2020年から広まったコロナウイルスの影響で、わたしたちの外出・外食の制限が始まりました。
その中でも「おいしいものを食べたい」「外食気分を味わいたい」「自分で作るのはちょっと・・・」といった需要から、『テイクアウト・デリバリー』業態が勢力を伸ばしていきました。
こちらの記事では、
・今後テイクアウトを自店でも始めたいと考えている方
・テイクアウトのメリット・デメリットを知りたい方
・今後のテイクアウトがどうなっていくのかを知りたい方
に向けてお話をしていきます。
どうか読んでくださった皆様のお役になれれば幸いです。
目次
テイクアウトはどんな人に需要があるの?
テイクアウトに需要がある人々は多岐に渡ります。
その中でも代表的な7カテゴリーに分けてご紹介いたします!
忙しい人々
仕事や家事などで忙しい方々は、外食よりもテイクアウトが便利で時間を節約できることから利用する回数が自然と増える傾向があります。
家族
家族連れやお子様がいらっしゃる親御様は、家族全員が好きな料理を持ち帰って楽しむことができ、子供たちが食事を楽しむことができるため、仕事が終わった帰り道やお昼の買い物の際にテイクアウトを好む傾向があります。
単身者
一人暮らしの人や単身者は、調理するのが面倒だったり、食材の買い物が難しいと感じることがあるため、テイクアウトを利用することがあります。
リモートワーカー
自宅で働く人々は、昼食や仕事中の軽食を手軽にテイクアウトできるため、お家で作業する際のお供に選ばれる可能性も高いです。
旅行者
観光地や旅行中の人々は、地元の料理を試したり、ホテルでの食事に飽きたりした際・ホテルへの帰り道にテイクアウトを利用することがあります。「お部屋でもおいしい料理を楽しみたい」というお声にマッチしているのでしょう。
健康意識のある方々
テイクアウトの中には、ヘルシーなオプションもあります。サラダ専門店が出来るなど、サラダのテイクアウトも昨今増えてきました。健康意識の高い人々は、栄養バランスの取れたテイクアウトを選ぶことがあります。
外出を控える人
外出制限や健康上の懸念から、外食を控える人々は、テイクアウトを選択する傾向があります。テイクアウトは人との接点が極端に少ないことから、コロナがまん延していた時期はほとんどの人がこの目的でテイクアウトを利用していたのではないでしょうか。
あくまで上記は一般的な例ですが、個々の好みやライフスタイルに応じてテイクアウトの需要はさまざまです。飲食業界は需要に合わせて多様なメニューとサービスを提供し、幅広い顧客層に対応しています。
テイクアウトのメリットとデメリット
誰にとっても便利で、人気だと思われるテイクアウトには、メリットもあればデメリットもあります。 飲食店目線だけでなく、利用者の目線からもメリットとデメリットを深堀していきましょう!
飲食店目線のメリットとデメリット
メリット:
売上の増加
テイクアウトサービスを提供することで、店内の席数に限りがある場合でも、より多くの顧客に対応できるため、売上を増やすことができます。
新しい顧客の獲得
テイクアウトサービスを提供することで、リモートエリアや出前が難しい地域に住む新しい顧客を獲得できる可能性があります。
コスト削減
レストランでの食事よりも、テイクアウトにはスタッフのサービスや店内の運営に必要なコストが削減される場合があります。
メニューの多様性
テイクアウトメニューは店内のメニューとは異なる場合があり、多様な料理やセットメニューを提供することで顧客にさらなる選択肢を提供できます。
デメリット:
持ち帰りによる食品の品質低下
テイクアウトは食事を運ぶ過程で品質が低下する可能性があります。料理が冷めたり、湿気を含んだりすることがあり、顧客の満足度に影響を与える場合があります。
包装コストと環境への影響
テイクアウトには、食品を包装するための容器や袋のコストがかかります。また、プラスチックやスチロールの使用は環境に対する影響を懸念する要因となります。
注文の取り扱いと誤り
テイクアウトの注文は店内での食事と比べて複雑になる場合があり、誤った注文や遅延が発生する可能性があります。顧客の不満を避けるために、効果的な注文管理が重要です。
混雑と運営の負担
テイクアウトサービスが人気になると、店内での食事と同時にテイクアウト注文の処理が混雑する可能性があります。スタッフの負担が増えることがあります。
利用者目線のメリットとデメリット
メリット:
便利さ
テイクアウトは食事を持ち帰るだけなので、外出先で気軽に食事を楽しむことができます。食事を準備する手間が省けるため、忙しい人々にとって特に便利です。
時間とコストの節約
レストランで食事をするよりも、テイクアウトは一般的に安価であり、家に帰ってから食事を楽しむことができるため、食事代と交通費を節約できます。
オプションの多様性
テイクアウトメニューは多様であり、さまざまなレストランや料理スタイルから選ぶことができます。好きな料理を手軽に楽しむことができます。
家族や友人との共有
テイクアウトは大勢でシェアすることができるため、家族や友人と楽しむことができます。お気に入りの料理をシェアすることで、食事がより楽しくなります。
デメリット:
食事の品質
レストランで食事をする場合と比べて、テイクアウトの品質が低下することがあります。料理が冷めたり、包装が漏れたりする場合があるため、食べるタイミングや運搬に気を配る必要があります。
環境への影響
テイクアウトには、プラスチックやスチロールの容器を使用することが一般的です。これらの容器の廃棄物は環境に負荷をかける可能性があるため、環境への影響を考慮する必要があります。
ソーシャルな体験の欠如
レストランで食事をすると、サービスや雰囲気を楽しむことができますが、テイクアウトではそのようなソーシャルな体験が失われる場合があります。
オプションの限定
一部のレストランはテイクアウトメニューを制限している場合があり、店内で提供されるメニューよりもオプションが少ないことがあります。
これからのテイクアウトは?
新たなノウハウと本来の強みを活かしてリベンジを狙うようになると考えられています。
コロナ禍において、テイクアウトやデリバリー、モバイルオーダーと店頭ピックアップ、さらには冷凍食品の自販機やネット販売といった小売事業への挑戦が行われました。
これらの挑戦により、これまでの外食事業にはなかった新しいノウハウが蓄積されたことは間違いありません。
今までテイクアウトを積極的に使うことが無かった人でも、コロナ禍においてテイクアウトやデリバリーを使う機会が増えたかと思います。
そのため、飲食店側は、特に本来のデリバリー業態は別として、これらの取り組みが付加価値として加えられるならば、デリバリーの手数料や新たな業務の発生などとのバランスを考慮し、継続を検討する局面にありますね。
本来、消費者が外食に求めているのは、生きるための栄養の摂取ではなく、専門性の高い料理と楽しい食事の場を提供してほしいということです。飲食店が本来の強みを活かした取り組みが求められるでしょう。
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