飲食店を運営している皆様、インスタグラムは活用していますか?
今やインスタグラムをきっかけに話題となった飲食店も少なくありません。
ここでは、飲食店に特化したインスタグラムの活用術をご紹介いたします。
目次
インスタグラムの基礎情報
まずは、インスタグラムについて詳しく知らないという方に、基礎情報を簡単に説明いたします。
インスタグラムとは
インスタグラムとは、無料の写真・動画共有アプリケーションです。
2010年にできた比較的新しいサービスで、日本では略して「インスタ」と呼ばれることもあります。
日本では、2021年12月現在で約4800万人ものユーザーがいます。
1人で複数のアカウントを使用することが可能で、趣味や用途ごとにアカウントを使い分けているユーザーもいます。
インスタ映えとは
インスタグラムの一番の魅力は、写真・動画をメインとしたSNSであるということです。
テキストだけでは伝えきれない魅力を発信することができます。
その中で生まれた、2017年の流行語大賞にもなった「インスタ映え」という言葉があります。
これは、インスタグラムで写真を公開した際に、見栄えが良い・写真映りが良い、という意味で用いられる表現です。
特に若い世代では、色合いが綺麗であったり、インパクトのあるメニュー等は、インスタ映えが目的でその飲食店を訪れる方も多くいます。
集客に効果がある理由
少し前までは、飲食店を探す際、クーポンサイトや予約サイトなどのWEBサイトで検索することが主流でした。
しかし、今ではSNSで検索するユーザーが多くなっています。
その中でもインスタグラムでの集客は効果が高いと言われています。
その理由は、インスタグラムは画像をメインとするアプリだからです。
飲食店の集客で重要なのは「このお店に行きたい!」と思ってもらうことです。
そのために、視覚的にお店の情報を伝えられるインスタグラムは、集客効果が高いのです。
インスタグラム集客のメリット・デメリット
メリット
インスタグラムを運用するメリットは主に4点です。
①手軽に運営ができる
インスタグラムは無料のアプリケーションです。
お持ちのスマートフォンで撮影するだけで投稿ができるので、サクッと撮影すれば1分もかかりません。
自分のタイミングで更新ができるため、忙しい業界である飲食店の方でも簡単に始めることができます。
②高度な効果測定が可能
なんと無料で「ビジネスアカウント機能」に切り替えることができます。
ビジネスアカウント機能に切り替えると、何時にどれくらい投稿が見られたか、ユーザーの年齢層や、どの投稿が人気かを計測することができます。
その結果をもとに集客したいターゲットに合わせた投稿に改善していくことができます。
③様々な店舗情報が載せられる
ビジネスアカウントでは「メールアドレス・電話番号・住所」が登録できます。
メールにアクセスしてくれたり、お店の予約ページに飛ばしたりと自分が見てほしい情報を掲載することができます。
④お客様とコミュニケーションがとれる
インスタグラムでは、投稿に「いいね!」を押したり返信したりできる機能があり、お客様とコミュニケーションをとることができます。
ユーザーと飲食店の距離を縮めて来店のハードルを下げたり、一度来ていただいたお客様と継続的にコミュニケーションをとることができ、リピーターに直結することができます。
デメリット
インスタグラムを運営するデメリットは主に2点です。
①フォローのハードルが高い
インスタグラムは、他のSNSと比べてフォロワーが増加しにくいことが特徴です。
ユーザーにとってメリットのある投稿・アカウントではないとなかなかフォローしてもらえないので、運用には工夫が必要です。
②宣伝のような投稿は好かれない
やみくもに広告や宣伝のような投稿では、好かれない傾向があります。
毎回自店舗のプログに繋げてしまったり、セールストークが続くような投稿は控えめにしましょう。
飲食店特化のインスタグラム活用術
インスタグラムを使って集客やファン獲得を目指している飲食店は多くいます。
ですが、ただなんとなく写真を投稿していればファンがつく、ということはありません。
全てのメニューをただ投稿する、毎日ただ投稿する、ではなく、その飲食店ならではのアカウントを運営する必要があります。
特に、無名な飲食店ほどSNSでは一気に話題になる可能性があります。
ではどういったことに注意して運用していけばよいのか、運用のコツをご紹介いたします。
プロフィールの設定
まず、プロフィールは文字数の制限を最大まで使いましょう。
その上で、「端的にわかりやすく」伝えることが重要です。
内容は、以下の3点に気を付けて作成しましょう。
①どういったアカウントなのか
このアカウントが何を発信しているアカウントなのかを明確にしましょう。
飲食店であれば営業日時・休業情報・金額感等が分かるようなプロフィールを作成しましょう。
②このアカウントをフォローする価値は何か
ユーザーがこのアカウントをフォローすることによって得られるものは何かを明記しましょう。
例えば「最新情報をいち早くアップします」「ここでしか発信しない情報をアップします」「お得なクーポン情報をアップします」等です。
③予約や購入への誘導ができているか
フォロワーが増えても、実際に店舗に来てもらえないと悩んでいる飲食店もいます。
反対に、フォロワーの伸びはそこそこでも、実際の顧客を獲得している飲食店もいます。
その違いとは、アカウントから予約や購入が可能か、ということです。
せっかく興味を持ってもらっても、それらの誘導がないとそのままページを離れてしまいます。
アカウントにURLを貼り付けたり、商品登録をすることで確実に売り上げに繋げていきましょう。
ハッシュタグの設定
インスタグラムでは、1つの投稿につき最大30個までハッシュタグをつけることができます。
ハッシュタグとは(#)と表し、自分の見つけたい情報を検索する際に使用します。
そのため、ユーザーが検索しやすいハッシュタグを30個最大までつけるようにしましょう。
中でも地名を入れることで、店舗周辺で飲食店を探している人に見つけてもらいやすくなります。
例えば居酒屋の場合、#居酒屋 だけでは全国どこの居酒屋か分かりません。
そこで、#新宿居酒屋 と地名を入れることで、新宿で居酒屋を探しているユーザーに店舗を見つけてもらうことができます。
30個も思いつかない、という場合は、検索バーに自店に関連する言葉を入れてみて下さい。
「焼き鳥」と入れてみると、#焼き鳥 #焼鳥屋 #焼き鳥好きな人と繋がりたい #焼き鳥パーティー #焼き鳥大好き と候補のタグがたくさん出てきます。
それらを参考に選定してみてください。
投稿の頻度と日時
インスタグラムを運営するのであれば、毎日投稿するのが理想的です。
ですが始めから毎日投稿するのも大変かと思います。
また、先ほども言ったように、やみくもに沢山の写真を投稿するのは逆効果になってしまいます。
そのようなときは、投稿の頻度と日時を考えましょう。
一般的には週末の21時がユーザーが多いと言われていますが、投稿やターゲット層によってユーザーに見てもらえる時間帯が違うため、色々試して見ると良いでしょう。
まずは1週間に1回、3日に1回と定期的な投稿を心掛けることで、ファン獲得につながっていきます。
位置情報を入れる
インスタグラムの投稿には位置情報を入れることができます。
これを必ず入れるようにしましょう。
理由はハッシュタグで地名を入れるコツと同じで、店舗周辺で飲食店を探している人に見つけてもらいやすくなるからです。
投稿にこだわる
今やインスタ映えしている写真をアップすることは当たり前となっています。
その中でファンになってもらうアカウントにするため、自店舗にしか出せない一工夫を加えましょう。
例えば、「自宅でもできるパラパラ炒飯の作り方」「知ってるとお得な裏メニュー」「新人アルバイト太郎くんが選ぶおつまみベスト3」などです。
このように、お店のおすすめメニュー・空間・雰囲気等が伝わり、ユーザーに興味を持ってもらえるような投稿を心掛けましょう。
運用をサポートしてもらう
どんな投稿をしたら良いかわからない、SNSに苦手意識がある、そもそもアカウントの開設方法がわからない等、自分一人でSNSを始めることが難しいという方はSNS運用サポートの利用がおすすめです。
これは、投稿のテーマの提案をしたり、運用のサポートをするサービスです。
投稿の代行とは少し違います。
投稿の代行をしてしまうと、現場の熱量をそのまま伝えられなかったり、お客様とのコミュニケーションが上っ面になってしまうためあまりおすすめしません。
運用サポートでは、店舗に合わせた投稿内容のテーマを提案したり、メールまたはLINEで効果的な運用方法やそのアカウントの改善点等のアドバイスしてくれるサービスです。
アカウントの開設から使用方法の説明、ハッシュタグの選定や統一感のある写真の撮る方のコツ等を教えてもらうことも可能です。
SNS運用サポートサービスのお問い合わせはこちらから。
まとめ
インスタグラム運営には正解がありません。
運営していく中で、自店に合った方法を見つけていくことが大切です。
インスタグラムを通じて自店のファンを増やしていきましょう!