飲食店において厨房は、絶対に欠かせない重要なスペースです。
たとえば、冷蔵庫・食器棚・オーブン・フライヤー・シンクなど、どのような厨房設備を導入するかによって、その後のオペレーションや売上も大きく左右してきます。
また、飲食店を開業するためには保健所が定める基準を満たした厨房機器が設置されていることが条件になるため、必ず事前に確認しなくてはいけません。
今回は、厨房で必要な機器って何がある?飲食店開業に必要な厨房機器10選について紹介していきます。

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目次
厨房機器はいくらするの?

厨房機器の費用は、店舗の規模や業態、新品か中古かによって大きく異なります。小規模なカフェやラーメン店などであれば、最低限の設備でも100〜300万円程度が一般的です。
たとえば、冷蔵庫・冷凍庫・ガスレンジ・作業台・シンクなどの基本的な機器をそろえるだけでも、費用が発生してきます。
揚げ物機器や大型オーブン、製氷機などが必要になると、それぞれ数10〜100万円を超えることもあるでしょう。
新品を選ぶことは安心感があるものの、その分コストは高くなります。一方で、中古品を利用すれば、半額以下で購入できることもあります。
しかし、保証や耐用年数に注意が必要です。
また、居抜き物件を活用することで、すでに設置されている機器を引き継ぐことができるため、大幅なコスト削減が可能です。
開業前には、予算と必要機器を明確にし、複数の業者から見積もりを取ることが成功のカギを握っているでしょう。
設置が必要な厨房機器とは?
飲食店を開業する際に、設置が必要な厨房機器は、業態に関わらず共通する基本的なものと、提供する料理に応じた専用機器に分けられます。
まず、どの飲食店にも必要とされるのは冷蔵庫・冷凍庫・ガスレンジやIH調理器・作業台・シンク(流し台)。換気フードなどです。
これらは食材の保存、調理、洗浄など、厨房業務の基本的な流れを支える必須設備です。
次に、店舗のジャンルごとに必要な機器も変わってきます。たとえば、ラーメン店では製麺機やスープ用の大型寸胴鍋、グリストラップ(排水の油分を除去する設備)が必要です。
焼肉店であれば、無煙ロースターや強力な排気設備が不可欠ですし、ベーカリーであれば業務用オーブンやミキサー、発酵器が必要です。
カフェであれば、エスプレッソマシンやブレンダーなどが求められることが多いです。
また、保健所の営業許可を得るためにも、必要なシンクの数(調理用、手洗い用、洗浄用など)や冷蔵設備の規模、清掃のしやすさなどが審査されるため、法律に則った設備設計も重要です。
すべての機器を新品でそろえると高額になるため、中古機器や居抜き物件(前の店舗の設備をそのまま利用できる物件)の活用も検討しましょう。
厨房機器の選定は、効率的なオペレーションとコスト管理の両面で非常に重要なポイントとなるため、専門業者と相談しながら慎重に進めることが重要です。
飲食店開業に必要な厨房機器10選!

飲食店を開業する際には、効率的な調理と衛生的な環境を確保するために、厨房機器の準備が欠かせません。
ここでは、どの業態にも共通して必要になる基本的な厨房機器について紹介していきます。
主に以下の厨房機器があげられます。
冷蔵庫・冷凍庫
冷蔵庫・冷凍庫は、食材の鮮度を保つための必須機器です。業務用は、家庭用よりも冷却力が高く、容量も大きいため、業態に応じたサイズを選ぶことが重要です。
縦型、横型、コールドテーブル型など、厨房のレイアウトに合わせて導入しましょう。
ガスレンジ(またはIHクッキングヒーター)
ガスレンジは、多くの調理工程に必要な加熱機器です。火力の強い業務用ガスレンジは、中華料理やラーメン店などで特に重宝されています。
IHは、火を使わないため、火災リスクを減らしたいカフェなどにも人気です。
フライヤー
フライヤーは、揚げ物メニューがある場合には必要不可欠な機器です。電気式とガス式があり、温度調整のしやすさや掃除のしやすさも選定のポイントです。
作業台(調理台)
作業台は、下処理や盛り付けなど、いろいろな作業を行う場所です。ステンレス製で清掃がしやすく、下に収納スペースがあるものが多く使われています。
シンク(流し台)
シンクは、洗い物用、手洗い用、野菜洗浄用など、保健所の指導に応じて複数のシンクが求められます。作業の流れを意識した配置が重要です。
食器洗浄機
食器洗浄機は、人手不足の飲食店では特に重宝される時短機器です。洗浄力とスピードに優れ、衛生的な管理ができます。
小規模店舗でも、省スペース型の導入が可能です。
換気フード・排気設備
換気フード・排気設備は、厨房内の煙やにおい、熱気を外に排出するための重要な設備です。
これが不十分だと、厨房が高温になり、スタッフの作業効率にも悪影響を及ぼしまうでしょう。
製氷機
製氷機は、ドリンクを提供するお店では必須です。カフェや居酒屋、レストランなどでは常に大量の氷を使用するため、自動製氷機があると便利でしょう。
電子レンジ・スチームコンベクションオーブン
温め直しや簡単な調理に欠かせない電子レンジは、ランチタイムのスピード対応にも役立ちます。
また、焼く・蒸す・煮るといった複数の調理が可能なスチコンは、メニューの幅を広げるのに最適です。
グリストラップ(排水トラップ)
グリスとラップは、油脂分やゴミを排水から分離する設備で、排水管のつまりや悪臭を防ぐ役割を果たしています。
これは、保健所の基準でも設置が求められる場合が多く、衛生管理上欠かせません。
(これらの厨房機器は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
これらは、飲食店をスムーズに運営するための基本的な厨房機器です。もちろん、店舗の業種や規模に応じて必要な機器は増減しますが、これらをベースに計画を立てれば、大きな失敗は避けられます。
また、すべてを新品でそろえるとコストがかかるため、中古品や居抜き物件の活用も上手に取り入れて、効率的に準備を進めることが成功のカギとなるでしょう。
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まとめ
今回は、厨房で必要な機器って何がある?飲食店開業に必要な厨房機器10選について紹介してきました。
飲食店開業時の厨房にかかる費用として、最低限の設備でも100〜300万円程度が発生すると言われています。
冷蔵庫やガスレンジなど、絶対に必要な厨房機器がたくさんあるため、開業時は事前に調べ、効率的に準備することをおすすめします。
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