たこ焼き屋は粉もののなかでも競争率の高い業態の一つです。
たこ焼き屋の開業っていっても何から始めればいいの?オープンしてからどうやって運営していけばいいの?
そんなオーナーさんの相談は少なくはありません。
たこ焼き屋をこれから開業しようと思っているオーナーさん、ほかの競合と差をつけたいオーナーさんのために、たこ焼き屋開業までに必要な内容を説明していきます。
テンポスではこれから開業される方、開業後半年未満の方限定で味の素の調味料セットを無料でプレゼントしております。応募者全員にプレゼントしておりますので、ぜひお申込みください。
目次
タコ焼き屋開業に必要な資金とは?
タコ焼き屋開業に限った話ではないですが、飲食店を開業しようとするとさまざまな費用が掛かってくるものです。タコ焼き屋だからそこまで費用は掛からないだろうと考えていては大間違いです!
タコ焼き屋の開業だけでも物件取得費、内装費、厨房機器、家具、販促費、人件費など上げればキリがないほど出費があり、これらの出費を考慮した上で開業資金を用意する必要があります。
またどのような業態、どんなコンセプトにするかでタコ焼き屋を開業するかによっても必要となってくる開業資金は大きく異なります。
ここではそんなタコ焼き屋開業に必要な資金と、その説明について記載していきます。
たこ焼き屋の業態ごとの資金
店舗を構えて開業をする場合
タコ焼き屋を開業する場合に、一番初期投資が必要になる開業方法になります。
物件を契約して、店舗を構える際には保証金、礼金、仲介手数料、前家賃、居抜きの場合には造作譲渡料などの物件取得費というものが掛かってきます。
地域や物件の広さ、状態にもよりますが、ここでは東京都内の物件で一例を上げたいと思います。
【東京都内物件取得費事例】
家賃 | 50万円 |
敷金 | 6ヵ月 |
礼金 | 1ヵ月 |
仲介手数料 | 1ヵ月 |
造作譲渡料 | 50万円 |
合計 | 450万円 |
上記例の場合、物件を取得するのに合計で450万円の費用が発生します。
また、この他に内装工事費用で100万円~200万円が掛かってくる場合があります。
しかし、費用が掛かってくる分、顧客の定着がしやすい開業方法になっており、一度経営が軌道に乗れば安定した利益を生み出しやすいといったメリットもあります。
キッチンカー・移動販売の場合
キッチンカーでの開業を検討している場合は、人件費がそこまでかかってこないため、車代、厨房機器、販促費などが費用としてかかってきます。
もともと自宅や店舗を構えている場合は、そこで種を仕込んで販売するため、わざわざ厨房を用意する必要がなく、費用を抑えることができます。
キッチンカー移動販売を開業するのに必要な資金の目安としては300万円~450万円程度で開業することができ、多くの人が集まるイベントにも参加しやすいというメリットもあります。
デメリットとして、一般的な店舗での開業と違い、車での販売となるため保健所の審査、車両の改造による車検などの基準が高くなっています。
屋台の場合
イベントや、祭りなどでよく見かける屋台を利用したたこ焼き屋の開業の場合、初期投資は100万円程度となることが多いです。
店舗型、キッチンカーでの開業方法に比べれば初期投資は格段に安く抑えることができます。
屋台、テント、厨房機器、調理道具を用意することで容易に開業はできますが、祭りなどのシーズンは夏場が多く、タネや、食材などの衛生管理に気を付ける必要があります。
FC・個人
他の飲食店もそうですが、タコ焼き屋を開業する方法として2つの方法があります。
1つが個人で開業を行う方法、もう一つが、チェーン店などとフランチャイズ契約を行って開業をする方法。ここではその2つの開業方法のメリット、デメリットをそれぞれ説明していきます。
フランチャイズのメリット・デメリット
メリット
・開業支援、店舗経営のノウハウを提供してくれる
・開業後の集客が見込める
デメリット
・あくまで名前を借りての営業となる為、自由度が低い
・ロイヤリティを払う必要がある
個人開業のメリット・デメリット
メリット
・自由度が高く、フランチャイズの型にはまらない営業ができる
・ロイヤリティを払わないため、利益率が高い
デメリット
・開業してからの集客に苦戦する
・開業・経営するためのノウハウを自信で培う必要がある
たこ焼き屋を開業するために必要な資格・届け出
タコ焼き屋開業に限った話ではないですが、飲食店を開業するためには「食品衛生責任者」・「防火管理者」の2つ資格を取得する必要があります。
この資格を取得しないで経営をおこなった場合、罰則があるので注意しましょう。
「食品衛生責任者」・「防火管理者」の2つ説明については下記を参考にしてください。
設備
たこ焼き屋を開業する上で忘れてはいけない設備といえば、タコ焼き機です。
タコ焼き機にはさまざまな種類があり、ガス式か電気式、鉄板の種類、フチ高、穴の種類、大きさなどあるので、どんなたこ焼きを提供するかしっかり考えて、タコ焼き機を選んでいきましょう。
https://www.tenpos.com/c/warmer-all/griddles-all/griddles4
また、食材を保存する為の冷蔵庫や冷凍ストッカー、テイクアウトではなく席を設けるのであればテーブルやイスなどの家具、店頭で集客するための販促用品、提供方法だけでもパックや、皿など盛りだくさんです。
買い忘れがないように厨房機器、開業のプロに相談しながら揃えていきましょう。
立地
たこ焼き屋を開業するために最も重要になってくるのが立地です。
飲食店の集客に一番重要になり、立地で売上が変わるともいわれる立地、大手飲食店チェーンの店舗開発の担当者は必ず交通調査や立地調査をおこない、売上予測をしていくほど重要視されています。
立地といっても駅前、ロードサイドでの出店方法、繁華街、住宅街、ビジネス街などの地域の種類などがあります。
いくら味が良くても、立地が悪ければお客さまが来てくれません。徒歩の交通量が多い場所を選ぶことが大切です。
まとめ
ここまでたこ焼き屋の開業で抑えるべきポイントを説明していきました。
たこ焼きといっても開業にはこれだけの注意を払っていかなければなりません。
出店の仕方、設備、立地などを抑えて、失敗しないたこ焼き屋を開業していきましょう。