飲食店で欠かせない厨房調理機器として、冷蔵庫や冷凍庫、炊飯器、電子レンジなど、様々なものがありますね。
本日はその中でも水場に欠かせない食器洗浄機を選ぶ際のポイントを紹介します!
目次
業務用食器洗浄機にはどんな種類があるの?
自分のお店にピッタリな製品を選ぶためには、業務用の食器洗浄機にどんな種類があるのかを知る必要がありますよね。
大きく分けて3つの種類があるため、それぞれ簡単に紹介していきます!
アンダーカウンタータイプ
業務用の食器洗浄機の中で最も小さいサイズのものがこちらのタイプです。
カウンター下などに収納することもできるサイズのため、この名称で呼ばれています。
厨房や店舗のスペースに限りがある場合でもご利用いただけます。
また、貯湯タンクが内蔵されているタイプもあり、より省スペースでの設置が可能です。
20席前後の小規模の飲食店に適しているタイプです。
高さが800mm前後の製品が多く、厨房内の他の機器と高さを揃えやすいという部分がメリットです。
しかし、低い位置に設置すると、都度洗浄ラックを持ち上げるという作業が生まれます。
そのため、ラックを出し入れするときに少し身をかがめるため、腰を痛めやすいという部分がデメリットです。
そのため、設置場所や作業効率をよく考慮してから選ぶ必要があります。
ドアタイプ
ドアを上に持ち上げ、ラックをスライドさせて食器を出し入れするタイプです。
大きなお皿や鍋も洗浄できる大型の洗浄機のため、80席前後の大型店におすすめです。
また、多くの食器を扱う大型店や洋食・中華料理店で好まれます。
さらには、洗浄力が非常に高いため、揚げ物を多く取り扱う居酒屋や、油汚れの多いラーメン店、イタリアンなどでも多く導入されています。
ラックの出し入れはどこからでも可能なため、シンク・食器洗浄機・作業台をL字など自由にレイアウトすることができます。
ただし、いくらレイアウトが自由と言っても、製品のサイズが大きいため、設置場所は十分に考える必要があります。
小型ドアタイプ(リターンタイプ・スルータイプ)
この小型ドアタイプは名前の通り、先ほどのドアタイプに比べて小さいサイズのタイプです。
小~中規模の飲食店には、コンパクトな小型ドアタイプが最適です。
また、アンダーカウンタータイプとは異なり、食器を出し入れする際にかがむ必要がありません。
シンクと接続し、立ったままで洗浄作業が行えます。
小型ドアタイプの中にも2種類のタイプがあります。
ラックを前面から入れてまた前面から出す、というようなタイプはリターンタイプと呼ばれています。
一方で、前後両方で出し入れができるタイプはパススルータイプと呼ばれています。
左から入れて右から出すこともできるため、使用が容易です。
多数のバリエーションがあるため、設置場所や動線に応じて選択することができます!
比較する上で重要なポイント
ここまで、業務用の食器洗浄機の種類について軽くご説明してきました。
ここからは、その業務用の食器洗浄機を比較するうえで重要となるポイントを2点ご説明します!
これを比較して、ご自身の厨房にピッタリの製品を選んでください!
ラック処理数・処理能力
まず「ラック」とは、食洗機に食器を入れる際にのせる容器のことです。
「ラック処理数」とは、食洗機を休まずフル稼働させた場合、ラック何個分洗浄することができるかという、いわば食洗機のスピードを示す数値です。
基本1時間単位で提示しているメーカーが多く、「(ラック数)/時」と記載されていることが多いです。
続いて、処理能力についてです。
ラック処理数が教えてくれるのは「ラック何個分洗浄できるか」ですが、処理能力では「食器何個分洗浄できるか」を教えてくれます。
例えば、「グラス〇個/時」「茶碗〇個/〇ラック」のように記載されます。
ただし、この「ラック処理数」と「処理能力」は意味合いが似ているため、サイトやメーカーによって同じ意味で使われている場合などがあるため、注意して見るようにしましょう。
また、メーカーによって処理能力で記載されているものが、グラス・茶碗・大皿・中皿など別のものになってしまうため、自分の店ではどんな食器をよく使うのか考えて見る必要があります。
消費電力
ポイントと言うまでもないかもしれませんが、消費電力も大切な比較ポイントですよね。
消費電力が低く、処理能力は高いという製品であれば良いのですが、
消費電力が高い代わりに処理能力も高い製品、消費電力が低い代わりに処理能力も低い製品もありますよね。
そんな時は、自分の店は食器の量が多いのかどうか、具体的に数字を出して比較していくようにしましょう。
人気の食器洗浄機 100V リターンタイプ 2選を紹介!
先ほど確認した食器洗浄機を選ぶ際のポイントをもとに、実際に製品を見ていきましょう!
ここでは、電源が100Vの小型ドアタイプの中のリターンタイプに絞って比較していきます。
食器洗浄機 リターンタイプ
メーカー:マルゼン
ラック処理数:60ラック/時
処理能力:大皿960枚/60ラック
最大消費電力:1200W
こちらは1時間に60ラック/大皿960枚分の洗浄ができるということになります。
大皿をよく使う飲食店の方は参考にしやすいのではないでしょうか。
食器洗浄機小型ドアタイプ
メーカー:テンポスオリジナル
ラック処理数:55ラック/時
処理能力:グラス1980個/時、茶碗1375個/時、中皿1100枚/時、丼880個/時
最大消費電力:1600W
こちらの製品は1時間に55ラックの洗浄ができるということになります。
また、グラス・茶碗・中皿・丼と様々な種類の食器で記載しているのでこのような食器を使う飲食店の方は参考にしやすいですね。
業務用食器洗浄機販売台数ランキング1位は!?(テンポス販売実績より)
ここまで、業務用食器洗浄機の種類や、比較するポイントであるラック処理数や処理能力、消費電力について簡単に説明し、実際の製品にてそのポイントを比較してみました!
ここからは、実際一番売れている業務用の食器洗浄機はどのような商品なのか、みんなが使っている食器洗浄機はどのタイプなのかを見ていきましょう!
テンポスバスターズ・テンポスドットコムとは?
テンポスバスターズとは、実店舗で新品・中古の厨房機器や調理道具、家具や食器などを販売している企業になります。全国に64店舗を構え、全国の飲食店をサポートしています。
テンポスドットコムは飲食店向けの冷蔵庫をはじめとする厨房機器、調理道具、家具などを扱う通販サイトです。
厨房機器を取り扱うサイトとしては業界最大手に位置しています。
そのようなサイトで人気の高い商品は、シェアが高く信頼のおける商品と言えるでしょう!
販売台数ランキング1位は!?
では、本題に戻って実際の過去2年間で集計した販売台数ランキング1位の商品を見てみましょう!
【第1位】マルゼン 食器洗浄機 リターンタイプ
先ほど紹介した3つの製品の中で、過去2年間で最も売れた商品はこのマルゼンの「食器洗浄機 リターンタイプ」でした!
<基本情報>
商品名:食器洗浄機 リターンタイプ
型式:MDR8E
外形寸法(mm):幅600×奥行600×高さ1435
扉開口部高さ(mm):365
洗浄方式:上下回転ノズル方式
すすぎ方式:上下回転ノズル方式
洗浄槽貯湯量:28L
洗剤供給装置:有
定格電源:単相 100V 50/60Hz 1200VA
定格消費電力:1200W
製品重量:106kg
<おすすめポイント>
1レイアウトに応じ、前開き・右開き・左開きのどの方向も選べて使いやすい。
2厨房内の設置場所に応じて、ラックの出し入れ方向を前・右・左から選んで使える。
3すすぎ湯はわずか2リットル。
4洗浄時間は汚れ具合に応じてワンタッチの3段階調整。
5洗剤自動供給装置内蔵。
このように、処理能力や消費電力以外にも多くのポイントや機能がございます!
下記ページに詳細が記載されています。
下記のページでは、価格や消費電力などその他の部分も比較しております。
まとめ
今回は業務用の食器洗浄機をラック処理数、処理能力、消費電力に着目して見ていきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回は100Vのリターンタイプに絞って比較していきましたが、それ以外の小型ドアタイプもございます。
ぜひ様々な製品を見て比較してみてください!
また、テンポスドットコムではその他の厨房機器や調理道具、食器や家具まで幅広く取り扱っています!
食器洗浄機以外の商品も是非ご覧ください。