人観光客でにぎわっています。ビールを飲んで乾杯する外国人観光客にとって、居酒屋はとても人気の高いお店です。
また、売上は「飲食店は人気エリアかどうかで決まる」という言葉を聞くのではないでしょうか。確かに、飲食店にとって人気エリアであるかどうかの選択は大切です。
自分のお店を繁盛させたいと思っていても「どうしたらよいのか」と思っている人がいるのではないでしょうか。新型コロナウイルスを経て、多くの飲食店は事業拡大を控え、生き残るための方法も模索してきました。
お店によって売上が厳しい飲食業界で、お店を繁盛させるための方法があれば誰もが知りたいところです。
今回は居酒屋を繁盛店にしたい人必見。繁盛するお店にはどのような特徴があるのかについて紹介していきます。居酒屋を繁盛させたい人はぜひ参考にしてみてください。
目次
繁盛するお店とは?
繁盛するお店とはどのような特徴があるのでしょうか。繁盛するお店の特徴として、物事の考え方のベースや方向性が明確であることがあげられます。
繁盛しているお店の多くは、明確な物事の考え方のベースや方向性に沿って接客や料理提供をしており、組織力があります。このような、コンセプトを掲げているお店は他のお店と違うオリジナリティや強さを持っているのです。
そのため、顧客の共感や興味を得られるため繁盛しやすいのです。また、繁盛するお店は顧客満足度が高い傾向があります。
顧客満足度の高さは、インターネットにおける評判やグルメサイトの口コミ等に大きく左右されるため、新規顧客はもちろんリピータを増やすために重要です。
繁盛店は料理の味や質。さらに、お客様に対しての態度や雰囲気の良さなどお客様が満足できる要素を常に考えています。細部にこだわった結果繁盛するお店になるのではないでしょうか。
次に繁盛するお店のポイントをいくつか紹介していきます。以下のポイントがあげられます。
・マーケティングを徹底する
・おもてなし力が強い
・独自性がある
・常連客を増やす
それぞれ詳しくみていきましょう。
マーケティングを徹底する
一つ目は、マーケティングを徹底することです。お店を繁盛させるためにも、マーケティングを考えることも大切です。飲食店におけるマーケティングとは、料理やサービス。
さらに、宣伝などを通してどのように集客をしたり、利益を上げていったりするかを考える必要があります。
近年では、日本全国の都市に数多くの飲食店が立ち並び、美味しい飲食店の情報が溢れています。
そのような激しい競争の中で、味やサービスのみを追求するだけでは一番を獲ることは難しくなってきました。激しい競争を勝ち抜いていくためには、どのような立地で、誰をターゲットにしていくのか模索しなくてはいけません。
また、自分たちの強みはどこにあるのか、冷静に情報を分析して戦略や具体的な手法を実践していくことが重要です。
おもてなし力が強い
二つ目は、おもてなし力が強いことです。日本は「おもてなし大国」とも呼ばれ一時期は「おもてなし」という言葉がとても流行っていました。
繁盛しているお店の特徴は、顧客に対しての「おもてなし」の力が強いところです。笑顔で接客しているのは、お店に行くとよく見受けられるのではないでしょうか。
たとえば、おすすめのメニューを紹介したり、速やかにお皿を片付けたりと積極的に人助けをしています。手厚いおもてなしにより、競争しているお店との差が広がりやすくなります。
料理の魅力がそれほどでもなくても、繁盛しているお店というのは従業員の人柄が深くかかわっているのかもしれません。
独自性がある
三つ目は、独自性があることです。繁盛するお店の共通点は、独自性があります。
たとえば、お店でしか食べられないメニューを提供したり、海外の果物を使用していたりとオリジナリティがあることでお客様は飲食店に対する価値観を見出しやすくなるでしょう。
一方で、どこにでもあるメニューを提供している場合、顧客の印象には残りにくくなるため繁盛するお店には程遠いのです。
常連客を増やす
四つ目は、常連客を増やすことです。お店を繁盛させるためにも常連客を増やす必要があります。
ある法則を活用できます。それはパレートの法則です。パレートの法則とは80:20の法則とも呼ばれており、マーケティングや営業戦略等で幅広く活用されています。
これを飲食店に応用すると「売上の8割は上位20%の常連客がもたらす」という法則です。つまり、新規のお客様を呼べたとしても20%の売上にしかならないといえます。
80%の売上を得られる常連客の確保に資金や労力をかけた方が、効率良く売上を伸ばせるのです。
居酒屋の集客方法
お店を繁盛させるためにも、常連客はもちろん新規顧客の獲得をしなくてはいけません。ここでは居酒屋における集客方法を紹介していきます。以下の方法があげられます。
・ホームページを作成する
・SNSの活用
それぞれ詳しくみていきましょう。
ホームページを作成する
一つ目は、ホームページを作成することです。文章を書くことが得意なのであれば、ブログでの情報発信がおすすめです。
まずは、お店のメニューと店内や料理の写真などを掲載しましょう。お店の雰囲気が伝わるだけでも、お客様側からすると「気になるから行ってみようかな」と思います。
ホームページの場合、自分で作成する方法もありますが、本格的なサイトを作りたいのであれば、プロに依頼しましょう。
SNSの活用
二つ目は、SNSの活用です。今の時代、SNSなしで集客するのはほぼ不可能といってもよいでしょう。それほど、SNSは日常的に使用されています。
ただし、近年ではFacebookやtwitterによる集客を、始める人にとってハードルが高いといわれています。Facebookを毎日見ている人の数は減っているからです。
また、twitterはフォロワーを増やし良好な関係性を構築するためにも、有益な情報発信を続けなくてはいけないため工夫が必要です。
そうなるとInstagramの活用が最も有効です。Instagramは写真に特化したSNSで、料理やお店の雰囲気などの写真を投稿することで気になった人が来店してくれる可能性が高まります。
文章を書くのが苦手という人でも情報発信をできるため、手軽に集客できるツールとして注目されています。
広告・宣伝費にかかる目安
広告・宣伝費にかかる目安はいくらになるのでしょうか。広告宣伝費にかかる費用はそれぞれ異なります。たとえば、ホットペッパーでは月々4万円(Bプラン)。
ぐるなびでは月々1万円(ビギナー会員)で利用できます。
お店が赤字だったからといって、広告・宣伝をやめてしまうと売上が落ちてしまう可能性もあるでしょう。しかし、お金を支払えばいいというものでもありません。
効果が期待できる広告・宣伝をしなくては意味がないため、いくらを基準に広告宣伝費をかけるかあらかじめ決めておきましょう。
まとめ
今回は居酒屋を繁盛店にしたい人必見。繁盛するお店にはどのような特徴があるのかについて紹介してきました。
繁盛しているお店は、マーケティングにおける戦略はもちろんお客様を喜ばせることが大事です。喜ばせることで、遠くからでも足を運んでくれるお客様が増え、繁盛するお店になるのではないでしょうか。