ラーメン店開業を家系でやりたい人がいるのではないでしょうか。日本国民に最も人気があるラーメン。
近年では、外国人観光客の足並みも増え、飲食店業界はにぎやかになっています。しかし、ご存じの人もいると思いますが飲食店であるラーメン屋の開業は、非常にリスクが大きく開業したとしても儲かる保証はどこにもないのです。
開業時に「家系でお店を開業したい!」という人がいるかもしれません。家系ラーメンをお客様に提供するにあたって注意しなくてはいけないことも山ほどあります
今回はラーメン店開業を家系でやりたい人必見!家系ラーメンで開業する強みとはいったいなにか紹介していきます。これからラーメン店開業を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
目次
家系ラーメンとは?
そもそも家系ラーメンとはどのようなラーメンなのでしょうか。ラーメンに馴染みのない人にもわかりやすく紹介していきます。
また、二郎系ラーメンとはなにが違うのかみていきましょう。
家系ラーメンは、神奈川県横浜市発祥のラーメンです。濃厚な豚骨醤油ベースのスープとストレート麺をベースに作られています。1974年に創業された「吉村家」が元祖とされ、当時絶大に人気を誇り多くのお店に広まっていきました。
(出典元:ウィキペディア)
これらの店舗は「◯◯家」といった名前が多く「家系(いえけい)ラーメン」と呼ばれています。弟子や孫が各地で独立して開店したりしていることもあり、家系ラーメンの知名度や人気は全国に広がったのです。家系ラーメンは独自の魅力で多くのラーメン愛好者を今もなお引き寄せています。
次に家系ラーメンの特徴についてです。特徴はなんといっても、豚骨や鶏がらから採取した出汁に醤油タレを混ぜた味。「豚骨醤油ベース」が濃厚で風味豊かなスープとなります。
麺の上には、ほうれん草やチャーシュー等がトッピングされています。いわば、ラーメンにおける代名詞です。
最大の魅力として、スープの味の濃さや麺の硬さ。さらに、脂の量を自分好みに調整できます。店舗によって違いますが、味の濃さは「濃いめ・普通・薄め」などの希望を伝えることができるのです。
味のみではなく、麺の硬さや脂の量も調整できるため、自分だけのスペシャルなラーメンが作れるでしょう。
二郎系との違いは?
家系ラーメンと二郎系ラーメンではどのような違いがあるのでしょうか。二郎系ラーメンは、1968年に東京都港区三田に創業した「ラーメン二郎」というお店を軸に全国に広まりました。
二郎系ラーメンは、脂がたっぷり効いた豚骨スープに醤油タレを混ぜ、小麦の風味を生かしたラーメンです。さらに、硬い麺を使用し、チャーシュー・茹でキャベツ・もやし等を山盛りのトッピングにしたメニューになります。ラーメン店に食べにいく人がよく食べているあの山盛りのようなラーメンです。
たっぷり濃厚スープとてんこ盛り野菜の迫力が満点で、家系ラーメンとは違うお店の独自性を楽しめます。
二郎系ラーメンには暗黙のルールが存在します。暗黙のルールとはいったいどういったことなのでしょうか。いくつか紹介していきます。
二郎系ラーメンは、スピーディーに効率良くラーメンを提供しなくてはいけません。複数人の麺をいっぺんに茹でているため、「おしゃべり・ながら食い」によりあまりに食べるのが遅い方がいると茹でるタイミングがずれてしまうのです。
こうなってしまうと、美味しいラーメンの提供が難しくなります。一番おいしい状態で提供するためにも、食事中は食べることに集中しましょう。
また、食べ終わったらすぐにお店を出なくてはいけません。人気があるお店は、日頃から行列ができています。
そのため、食べ終わったらすぐに店を出るように心がけましょう。店舗における回転率の高さはお客様の協力があってうまく回ります。
食べ終わった丼やコップはカウンターの上段に上げ、テーブルをクロスで拭くといった気遣いもできるとよりよいでしょう。
二郎系ラーメンと家系ラーメンは、お店で食べるのが一般的ですが、家庭でも作れます。ぜひあなただけの特別なラーメンを作ってみましょう。
家系ラーメンで開業する強みとは?
家系ラーメンで開業する強みとはなにがあげられるのでしょうか。ここでは強みについて紹介していきます。以下のことがあげられます。
・中毒性を持っている
・競争相手が比較的少ない
・老若男女が好む傾向にある
・お店を作りやすい
それぞれ詳しくみていきましょう。
中毒性を持っている
一つ目の強みは、中毒性を持っていることです。なぜここまでラーメンが人気なのかは歴史を辿っていけばわかりますが、家系ラーメンは先祖から伝わる料理なのでしょう。
家系ラーメンは中毒性が本当に高いのです。週1で食べにいく人から毎日食べる人も中には存在します。家系ラーメン全般に共通していることは、アプリやプロデュース店でスタンプカードを活用して割引券を配布していることがあげられます。
割引券の影響もあり、リピートされている方がとても多いため食べていくうちに家系ラーメンにハマってしまうこともあるのです。
競争相手が比較的少ない
二つ目の強みは、競争相手が比較的少ないことです。家系ラーメンの分野は醤油ラーメン等の定番メニューに比べ地方では数が少ない傾向にあります。
中には、家系ラーメンが進出していない地域もあります。東北地方はラーメン店が多く開業されており、山形県は全国平均の3倍の店舗数です。
(出典元:タウンページ 2021)
進出していない地域が多くあるため、希少性を強みにこれからたくさん家系ラーメンのお店が増え人気が高まるでしょう。
老若男女が好む傾向にある
三つ目の強みは、老若男女が好む傾向にあることです。大人に限らず、学生や外国人観光客。さらに、ファミリー・カップル・高齢者まで性別や年齢を問わず多くの人が足を運び食べにきています。
ラーメン店はカフェ等の落ち着いた雰囲気とは異なり、誰でも入れる店であるため集客も見込めるのです。
お店を作りやすい
四つ目の強みは、お店を作りやすいことです。家系ラーメンは赤や黒を基調とした色使いの看板を使用していることが多く、遠くからでも目立ちやすく視認性があります。
大きい文字で書かれているためお店を覚えてもらえやすく、何百メートルも手前からでも目を引くようなお店作りができるのは強みの一つではないでしょうか。
お店を見てすぐにラーメン店とわかること。さらに、印象に残って覚えてもらえることはお店作りをするうえで重要です。
まとめ
今回はラーメン店開業を家系でやりたい人必見!家系ラーメンで開業する強みとはいったいなにか紹介してきました。
家系ラーメンも開業する強みとして老若男女に好む傾向があることや中毒性があることがあげられます。
家系ラーメンは非常に人気が高いこともあり、これから開業を考えている人はぜひ検討してみましょう。