飲食店経営者の皆様にとって、美味しいご飯は料理の基本であり、お客様の満足度を大きく左右する重要な要素でしょう。特に、毎日大量のご飯を炊く必要がある飲食店では、高性能な業務用炊飯器の導入が不可欠です。
この記事では、業務用炊飯器の選び方から、主要メーカーの特徴、熱源別のメリット・デメリットまで徹底的に解説します。あなたの店に最適な一台を見つけ、最高のご飯でお客様を魅了しましょう。

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目次
業務用炊飯器の選び方

業務用炊飯器を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
- 1回の炊飯で何合(kg)のごはんが必要か?
- ランチ・ディナーで必要な量+余裕を持ったサイズがベスト
- 小さすぎると何度も炊飯が必要になり、手間と時間のロスが発生
【容量】
1日に必要なご飯の量に合わせて、適切な容量を選びましょう。
一日客数(ご飯1杯150~175g)から考えたおすすめ炊飯量の目安
- 10~20人:1升炊き程度
- 30~60人:2~3升炊き
- 60人以上:5升以上、保温ジャー併用も検討
【炊飯方式】
主にマイコン式、IH式、ガス式などの方式があります。それぞれの特徴を理解し、用途に合ったものを選びましょう。
【機能】
保温機能、タイマー機能、炊き分け機能など、必要な機能が搭載されているか確認しましょう。
【耐久性】
毎日使うものなので、耐久性が高く、長く使えるものを選びましょう。
【メンテナンス性】
日々のお手入れのしやすさも重要なポイントです。内釜の素材や形状、お手入れ機能などを確認しましょう。
【価格】
予算に合わせて、最適な一台を選びましょう。初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮することが大切です。
熱源別の特徴と選び方

業務用炊飯器の主な熱源は、電気(IH、マイコン)、ガスです。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
電気(マイコン)
マイコン式は「コスト重視」「使いやすさ重視」「少人数での運営」にぴったりなタイプです。ただし、大量炊飯やスピード重視の店舗には他の熱源タイプの検討も◎です。
【メリット】
- 比較的安価
- 操作がシンプルで使いやすい
- マイコン制御で温度や時間を自動調整
【デメリット】
- 炊きムラが出やすい
- 火力はIHやガス式より弱めなため、炊き上がりに時間がかかることも
- 大量炊飯には不向き(3升以上の炊飯にはやや非効率)
- 高温での連続運転にはやや不向き
- モデルによっては保温機能が弱い場合もあるため、保温時間が長い場合は注意
【おすすめの店舗】
- コストを抑えたい店舗
- 小規模~中規模の店舗
- 個人経営の飲食店(ラーメン屋、定食屋など)
- 小規模の弁当店やカフェ
- ランチタイム中心の飲食店
- 厨房スタッフが少なく、誰でも簡単に扱える調理器具が求められる環境
電気(IH)
IH式は「味の安定性」と「安全性」を両立したタイプです。品質重視の飲食店や、火気制限のある厨房におすすめです。ただし、大量炊飯や低コスト重視には不向きな場面もあります。
【メリット】
- 火力が強く、炊きムラが少ない
- ふっくら美味しく炊ける
- きめ細かい温度管理が可能
- 火を使わないので安全性が高い
【デメリット】
- ガス式に比べてランニングコストが高い
- 設置場所に電源が必要
- 初期投資が高めで、電力消費が大きい場合も
【おすすめの店舗】
- カフェ、洋食店、定食屋など小中規模の店舗
- 高品質なご飯を提供したい店舗(ツヤ・粘りにこだわる)
- 火気厳禁の施設や、厨房の温度上昇を抑えたい店舗
ガス
ガス式は「早い・うまい・大量に炊ける」が揃った、コスパと実力のバランスタイプ。特に日々大量のご飯を炊く業態には最適。ただし、火気設備が使える環境かは事前に要チェックです!
【メリット】
- ごはんに香ばしさ・甘み・ツヤが出やすい(かまど炊きに近い)
- 強力な火力で短時間に一気に炊き上げる
- ランニングコストが安い
- 長時間連続使用にも強く、大量炊飯に向いている
- シンプル構造で故障しにくく、メンテしやすい
【デメリット】
- 火力の調整が難しい
- 設置場所にガス設備が必要
- 火気使用のため安全対策が必要(換気、消火器など)
- 機種によっては操作がややアナログ(タイマーなしなど)
- 一部モデルは保温機能がないため、保温ジャー併用が必要
【おすすめの店舗】
- ご飯の味にこだわる店舗
- 小規模~
- 大量炊飯+スピード重視の定食屋、ラーメン店、カレー店、給食施設など
- 弁当・惣菜の製造工場や社員食堂
- 炊飯スケジュールが一日に何度もある店
主要メーカー別比較
ここでは、業務用炊飯器の主要メーカーとその特徴、おすすめ機種を紹介します。
リンナイ(Rinnai)
ガス炊飯器のトップブランドとして知られるリンナイ。炊きたての美味しさとスピードを求めるなら、ガス式がおすすめです。
【特徴】
- ガスならではの高火力で、お米本来の甘みと旨みを引き出す
- スピーディーな炊飯が可能
豊富なラインナップ
【おすすめ機種】
RR-300C:3升炊き、ガス炊飯器。炊きムラが少なく、安定した炊き上がり。
RR-550C:5升5合炊き、ガス炊飯器。炊きムラが少なく、安定した炊き上がり。
RR-200CF:2升炊き、ガス炊飯器。お手入れ簡単内釜フッ素仕様。
タイガー魔法瓶(TIGER)
豊富なラインナップと高いコストパフォーマンスが魅力のタイガー魔法瓶。マイコン式、IH式に加え、ガス式の機種も提供しています。
【特徴】
- 豊富なラインナップで、小規模店舗から大型店舗まで対応
- 高いコストパフォーマンス
- 耐久性に優れたステンレスボディ
【おすすめ機種】
JNO-A361 : 2升炊き、業務用電子炊飯ジャー。炊きムラを抑えて美味しく炊き上げる。
JCC-270P : 1升5合炊き、業務用電子炊飯ジャー。丈夫でお手入れがしやすいステンレスボディ。
JNO-A271 : 1升5合炊き、業務用電子炊飯ジャー。少量炊飯に便利。
象印(ZOJIRUSHI)
高い保温性能と耐久性に定評がある象印。マイコン式、IH式を中心に、さまざまな容量の機種を取り揃えています。
【特徴】
- 高い保温性能で、炊きたての美味しさを長時間キープ
- 耐久性が高く、ハードな使用にも耐える
- きめ細かい炊き分け機能で、様々なニーズに対応
【おすすめ機種】
TH-GS40 :2升2合用保温専用ジャー。炊き上がったばかりのほかほかごはんをしっかり保温。
NP-XB18-WA 1升炊き、家庭用IH炊飯ジャー。 小規模飲食店に人気。
NH-YG18 :1合~1升炊き。業務用IH炊飯ジャー。連続炊飯OK。
パナソニック(Panasonic)
高い保温性能と耐久性に定評がある象印。マイコン式、IH式を中心に、さまざまな容量の機種を取り揃えています。
【特徴】
- 可変圧力IHでお米の芯までふっくら炊き上げる
- 優れた省エネ性能
- スタイリッシュなデザイン
【おすすめ機種】
SR-PGC54A : 3升炊き、業務用IHジャー炊飯器。旨火ダイヤモンド釜で、うまさが違う。
SR-PGC36 : 2升炊き、業務用IHジャー炊飯器。ガスなみのIHの強火でおいしく炊き上げ。
SR-UH36P :2升炊き、業務用電子炊飯ジャー。大容量でもふっくらと炊き上げる。
テンポスオリジナル
飲食店専門のテンポスバスターズが提供するオリジナルブランド。コストパフォーマンスに優れ、保証も充実しています。
【特徴】
飲食店専門ならではの視点で開発された製品
高いコストパフォーマンス
充実した保証体制
【おすすめ機種】
TBHJ-300S :3升用保温ジャー。シンプル機能で使いやすいステンレスボディ。
TBHJ-300W :3升用保温ジャー。インテリアに馴染みやすい木目調ボディ。
TBHJ-400S :4升用保温ジャー。シンプル機能で使いやすいステンレスボディ。
おすすめ商品

テンポスバスターズおよびテンポスドットコムでよく売れている人気商品をご紹介します。
電気式
◆人気NO.1◆【タイガー】電子炊飯ジャー 2升炊 3.6リットル JNO-A361
- 外径寸法:幅360×奥行426×高さ383(mm)
- 内容積または内容量:1.08L~3.6L
- 電源:単相100V
- 炊飯能力:6合~20合
◆おすすめポイント◆
- 熱をすみずみまで、まんべんなく伝えるシーズヒーターと、1.8mmの厚釜でおいしく炊飯
- おこげがつきにくい炊飯シート付き
- 丈夫で耐久性に優れたステンレスボディ
【象印】家庭用 IH炊飯ジャー NP-XB18-WA
- 外径寸法:幅280×奥行390×高さ230(ふた開け時の高さ460)(mm)
- 内容積または内容量:0.18~1.8L
- 電源:単相100V
- 炊飯能力:1合~10合
◆おすすめポイント◆
- 強火で炊き続け、うまみ引き出す「豪熱沸とうIH」
- 釜全体に熱が伝わる「黒まる厚釜」
- お手入れラクラク!サッときれいに「洗える内ぶた」「フラット庫内」
【象印】業務用 IH炊飯器 IH炊飯ジャーNH-YG18
- 外径寸法:275×370×250(mm)
- 内容積または内容量:0.18~1.8L
- 電源:単相100V
- 炊飯能力:1合~10合
◆おすすめポイント◆
- 美しさ長持ち・オールステンレスフタ、ステンレスボディ
- 過酷な使用にも耐えるフックヒンジ構造
- 連続炊飯もOK
- ゴキブリ忌避板採用
- 外して洗えるステンレス内ブタ
ガス式
◆人気NO.2◆【リンナイ】ガス炊飯器3升 RR-300C 2.0~6.0L
- 外形寸法:W492×D423×H426 mm
- 容量:2.0~6.0L
- ガス消費量:13A:5.52kW(4,750kcal/h)・LPG:5.54kW(0.40kg/h)
- 炊飯能力:3升
◆おすすめポイント◆
- かまど炊きの技でふっくらおいしく炊飯
- 炊きムラが少なく、安定した炊き上がりの普及型炊飯器
- 炊飯食数(150g/人):70人
ガスで炊いてそのまま電気で保温
【パロマ】ガス炊飯器 電子ジャー機能付き PR-4200S
- 外径寸法:幅438×奥行371×高さ385(mm)
- 容量:1.2~4.0L
- 電源:単相100V
- 炊飯能力:6.7合~22.2合
◆おすすめポイント◆
- 早く炊ける!そのまま保温できる!
- 炊き立ての温かさを約12時間保つ電子ジャー機能付き
- 内釜はごはんがこびりつきにくいフッ素樹脂加工
保温ジャー
炊飯機能はありません。炊いたご飯を保温しておくことに特化しています。
◆人気NO.3◆【テンポスオリジナル】TB保温ジャー 3升(ステンレス) TBHJ-300S
- 外形寸法:幅450×奥行390×高さ315(mm)
- 容量:5.4L
- 定格電圧:単相100V
◆おすすめポイント
- 3升(5.4L)という大容量ながら、高いコストパフォーマンス
- 耐久性に優れたステンレス製
- 美味しいご飯を長時間提供したい場合におすすめ
その他便利炊飯グッズ
【タイガー】炊飯シート
- 寸法:外径 約255mm
- 内なべの底に敷くことでおこげがつきにくくなる
炊飯ネット (テトロン製) 100cm (3から5升用)
- 寸法:1000×1000mm
- ご飯がこびりつかず釜洗いが楽々
- 釜にご飯のこびりつきやこげつきがなくなるので、お米のロスも低減!
まとめ
この記事では、業務用炊飯器の選び方から、メーカー別、熱源別の特徴まで詳しく解説しました。
美味しいご飯は、お客様の満足度を高め、リピート率向上にも繋がります。
あなたの飲食店にぴったりの業務用炊飯器を見つけて、最高のご飯でお客様をもてなし、ビジネスの成功へと繋げてください。
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