飲食店でお食事していただくこと以外にどんなことが来店理由となるでしょうか?
料理が美味しい、ドリンクが種類豊富であることのほか、店内がおしゃれである、居心地の良い空間である、接客が良いなどお客様の来店理由にはさまざまなことが考えられます。
現在ではその飲食店が気に入るとSNSなどで拡散されることにより、お店の看板としてそのサービスがウリとなることもあります。
え?そんなことで?!と思うこともあるかもしれませんが、飲食店で実際に行っているサービスをご紹介いたします。
目次
お店での演出・サプライズサービス
食材をテーブルに持ってくる
あるうなぎ店では、お客様をお席にご案内した後、調理される前の生きたうなぎをケースに入れてお客様の目の前に持って見せてくれます。うなぎの産地や大きさ、これからの調理方法などを説明してくれます。ある海鮮チェーン店では店内の水槽から魚を上げ、捌く前のさばやイカを見せてくれるのもエンタメ性があり人気です。
桶盛りや懐石ショープレートなどの盛器などこちらから
ドライアイス・花火
刺身盛りや牡蠣などの魚介類の演出にドライアイスは以前からありますが、特に宴席やお祝いの席などを盛り立てる演出として◉。誕生日ケーキやデザートの盛り合わせにキャンドルや花火などもサプライズとして喜ばれます。
周りのお客様にお願いして拍手やクラッカーなどでお祝いを盛り立てるのをお願いするのもいいですね。
演出用のBGMの準備
お誕生日に使うバースデーソングや結婚祝いのウエディングソングなど数曲を用意して、乾杯やデザートを提供するタイミングで曲をかけるのも喜ばれる演出の一つです。
取り分ける・切り分ける
ローストビーフを切り分ける、ソースをその場でかける、大皿料理を取り分けるなども一つのサービスです。お取り分けをして美しく盛り付けるのはシェフだからこそ。お客様の目の前でプロの料理人が行う所作はそれだけでサービスとなります。
お客様に喜ばれるサプライズメニュー
サプライズとは少し大げさになるかもしれませんが、お客様にとって喜ばれるサプライズとはどんなものがあるでしょうか。
一品おまけ・プレゼント
「今日は珍しい食材が手に入ったので試作で作ってみたので召し上がってみてください」「一口デザートプレゼント」など一品プレゼントはサプライズとしてお客様にとても喜ばれます。
あるテイクアウトを専門にしているお店では、不定期に「今日は少し多めに作ってしまったので」とお客様に一品おまけをしていたところ、SNSでお客様の喜びの声が拡散して人気店となったお店があります。毎日ではなく不定期でできる範囲で、また「雨の日サービス」や曜日、時間限定などで行ってみるのもいいかもしれません。
ドリンクサービス
乾杯時のスパークリングワインなどのサービスは大変喜ばれます。また、アルコールが苦手なお客様にソフトドリンクを選択できるようにすることも大切です。デザートを提供する際のコーヒーのサービスなど、一杯サービスをつけるのも良いでしょう。
未就学児のお子様へのソフトドリンク無料サービスなども、ファミリー向けのサービスとして一つのアイデアです。
店舗施設の充実
キャッシュレス決済の導入
クレジットカード、SuicaやPASMOなどの電子マネー、QRコードなど、キャッシュレス決済と呼ばれる現金以外の決済方法を導入している飲食店が増えてきました。
現在はキャッシュレス決済のサービス間での競争により、ポイントアップなどの期間限定サービスでお客様の客足が左右されることもしばしば見受けられます。
セルフレジとあわせると従業員のレジ対応時間も不要になるためお店にとっては人件費の節約にも。
無料Wi-Fiの設置、電源供給
無料のWi-Fiが使えたり、席で電源が使えることはお客様にとって大きなメリットとなります。
食事の合間に次の行先を検索したり、充電出来ることを目的としたお客様をよびこむことができます。
無料Wi-Fiや電源が使えるなどはぜひお店の外からもわかるように表示すると良いでしょう。
喫煙室・喫煙ブースの設置
喫煙場所を見つけるのがなかなか難しくなった昨今では、喫煙室や喫煙のためのスペースを用意しているお店を探すお客様も少なくはありません。
喫煙室を設けたり、または店外など喫煙のためのスペースを設けることができる場合はぜひその点をアピールしてください。
喫煙ができる部屋を設ける場合、紙たばこが吸えるところでは飲食はできませんが、加熱式たばこ専用の喫煙室では喫煙しながら飲食が可能です。ある居酒屋で、個室で加熱式たばこOKとしたところ、その部屋を指定での予約が入るようになったという例もありますので、都道府県の条例なども確認しながら設置を検討してみてはいかがでしょうか。
バリアフリー・ベビーカー入店・ペット同伴可
店舗の入り口の段差を解消して誰でも入店しやすいスロープをつけたり、路面店ではない場合などでは乗降するエレベーターに余裕があるかなどチェックしてみましょう。ベビーカーのまま入店ができる、店内にも余裕があるなど、対応可能な事項を店舗のホームページに掲載などしてみましょう。
お子様用の椅子、食器などとともに、お子様メニューも用意すればファミリー層を呼び込むこともできます。
また、テラス席など設けられる店舗では、ペットの同伴について検討してみるのも良いでしょう。
テンポスの店構えプロデュース
https://www.tenpos.com/shop_produce/
子供用食器
https://www.tenpos.com/c/37/meramin4
インスタントカメラ
設備として内装・外装を直すのは大変ですが、小物の準備なら簡単ではないでしょうか。
チェキやポラロイドカメラといったその場でプリントできるカメラや、携帯からプリントできるプリンターなどを用意しておき、お誕生日や記念日のプレゼントとして撮影し、お渡しするのはいかがでしょう。
携帯で写真を撮影するのも良いですが、最近は写真をプリントする機会が少なくなっていますので、記念としてお渡しするのは喜ばれるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
店舗の設備拡張はなかなか難しいですが、お店でのメニュー提供などにひと工夫をするだけでサービスの質がぐっと上がります。
ぜひあなたのお店でもできることからはじめてみてはいかがでしょうか。
何かひとつお店の特色として持てると、他のお店との差別化となりより選ばれるお店となっていくのではないでしょうか。