飲食店を開業するのに必要不可欠なシンク。厨房のレイアウトに合わせて選ぶのはもちろんで、シンクの設置には、満たすべき保健所の基準があるのをご存じでしょうか。
また、新品のシンクでは値段が高く、中古で利用したいという方がいるはずです。
中古シンクは、新品より安く購入できるメリットがある中で、実際に使用できるか不安を感じるものです。
今回は、飲食店中古流し台(シンク)はどれを選べばよいのか?知っておきたい注意点について紹介していきます。
中古流し台の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
流し台の種類とは?

流し台(シンク)は、家庭や業務用のキッチンで水を使う作業を行うための設備であり、用途や設置場所に応じていろいろな種類があります。
ここでは、代表的なシンクの種類について紹介していきます。
主に以下の種類があげられます。
シングルシンク(単槽シンク)
シングルシンクは、ボウルが一つだけのシンプルなシンクで、家庭用の小さなキッチンや、スペースの限られた場所に適しています。
洗い物の量が少ない場合は便利ですが、調理と洗い物を同時に行うのにはやや不便です。
ダブルシンク(2槽シンク)
ダブルシンクは、2つのボウルが並んでいるシンクで、片方を食器洗い用、もう片方を食材洗い用に分けて使用できます。
家庭用だけでなく、飲食店や業務用キッチンでも広く使われています。
トリプルシンク(3槽シンク)
トリプルシンクは、業務用厨房でよく見られるタイプで、洗浄・すすぎ・消毒など、異なる用途に分けて使えます。
HACCP(食品衛生管理基準)に対応するため、多くの飲食店で導入されています。
アンダーマウントシンク
アンダーマウントシンクは、キッチンカウンターの下に埋め込まれる形で設置されるシンクで、カウンターとの段差がないため掃除がしやすく、見た目もスタイリッシュです。
オーバーマウントシンク(トップマウントシンク)
オーバーマウントシンクは、カウンターのうえに置く形で設置されるシンクで、施工が簡単でコストが比較的低く抑えられるものの、シンクの縁に汚れが溜まりやすい点がデメリットです。
コーナーシンク
コーナーシンクは、キッチンの隅(コーナー)に設置するタイプのシンクで、L字型やU字型のキッチンに適しています。
スペースを有効活用できますが、シンクの形状が特殊なため、使い勝手に慣れる必要があります。
ファームハウスシンク(エプロンフロントシンク)
ファームハウスシンクは、正面部分が前に出ているデザインで、クラシックな雰囲気のキッチンに合います。
ボウルが深いため、大きな鍋などを洗うのに便利ですが、価格がやや高めです。
ステンレスシンク
ステンレスシンクは、耐久性や耐水性に優れ、錆びにくく掃除がしやすいことから、家庭用・業務用どちらでも最も一般的な素材です。
シンクの種類は、キッチンのレイアウトや使い方に応じて選ぶことが重要です。
飲食店の中古流し台(シンク)はどれを選べばよいのか?

飲食店の開業や設備更新の際に、中古の流し台(シンク)を選ぶのは、コスト削減の有効な手段です。
しかし、適切なシンクを選ばなければ、使い勝手や衛生管理に支障をきたすことがあります。
ここでは、中古の流し台を選ぶ際のポイントについて紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。
サイズとシンクの数を用途に合わせる
飲食店の規模や業態によって、適切なシンクのサイズや槽(そう)の数が異なります。
たとえば、調理場が狭い小規模なカフェであれば、1槽シンクでも十分な場合がありますが、ラーメン店や居酒屋などで食器の洗浄が多い場合は、2槽や3槽のシンクが必要です。
また、食品衛生法により「生鮮食品の洗浄用」と「食器の洗浄用」は別のシンクを用意する必要があるため、用途ごとに適切なタイプを選ぶことが重要です。
中古市場では、コンパクトなシンクから業務用の大型シンクまで幅広く出回っているため、厨房レイアウトに合ったサイズを選びましょう。
ステンレスの材質と状態を確認する
シンクの耐久性や衛生面を考慮すると、材質はステンレス製が最適ですが、同じステンレスでも品質に差があります。
業務用シンクには「SUS304」や「SUS430」などのステンレスが使われており、特に「SUS304」は耐食性が高くサビにくいためおすすめです。
中古品を選ぶ際は、サビや傷、ヘコミがないか確認し、特に排水部分やシンクの継ぎ目の劣化がないかチェックしましょう。
排水トラップ部分にヒビや汚れがあると、水漏れや悪臭の原因になります。また、中古シンクは長年使用されたものが多いため、清掃が行き届いているかも重要な判断基準です。
脚の高さや排水位置が厨房に合うか確認する
中古のシンクを購入する際、意外と見落としがちなのが脚の高さや排水口の位置です。
シンクの高さが低すぎてしまうと作業がしにくく、腰に負担がかかります。逆に、高すぎると水ハネが多くなるため、使用者の身長に合わせた高さのものを選ぶことが大切です。
また、厨房の排水設備と中古シンクの排水位置が合わないと、設置後に追加工事が必要になる可能性があります。
特に中古品の場合、元の店舗での配管位置が異なることが多いため、設置前に排水口の高さや位置をしっかり確認しておきましょう。
中古のシンクを選ぶ際は、厨房のレイアウトに合ったサイズと槽の数を選ぶこと、ステンレスの材質や状態を確認すること、脚の高さや排水位置をチェックすることが重要です。
中古市場では価格が手頃なものも多いものの、適当に選んでしまうと後から手間が増える可能性があります。
事前にしっかりチェックし、コストを抑えつつ使いやすいシンクを導入しましょう。
(これらのポイントは、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。)
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一槽シンク 幅450×奥行450×高さ800(mm)

一槽シンク 幅750×奥行750×高さ800

まとめ
今回は、飲食店中古流し台(シンク)はどれを選べばよいのか?知っておきたい注意点について紹介していきます。
流し台(シンク)には、シングルやダブルといったお店の規模によって選択できる豊富な種類が存在しています。
中古流し台(シンク)を選ぶ際は、サイズとシンクの数を用途に合わせることやステンレスの材質と状態を確認することなど、事前にチェックしておくことが重要になってきます。
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