インターネットの普及により、ホームページやメールを利用してチラシより安価に広い範囲に広告をうてるようになりました。やがてグルメサイトが誕生、飲食店は自店のホームページを作りやすくなりインターネットユーザー(以下ユーザー)は好みの飲食店を探しやすくなりました。
複雑化するグルメサイトとは逆に、ちょっとした情報発信を手軽にできるツールとしてSNSが誕生、個人・個店レベルの情報発信が手軽にできるようになりました。情報発信の手段が増えて様々な集客活動ができるようになった一方で、何を選択したらいいかわからない、やってはみたけれど今一つ効果が感じられない、といった状況の方もいらっしゃるかと思います。
そこで、この記事では飲食店のインターネット集客における基礎的な情報や考え方をご紹介します。
目次
インターネットでの集客に使える様々な広告媒体
インターネットにはどのような広告媒体があるのか、まずはざっと見渡してみましょう。
公式ホームページ
自分でインターネット用機器を借りたり、ホームページを作れるサービスを利用するなどして自店の公式ホームページを作ります。
自由にデザインできるためオリジナリティの高いホームページを作れますが、一方で様々なIT知識が必要となり実現のハードルは高いです。そのため次で説明するグルメサイトの店舗ページを公式ホームページとしている飲食店も多いです。
なお、最近は公式ホームページを簡単に作れるサービスもでてきています。お店のホームページをつくりませんか?
グルメサイト
食べログ、ホットペッパー、ぐるなび、Rettyなどが該当します。飲食店に特化した作りになっており、ホームページ制作の知識が無くても飲食店の情報を詳細に掲載することができます。
サイトが提供する専用の検索機能により、ユーザーの好みにマッチした飲食店を見つけやすいというメリットもあります。ただし何十件ものお店が表示される検索結果では上位(20位以内もしくは1ページ目)に入らないと自店のページを見てもらえる確率が大きく下がります。
掲載は無料と有料があり、有料の方が検索順位の面で有利になることが多いです。有料掲載は掲載できる情報の量や予約管理機能などのオプションが充実しています。
グルメサイトの特設ページやメルマガへの掲載
グルメサイトの特設ページとは、例えば忘年会の予約ができるとかジビエ料理が食べられるといった一つのテーマに合致するお店を集めて目的が合致するユーザーを誘導する仕組みです。
グルメサイト内のイベントや広告の扱いなので参加には追加料金がかかりますが、基本的には通常の検索よりライバルが少なく自店のページをユーザーに見てもらえる確率は上がります。
メルマガへの掲載も同様の効果があります。
ダイレクトメール
グルメサイトやメルマガが不特定多数への情報発信であるのに対し、興味を持ってくれそうなユーザーや来店した事のある人へ情報発信する広告媒体としてダイレクトメールがあります。
雨の日割引や空席情報、珍しい食材の入荷などタイムリーだったり期間限定の情報の発信に向いています。
SNS
Facebook、X(旧Twitter)、インスタグラム、LINEなどが該当します。
ダイレクトメールと同様にタイムリーだったり期間限定の情報の発信に向いています。発信できる情報量が少ない代わりに手軽に情報発信できるのがメリットです。写真も掲載できるので公式ホームページ代わりに利用している飲食店も多いです。
ただしユーザーがそのSNSのユーザーになっていないと見れないことが多く、様々なユーザーに情報発信するために複数のSNSを組み合わせて運用するパターンが多いです。
Google検索、Map
Googleビジネスプロフィール(以下GBP)というサービスに自店を登録すると、Googleの検索結果やMapに自店の情報が表示されるようになります。ユーザーが勝手に登録してくれていることがありますが、情報が誤っている場合がありますので自分で登録することをおすすめします。
Googleはインターネット検索の分野で圧倒的なシェアを誇っており、PCだけでなくスマホもデフォルトでGoogleを使用することがほとんどです。常に持ち歩くスマホで近くの飲食店を探すことが手軽にできるということは、集客効果が非常に高い広告媒体と言えます。
検索結果に表示される内容はGBPで登録した写真が追加されるなど徐々に機能追加されており、グルメサイトを使わずGoogle検索だけでお店探しをするユーザーが増えています。
Googleマップにお店を載せませんか?
インターネットでの集客の2つの形と基本的な流れ
インターネットでの集客には目的別に2つの形があります。
①新規ユーザーの開拓
②既存ユーザーに再来店を促す
①で来店してもらい、気に入ってもらえたら②で再来店を促しリピーター化するのが集客の基本的な流れですが、広告媒体にはそれぞれ向き不向きがあります。
①新規ユーザーの開拓に向いている広告媒体
Google検索、グルメサイト(特設ページ、メルマガ)、公式ホームページ
②既存ユーザーに再来店を促すのに向いている広告媒体
SNS、ダイレクトメール
②については、接客の経験のある方ならどういったことをすべきかは想像しやすいと思います。では、①すなわち自店を知ってもらうことについては、何をすれば良いでしょうか?
ユーザーがあなたのお店のページにたどり着くには?
ユーザーはGoogleで探すタイプ、地図で近場を探すタイプ、グルメサイトで好みで探すタイプなどさまざまです。グルメサイトも食べログしか見ない人がいれば、ぐるなびしか見ない人もいるかもしれません。
新規ユーザーを開拓したいなら、それぞれに合うよう幅広くお店のページを用意しておくしかありません。そして最低限、無料でできる範囲でも良いのでPR文や写真などの情報をしっかり登録しておき、できるだけ検索結果で目立つようにしておきましょう。グルメサイトの検索結果においてエリアや業態でライバル店が多い場合には有料契約も検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事では、インターネットで集客するための基礎知識を紹介しました。
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