飲食店経営者の皆さんが悩まされている集客対策。
特に12月や1月のような『THE・繁忙期』はお客様がしっかり来てくれたものの、リピーターになってもらう事ができない、、、と苦悩されているお声を多くいただいています。
こちらでは、そんなリピーター集客に悩まれている方へ、アナログな方法からウェブの対策までどういった事をすれば、お客様に二度、三度と来店いただけるのか解説します。
目次
リピーターが飲食店にとって必要不可欠な理由とは?
1. 安定した収益源の確保
リピーター、すなわち繰り返し来店していただけるお客様は、一定頻度で売上を担保してくれるとも言えます。一度きりの来店ではなく、リピートしていただき継続的に収益をえることが経営の基盤となり、安定したお店作りができるようになります。
2. 顧客単価の向上
二度、三度と来店いただけるお客様は、来店するお店に対して信頼や安心感をいただき店舗での滞在時間が長くなる傾向にあります。また、常連客となると店舗側としてもお客様の顔や名前を覚えることができ、よく注文されるものや好みのメニューをお勧めすることができ、顧客単価の向上が望めます。
3. 新規顧客獲得と口コミのつながり
繰り返し来店くださっている方からの口コミは、閲覧者に信頼性が高いものと認識されます。そのため、常連客への口コミの書き込みの推奨は新規顧客獲得にとって非常に重要なものと言えます。
効果的な飲食店における集客方法
1.ウェブサイトの充実化
飲食店にとってウェブサイトへの情報掲載を充実させることは集客面において必要不可欠です。メニュー、営業時間、店舗の特徴などを詳細に記載することで、お客様にオンライン上でお店の事を見つけてもらいやすくなります。
2. 検索エンジン最適化(SEO/MEO)の活用
近年、重要と言われているSEO対策。インターネット社会となった現代では、集客をするうえで必ず対策を行うべきものになっています。
店舗に関連するキーワードをウェブ上でヒットするよう対策を行うこと、店舗を展開している地域に特化したSEO対策など、オンライン上でお店探しをしているお客様にお店の情報を届けるために対策することが集客を伸ばすために必要です。
3. SNSを活用した集客術
SNSは、集客市場の中でグルメサイトを追い越そうとしている媒体に成長してきています。特に、instagramの成長は大きく若年層(20代〜30代前半)のユーザーの70%が、飲食店を探す際にInstagramを使用したことがあると回答する結果も出ています。
直近5年ほどで集客媒体の主流が大きく変わってきており、現代ではグルメサイトが下火になり、SNSやGoogleマップが主なお店探しの入り口となっている状況にあります。
また、特筆すべき飲食店が摂るべき行動は
①食欲を刺激するような写真/動画の投稿
⇒文章だけでなく視覚からの情報で来店促進に効果的です。
②コメント、リプライに迅速に返信を行うこと
⇒SNSを利用しているユーザーは承認欲求が高く、いわゆるリプ返などが店舗からあった際はちゃんと見てくれていると、好感を抱いていただきやすいため二次来店に繋がりやすいと言われています。
③ハッシュタグを利用したブランディング
⇒SNSでは自由に『#居酒屋 〇〇』『#東京焼肉』『#大阪ランチ』といった、ハッシュタグを作成できます。検索数が多いワードを記載することで、検索にヒットしやすくする事も可能なうえ、お店の特徴を伝えやすく、ブランディングの効果も絶大です。
リピーターを増やすことに有効な対策とは
- オンラインの対策
①店舗独自のアプリや、LINE/InstagramなどのSNSの活用
来店いただいたお客様に店舗のアカウント等をフォローいただき、フォロワーに対して告知を行う事で来店の促進ができます。フォロワーが伸びない、ダウンロードしてもらうのが難しいなどの障壁はありますが、割引特典の設定や、注文方法をモバイルオーダー※1にすることでスムーズにお客様に登録いただくことができるシステムも開発されています。
②口コミの促進
お店探しで一番使われているGoogleマップ。店舗ページの口コミも多くのお客様がお店探しをするうえで注視しています。また、Googleに限らず口コミを書いてくださる方々は、「自身の書いた口コミがどれだけ見られているのか」という点にも関心が強いため、内容の良し悪しに関わらず即返信をすることをお勧めします。
また、口コミへ店舗や一般のユーザーがいいねをしたり、リアクションを行うたびに、口コミを書いてくださった方へ通知が届くため店舗を思い出してもらう為のツールにもなり一石二鳥です。
- 季節メニューの導入や期間限定メニューの導入
いつもと変わらない味。安心感があって来店してくださるお客様もいらっしゃると思います。ただし、定番メニュー以外にも季節野菜を使ったメニューや、春夏秋冬、四季ごとに目玉のメニューを売り出すなど、来店機会を店舗側が作ることも必要です。例えば、冬場はおでん・夏場は冷製パスタをランチから提供してみるなどメニューを替えることで顧客のリピート率を高めることができます。
- 顧客データの蓄積
お客様のデータは店舗にとって貴重な財産になります。例えば、注文履歴や誕生日、来店される際のお連れ様が友人なのか接待で利用されているのかなど。サービス向上の目的としても有効に活用すべきですが、顧客満足度を高め『もう一度このお店に来よう』と思っていただくためには活用しない手はありません。
顧客データを蓄積させていくには、予約台帳やPOSレジの導入を検討するのが最適です。予約時の記載項目に生年月日などを追加するだけでも誕生月にクーポンを配布するなど来店機会を作るのに役立ちます。
※1モバイルオーダー:卓上でお客様の携帯でQRコードを読み取っていただき、お客様自身の携帯から料理やドリンクを注文するシステム
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
忘・新年会や歓送迎会など、上半期は繁忙期が立て続けにやってきますが、客足が遠のく時期もすぐやってきてしまいます。まさに今が、たくさん来店いただける時期に閑散期に向けてのリピーター作りをするチャンスです。繁忙期で店舗を回すことで手一杯になってしまうことも多いと思いますが、閑散期に向けてできることを少しずつ着手してみてはいかがでしょうか。
テンポスでは全国各地の飲食店様の集客支援を行っております。