日本人であれば、絶対に欠かせないお米。「フワッ」と炊き上がったお米の香りと、口に入れた時の「ほっこり」とした食感は、とても満足感を感じられます。
特に、飲食店では、大量のお米を一度においしく炊かなくてはいけません。その際、頼りになるのが業務用炊飯器です。
たとえば、ガス炊飯器、電気炊飯器、IH式炊飯器といった、多くの種類があります。
これらの炊飯器には、どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、美味しく炊ける！おすすめ業務用炊飯器について紹介していきます。
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目次
炊飯器の発祥
炊飯器の発祥は、日本の食文化と技術の進歩が融合した代表的な例です。戦前までは、お米はかまどや鍋を使って炊かれていましたが、火加減や時間の調整が難しく、熟練が必要とされていました。
こうした不便を解消するために開発されたのが、炊飯器です。
1955年、世界初の電気炊飯器が東芝によって発売されました。この炊飯器は、内釜にお米と水を入れ、外釜に電熱線を巻いて加熱する単純な構造でしたが、「自動でご飯が炊ける」という画期的な発明として広まっていったのです。
その後、タイマー機能や保温機能。さらには、マイコン制御やIH（誘導加熱）方式の導入により、炊飯器は急速に進化を遂げました。
また、日本人の「おいしいご飯を食べたい」という強いこだわりも、炊飯器の発展を後押ししたのです。
現在では、玄米や雑穀、パンの発酵やケーキの焼き上げまで対応できる多機能モデルも登場しています。
炊飯器の発祥と進化は、日本の技術力と食への情熱を象徴しており、現代の生活に欠かせない存在になっています。
炊飯器にはどんな種類がある？
業務用炊飯器には、用途や規模に応じていろいろな種類があるものの、主に4つに大別されています。
それぞれの特徴を理解することで、店舗や施設のニーズに合った最適な炊飯器を選択できます。
ここでは、炊飯器にはどのような種類があるのかについて紹介していきます。
主に以下の種類があげられます。
ガス炊飯器
ガス炊飯器は、強力な火力によって短時間で大量のご飯を炊くことができるのが最大の魅力です。
飲食店やお弁当屋など、短時間で高回転の炊飯が必要な現場で多く使われています。
味や香りにも定評があり、「ふっくら」した炊きあがりが特徴です。操作がシンプルなモデルから、自動で火加減を調整する高性能タイプまで幅広く展開されており、5升（約50合）以上炊ける大型タイプもあります。
電気炊飯器
電気炊飯器は、ガス栓が不要でコンセントさえあれば、どこでも使える利便性の高さが特徴です。
ガスと比較して火力は劣るものの、安全性が高く、設置場所の自由度が広いため、社員食堂、学校、病院、福祉施設などでよく利用されています。
全自動で炊飯から保温まで行えるモデルも多く、人手が限られる現場で活躍しています。また、炊飯中に火の管理が不要なため、オペレーションの負担も軽減されるでしょう。
IH式炊飯器
IH（電磁誘導加熱）式は、釜全体を均一に加熱できるため、炊きムラが少なく、米の芯までしっかり火が通るのが特徴です。
ガスと電気の中間的な存在として、味と使いやすさを両立させたい飲食店に人気があります。
操作性も高く、炊きあがりの食感を細かく調整できるモデルも多いため、高級和食店や、こだわりのあるレストランで選ばれることが増えています。
スチーム炊飯器
スチーム炊飯器は、水蒸気を利用してご飯を炊き上げる仕組みで、大量炊飯を効率よく行いたい現場に適しています。
病院や給食センター、大規模調理施設などで使用されることが多く、一度に数十人分のご飯を均一に炊ける点が強みです。
スチームを使うことで、乾燥を防ぎ、保温中もご飯の品質を保ちやすいのが利点です。
このように、業務用炊飯器にはそれぞれの現場の要件に応じた特徴があり、使用環境や提供する料理のスタイルに合わせて最適な機種を選ぶことが重要です。
おすすめ業務用炊飯器3選！
業務用炊飯器を選ぶ際は、炊飯量、使いやすさ、炊きあがりの品質。そして、メンテナンス性などが重要なポイントです。
ここでは、多くの飲食店や施設で高い評価を得ている、おすすめの業務用炊飯器について紹介していきます。
主に以下の炊飯器があげられます。
タイガー 業務用電子ジャー炊飯器（JNO-A360）
タイガー魔法瓶が提供するこの電気炊飯器は、約2升（3.6リットル）まで炊飯可能で、中規模の飲食店や社員食堂などに最適です。
IHではないものの、熱伝導に優れた厚釜を採用しており、芯までふっくら炊き上がります。
また、炊きあがったご飯を自動的に保温でき、長時間の提供でも味を損なわずキープできます。
電源があればどこでも使える利便性もあり、取り扱いもシンプルです。
リンナイ ガス炊飯器（RR-50S1）
リンナイの「RR-50S1」は、約5升（約50合）まで対応可能な大型ガス炊飯器で、回転率の高い飲食店や弁当店に特に人気です。
ガスならではの、強力な加熱性能により、短時間で香り豊かで「ふっくら」としたご飯が炊き上がります。
自動点火や保温機能もついており、操作も簡単です。炊きあがりの安定性とスピードを重視する現場に最適な一台です。
パロマ ガス全自動炊飯器（PR-4200S）
パロマのPR-4200Sは、4升までの炊飯が可能な全自動タイプのガス炊飯器です。
お米と水を入れてボタンを押すだけで、洗米から炊きあがりまで一貫して管理できる高性能機種です。
火加減や、蒸らし時間も自動制御されており、スタッフの技術に頼らず毎回安定した炊きあがりが得られるのが魅力です。
飲食店だけでなく、大量炊飯を必要とする施設でも重宝されています。
（これらの業務用炊飯器は、テンポスフードメディア独自の視点で分析し作成しました。）
これら機種は、それぞれ電気式・ガス式・全自動タイプと特性が異なるため、店舗の規模や調理環境、オペレーション体制に合わせて選ぶことがポイントです。
おいしいご飯を安定して提供するには、適切な炊飯器選びが欠かせません。
飲食店に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、飲食店に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介！
しゃもじ 36cm
電子炊飯ジャー 2升炊 3.6リットル
まとめ
今回は、美味しく炊ける！おすすめ業務用炊飯器について紹介してきました。
炊飯器の発祥は古く、1955年に世界初の電気炊飯器が東芝によって発明されました。
業務用炊飯器には、主に「ガス炊飯器」「電気炊飯器」「IH式炊飯器」「スチーム炊飯器」などの種類があり、規模によって選択できます。
飲食店では、おいしいご飯が求められるため、適切な炊飯器を選択し、おいしいご飯をお客様に提供しましょう。
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