「経費が高い…」と悩んでいるオーナー様は多いのではないでしょうか。
その中でも光熱費はなるべく抑えたいですよね。
今回は、電気代を削減するためにできること・電気代削減で得られるメリットをお伝えします。
この記事を読んで、ぜひ電気代のコストダウンに役立ててください。
テンポスフードプレイスでは電気代の無料シミュレーションを行っています。
目次
飲食店にかかる電気代
そもそも飲食店を経営するのにあたり、どのくらいの電気が使われているかご存知でしょうか。
およその目安として売上高の7%前後が水道光熱費と言われています。
もちろんお店の業態や設備、規模によって変わってきます。
例を挙げると、スープを長時間煮込んだりするラーメン屋では比較的水道光熱費が高い傾向にあります。
そのためラーメン屋では売上高の7-10%、居酒屋では5-6%、バーなどの調理の少ない傾向にある店舗ではその比率が低くなります。
そして、水道光熱費のなかで電気代は約8割を占めると言われています。
つまり、売上の5-6%が電気代ということです。
お店の売上が100万円あったとしたら電気代は5-6万円前後に抑えられると適切ということになりますね。
電気代の内訳
さて、水道光熱費の8割を占める電気代の内訳はどのようになっているでしょうか。
一般飲食店では、冷蔵庫などの厨房機器が約4割、照明が約3割、空調が約2割となっています。
エアコンなどの消費が多くなる夏季や冬季は空調の割合は増えて、電気代も上がっていきます。
かと言って、これらにかかっている電気の消費量を無理やり減らそうとしても、食材の腐敗が早まってしまったり、お店の中の温度が適切でないためにお客様に不快な思いをさせてしまったりと、最善策とは言えません。
つまり、根本的に電気代削減ができる方法を考えなければいけないということです。
新電力のメリットとデメリット
ここで、具体的に電気代削減に関係が出てくる、「新電力」について少し触れたいと思います。
契約を新電力の会社に切り替えるとどんなメリットがあるのでしょうか。
メリット
大きなメリットとして「毎月の電気料金が安くなるかもしれない」というものです。
多くの事業が参入したことで価格競争が起こり、安価なプランが増えています。
もちろん、地域や消費状況などの条件によりますが、電力会社を変更することで電気料金が安くなる可能性があるということですね。
また、「最適プランが選べる」ということです。
地域や使用スタイル、また今使っているエネルギーや通信回線とのセットプラン、ポイントが貯まるなど、個々の飲食店に合ったプランが見つけられます。
デメリット
前述のように、新電力はメリットも大きいですが、意外な落とし穴もあるのです。
それは、「電気料金が高くなってしまう」可能性がある、ということです。
各社様々なプランを用意しているからこそ、自分のお店に合ったプランを選ばないと損をしてしまうことがあります。
お店の規模や電気使用量を考えてプラン選びをしましょう。
具体的な電気代削減方法
最後に、具体的な電気量の削減方法をご紹介します。
お店にあった電気会社の選択
先ほど新電力の項目で記述したように、自分のお店に合った電気会社を選択することはとても重要です。
各社公式サイトに料金シミュレーションができるページがあります。試してみるのも良いかもしれません。
また、基本料金がかからず、使用料に対してのみ料金が発生する電気会社もあります。
多くの電力を必要とする飲食店などに向けた、ビジネスプランを打ち出している会社も多くありますので、ぜひ比較してみてください。
照明をLEDに付け替える
LED電気は従来の白熱電球に比べ、消費電力が約半分に抑えられるため電気料金を節約できます。
また、耐久性にも優れているので付け替えの手間も減ります。
ただし、内装デザインによってはLED電球の光がお店の雰囲気を台無しにしてしまう場合もあるので注意が必要です。
こまめな消灯
当たり前ですが、使っていない場所の電気は消しましょう。オーナー様一人だけではなく、従業員や来店するお客様にも協力を仰ぎましょう。
エアコンに関してはつけっぱなしの方が電気消費量が抑えられる場合もあるのでご自身の機器に合わせて行ってくださいね。
空調設備の確認・見直し
飲食店は空調を使う時間が一般家庭に比べてはるかに多いです。
そのためフィルターの汚れやほこりが付きやすいです。
空調は効率が下がるとより多くの電気量を消費してしまうのでこまめな清掃が大事になってきます。
また、プロペラファンをつけることもおすすめです。
お店全体に空気をいきわたらせることが出来るので、空調効率が上がります。これにより約20%消費電力が抑えられるとも言われています。
冷蔵庫の使用方法を意識する
冷蔵庫の使用方法を少し意識するだけでも電気使用量は変わります。
空調設備と違い、冷蔵庫は24時間稼働させなければなりません。そのため他の設備や厨房機器よりも多く電気を消費します。
開けっ放しは3秒に留めることや、使用頻度の低いものは奥にしまう、などルールを決めておくのも良いかもしれませんね。
省電力の製品に買い替える
冷蔵庫などの厨房機器は飲食店には欠かせません。
毎年多くの新製品が出ているなかで、新しいものの方が省エネの場合が多いです。
メーカーは常に開発・アップデートを行っているので、古すぎるものは買い替えるのもいいかもしれません。
ただし、製品を買い替えたり新しくするのは初期費用がかかります。取り入れる際には、費用対効果に見合うのかどうかを確認しましょう。
おわりに
いかがでしたか?
最後は具体的な電気量を減らす方法をいくつかご紹介しました。
お店の電気料金削減に役立ててみてください。
また、テンポスフードプレイスでは電気代の無料シミュレーションを行っています。
是非ご活用ください。