集客は飲食店にとっての生命線でもあり、最も重要視しなければいけないポイントで、集客をせずに成功している飲食店はないといっても過言ではありません。どんなに大きな飲食チェーンでも集客に力を入れています。
ここでは飲食店を開業していく、また、飲食店をすでに始めているオーナー・経営者の集客と販促についてのポイントをまとめていきます。
目次
販促をする前に必ず知っておこう!集客・販促の基礎知識
開業してから集客をやっても全然効果が出ない。そんなオーナー・経営者は多数存在します。販促はやみくもにただするだけでは集客の効果が上がりません。ここでは販促を行っていく上での抑えなければならないポイントを紹介していきます。
相場を知っておこう!飲食店で使うべき販促費用とは!?
飲食店で販促費用は全体のどの程度のかければいいかご存じでしょうか?
ただ販促費をかけるのもいいですが、かけすぎると売上に対しての費用対効果が悪くなる場合もあり、かけられる最大の販促費用を考えることが重要です。立地や、世間の状況などにも寄り切りですが、費用相場は3%~5%と言われており、売上100万なら、3万円~5万円が目安となってきます。
また、販促がほとんどできておらず、集客がうまくいかない店は、販促費用を5%かけて行くことも重要になってきます。販促費用の費用対効果の目安としては使った販促費の約10倍以上が効果があったとされています。
販促費で10万円使ったのであれば、その販促媒体での売上が100万円あれば効果があったということになります。
販促で集客をおこなうのであれば、費用に対しての費用対効果を確認するまでが1セットです。
ターゲットで集客の方法が変わる??目的に合った販促の選び方
ターゲットとは、「新規客」なのか「リピート客」どのタイプの客を集客するかというところです。
現状の自店の客の比率を考え、どういうタイプの客を増やしたいかを考えるによってどのような販促をしていくかが変わってきます。販促方法は変わります。
新規客の場合
新規での集客の場合は、ホームページの作成、チラシ・グルメサイトへの掲載、グルメ情報サイトへの登録、フリーペーパーへの広告、看板、チラシ(新聞折込・ポスティング)、Googleマイビジネスへの登録などがあります。
リピート客の場合
リピートでの集客の場合は、DM(ダイレクトメール)、SNSなどを使った販促、メールマガジン、ポイントカードなどがあります。
このように目的によって使う媒体が変わってきます。シーズンなどによって販促の打ち方が変わってくることもありますが、どのようなターゲットを集客したいか考えて販促を打つようにしていくことが重要です。
こんなにあるの!?販促方法の選び方とその種類
販促を打っても販促方法がイマイチだったらいくら販促費用をかけても売上にはつながりません。特に伸び悩んでいる店舗からしたら、少しでも効果が高い販促方法を選びたいところですよね。今の自店の状況を知り、どんな客をターゲットにするかでどんな販促方法を選ぶが重要になってきます。
そのためには、低コストの販促方法があるのであれば試してみましょう。手間や、時間はかかりますが、自店にあった効果のある販促方法を見つけることができます。
ホームページの開設
飲食店にとってホームページの重要性は最も高いです。
店舗のメニューや外観、内観など、新規客に安心して来店できる信頼にもつながります。
場合によっては、新規客に来店してもらうために独自のクーポン掲載なども効果的です。
一般的にはコストは高いともいわれていますが、近年では無料でホームページを作成してくれる会社や、無料でホームページを作成できるサービスなども増えてきています。
SNSアカウントの用意
Facebook、Twitter、Instagram、LINE、TikTokなどのアカウントを開設し、自店の店の近況を更新していきましょう。頻度としてはほぼ毎日、難しくても週に2〜3回は更新を心がけましょう。
それぞれのSNSを利用している年齢層は若干異なります。インターネットを使ってお店の魅力をアピールするためにもSNSはぜひ活用したいところです。
一度情報が拡散すれば、コストをかけずに大々的に宣伝することも可能です。
グルメサイトの登録
「食べログ」、「ぐるなび」、「一歩目クーポン」、「ホットペッパー」などのグルメサイトへの登録をしておくと、新規客の集客の窓口となります。
ただ、掲載するのではなく、それぞれの媒体の特性をいかして掲載することをお勧めします。
ショップカード、ポイントカードやクーポン準備
飲食店の場合は、1000円で1ポイントなど、100ポイント溜まったらドリンク無料など、ポイントカードを作ることで既存客のリピートを促進することができます。ポイントカードやクーポンは、既存客の獲得に効果的な手段です。
ただし、内容次第では利益が大幅に減ってしまうので、利益とのバランスを考慮する必要があります。
DM(ダイレクトメール)
はがきやチラシなど直接客に送る郵送の販促のことです。開店をお知らせするDMも作っておくなおといいです。
割引情報や目玉商品、クーポンなどを、DMで宣伝すればさらに知名度と、来店客数がアップします。
デリバリーサービス
デリバリーサービスには顧客の拡大や広告効果など、実は様々なメリットがあり、家でも食べたいものが食べられる店にしておくことが重要です。離れた場所に住むお客様に商品を運ぶことも考え、メインメニュー、サイドメニューが充実していると喜ばれます。
Googleビジネスプロフィールへの登録
無料で登録できるGoogleのサービスです。
営業時間や電話番号、ルートの情報をGoogle検索やGoogleマップに掲載でき、高い集客効果が期待でき、写真付きの口コミを投稿することで店内の雰囲気など確かめることができます。
Googleの媒体ということもあり、来店客の安心感を高め集客に大きく影響します。
無料のサービスで使い方次第では高い効果も見込めますので登録しておくことをおすすめします。
まとめ
販促の知識をつけることで自店にあった販促の仕方は見つかりましたか?
今までただ何となく集客をしてきたオーナー・経営者の方も費用をかけすぎていたり、自分の店にあった媒体で販促をしていたなど気づきにつながればと思います。
また、これから開業を考えていく方には、この記事を参考に効果的な販促をしていただければと思います。